国の文化審議会国語分科会のローマ字小委員会が(R7.6.20)に「改定ローマ字のつづり方(素案)」をだしました。
そこに『「ヘボン式」とするのは、江戸末期から明治のはじめにかけてJ.C.ヘボン氏 (James Curtis Hepburn)によって整理されたローマ字の表記に基づいたつづり方の 全般をいうものである』と説明されています。
当時の人々は「Hepburn」を、聞こえたとおりにカタカナで「ヘボン」としたわけです。映画「ローマの休日」で主演俳優だったあのオードリー・ヘップバーンの名前と同じです。
明治時代のカタカナ英語は現在でも有効で、水がほしくてwaterと発音しても通じなくて、ワラのほうが一発で通じたというのは飛行機の中で実際に見聞きしたことであります。
亀屋も有名なお笑いの種で、こちらは come here のこと。
で、この素案が採用されると現在の訓令式からより英語の発音により近いヘボン式になるということになります。
ローマ字表記がヘボン式になることよりも、ウィキペディアなどで彼の生涯を読むほうが、よほどおもしろく「へぇ〜」を十回以上連発することうけあいであります。
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