下段、白抜き文字の「ひがうとクスマ」は左から、日本語は縦書き右から左へ読むのが基本ですが、これは一行一文字と考えれば納得できる読み方になります。
中段、帯の部分。これは現在と同じですが、ルビが独特です。現在なら上か下に横書きで振りますが、一文字ごと右側に縦書きで振っています。
上段、吹き出し部分。縦書きですが、現在なら右から左へでしょう。しかし逆です。
社内の男性は二人とも、帽子にマント姿です。大正時代はこれが普通でした。
ジジイの母方のおじいさんは外出するときはこの姿に下駄もしくは雪駄でした。
土間続きの居間で「ウガヒ」をしている奥様は、このあとどこに出すのでしょうか。
洗面所はあるに違いありませんが、ここにはありません。
よく見ると、奥様の前の障子の桟あたりに何やらビールジョッキのようなものが、痰壺(たんつぼ)かもしれません。まさか、左にある角火鉢の中にするはずはないとおもいますけど・・・
じっくりながめると、興味深いものだな。
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