2019年3月31日日曜日

審判が点数をつけて勝敗を決める

 アイススケートで自己最高点だったが優勝を逃したとの記事を見ました。
氷上で快速に滑走しクルクル廻り踊る。
気持ちが良いだろうなとはおもいます。
でも、それを見て点数を付け、競う競技は大嫌いです。

 しかし、同じ氷上でもコンマ何秒を競うスピードスケートは大好きです。
審判の点数付けが無いからです。

 審判の点数付けによって勝敗を決める競技はすべて嫌いです。
そういった競技はなくなればよいとおもいます。
ショウで行えば良いことです。

 来年の東京オリンピックでもそういった競技がたくさんあることがとても残念です。
走って泳いで滑って秒を競い、跳んで投げて距離を争う。
球を打ち合い蹴り合って、点数をとりあう。
技を掛け合い、お互い殴り合い、相手を倒す。

 これらの種目だけで十分だとおもいます。

2019年3月30日土曜日

5年前の4月

 2014年の4月です。
先日図書館で、図書カードは5年毎に更新するので何か身分証明書など確認できるものをと求められました。この件はすぐに窓口で済み、5年前のことをおもいだしました。

 5年前、仕事を3月末日で退職し、その日に役所へ行き、健康保険証を切り替えました。
同日、車屋さんにでかけ、購入契約しました。
そして、もう一つが図書館で図書カードを作ることでした。

 これらの事柄は、退職したらすぐに行うと決めていた3ツのことでした。
しかし、同年7月に熱中症が引き金になったのでしょうか、発作性心房細動の病になってしまいました。

 新車であちこちドライブやスキーにとおもっていたのに、病院通いとなり、
好きな本を好きなだけ読むぞとおもっていたのに、発作が起きると読書どころではなくなり、
役にたったのは、健康保険証だけ。

 さらに、退職後は不要な保険はすべて解約してしまい、そのまま医療保険に入っていれば
医療費や手術費用も保険でまかなえたのにと散々でした。

 さて、現在。
病気は毎日薬を服薬し、なんとか日常生活に復帰している感じです。
期外収縮で胸がつまることはありますが、これくらいは仕方がありません。
ひどかった頻脈は今のところ、収まっている。

 そして、これから。
うーん・・・、わからんね。


2019年3月29日金曜日

日本の国際捕鯨委員会脱退について

 昨年2018年12月26日に日本は国際捕鯨委員会を脱退した。
ちょうど3ヶ月前になる。

 この報道を聞いたとき、一番始めに頭に浮かんだのは
松岡洋右が国際連盟の演壇で大演説を行い、脱退を宣言した姿だった。
日本はその後、戦争へと邁進することになる。

 小学校の児童会のようなことを言うのだが、
誰も援護してくれる人も仲間もいないからと言って、脱退してはオシマイ。
負けを認めることになってしまうではないか。

 たくさんの経緯と長年の鬱憤があるのは、承知している。
戦後、何もかも失い、食料を求めて国外の外洋に出陣した最初の船団は捕鯨船だった。
日本の捕鯨に関する事柄は、すべての面でよくやっているとおもう。

 何を食って生きてゆくかは国によって異なる。
お前たちこそ哺乳類の牛や豚や羊を食っているではないかと言ったって、何も始まらぬ。
文化の差異を理解してもらうには、しつこく諦めることなく説明説得してゆくしかない。
それ以外の腕力によるシーシェパードのような野蛮な方法や、交渉を断つなどしてはならぬのだ。

 根気よく理解を求める。
愚直に何代にもわたって手を変え品を変え説得するしか方法はない。



2019年3月28日木曜日

菜食主義者

 先日、TVで過激な菜食主義者が精肉店に落書きしている報道を見た。
ベジタリアンは馴染みのある言葉だが、最近はビーガンというのもあるらしい。
要は菜食主義者にいろいろな流派があるということだ。

 別段、それぞれがおのれの主義主張信条に従って口に入れるものを選択して生きるということなので、なんら問題はない。
 先のTVの愚かな過激菜食主義者は、哺乳類を殺傷して口に入れるとはけしからんと、自分たちの主義と異なるお店を攻撃していたわけだ。標的なった精肉店主は、個人が選択して購入すれば良いだけのことだと、憤懣やるかたない様子であった。

 日本でも古くから精進料理があり、伝統として根付いている。一方で日本人は古くから獣類を食ってきた。ただおおっぴらに商売にしなかったということだけのことだ。いろいろなものを食って生きていた人たちは共存していた。

 自分の主義信条のため、生きるために口に入れるものを選択するときの基本は、そのようにするならばそれは自分個人でそのような食物を用意し料理しなければならぬ。
その行為があってこその主義信条ではないか。

 食べ物に個人の信条をからめるならば、やはりそれらのことはその個人が食材を調達し調理してほしい。

 2020年東京オリンピックではたくさんの異なった主義信条をもった人々がやって来る。
日本は彼らにあった食べ物を準備しこの商機を逃すまいとしているらしい。

 すでに日本だけではなくほとんどの都市には菜食主義者専用の食堂が当たり前のようでもある。
需要があるから、その機を逃さず供給して儲ける。
構わないが、やはり先に述べた理由で、間違っている。

 主義信条で食事に規制をもうけている人々はそのことが本人の行動を制限してしまうことも承知のはずだ。
 ジジイは偏見で言っているのではない。
そのようにするならば、そうしようとしている本人が調達準備調理をするべきではないかといっているだけである。


2019年3月27日水曜日

宮部みゆき「火車」(かしゃ)を読んだ

 宮部みゆきの江戸時代物にはまり、ここ数年読みふけっている。
最新の本は図書館ではおよそ一年待ちは当たり前なようだ。

 それ以外でもチョコチョコ読んではいる。
そのうちの一冊「火車」を読んだ。

 おもしろい。
あっという間に読み終えた。

 話の中で、弁護士がクレジットカードやサラ金について熱弁をふるう箇所がある。
無論強く同意するところだし、今からでも遅くはないのだからすぐにでも教育機関などで実施してほしい。

 ちょっと話題がそれるが、ジジイが常々、小中高で実施してほしい教育内容に、
それこそ総合学習の中でも良いから、以下の3つがある。
・性教育。避妊、エイズなどの事柄も含む。
・年金制度、国民健康保険について。
・クレジットカードやサラ金。

 これらは、また別なところで投稿します。

 もとに戻る。
著者あとがき(1992年7月吉日)にこんなことが書いてあった。
大阪取材の同行案内人は高村薫さん、
大阪弁の会話についての細かいアドバスは東野圭吾さん、
なんとも豪華な人たちではないか。

 そして、解説(平成九年十二月)は佐高信さんである。


2019年3月26日火曜日

欅の小皿

 ちょっと中途半端な大きさだけど、一枚の板から3ツ作った。



 皿の底部分をいつもとは異なる方法でならしてみた。
ディスグラインダーでなでるようにしたのだが、おもっていたとおり、ゆるい凹凸になった。
ビットの焦げたところはやや強くあてないととれないから、そこはまわりより凹む。

 ただ圧倒的に早く、焦げた部分はとれる。
いつもどおり、スクレーパーやペーパーでコツコツやるのがよさそうだ。


 忘れるといけないので制作途中の画像を残します。
いつもどおり、こんな具合に固定します。



 今回は、治具をちょっと改良して以前より数センチ幅広の板も固定できるようにしました。



 最初に一周をお堀のように目標深さ12mmまで掘った後、右側から左側へと順にすだれのように、ルーターの動きは下から上へ削ってゆきます。ルーターの左側に適当なスペーサーをあてがって正確に安全に削ります。



 不安定になるところは、深さと同じ厚さの板をあてます。今回は12mm。



 ビットの焦げがどうしても出来てしまいます。
ペーパーがけをしてもなかなかとれません。結構深く焦げ付いているのでやっかいです。
今回、そうだあれがあったと、スクイノミ(面裏彫り)を使ったら、きれいに取れました。



 なんでもっと早く気づかなかったんだろう。
それにしても、靴べら用に作ったこの治具は大活躍です。




2019年3月25日月曜日

明け方からヘリコプターが騒がしい

 ジジイの住んでいるところは、山の中の住宅街なのですが、
入間基地や横田基地も近く、横田基地の発着陸の進入路がすぐ上をにあります。

 オスプレイが真上を低空で行き来するときは、
家全体がガタガタと大揺れし、地震よりひどい揺れと大音響であります。

 明け方から、8時過ぎまで、ヘリが騒がしく年度末で基地の出入りが激しくなったかと思っていたのですが、どうやら近所で山火事があったためのようです。

 昨日3月24日、午後0時頃に飯能市平戸の天覚山南東側山林で出火、同日午後6時延焼中との新聞記事がありました。我が家からは直線距離で約3kmのところ。

 夜半になって、消火活動が危険になったため、日が登るとともに防災ヘリが消火活動を再開したのでしょう。

 消防団の皆様も怪我なく無事にであることを願います。


2019年3月24日日曜日

桜満開

 「桜咲く」と投稿してから3日。
満開になった。



 お向かいさんの桜で、失礼を承知で申し訳ないです。
我が家の真正面にあるので、どうしても目に入ってしまいます。
きれいです。

 昨日は、にわか雪が降って、桜に雪。
東北や北海道でなければ見ることの出来ない光景だな。

 しかし、近くの公園には立派な桜の木があるのだが、
蕾は固く閉じたままでした。


2019年3月23日土曜日

箸の書物もう一冊

箸はすごい
柏書房 2016.6
エドワード ワン 著  仙名 紀 訳

 うーん・・・、この本はと少し期待を持って読み始めたが・・・。
やはり、全2冊と同様で、冗長でした。
特に、中国の古典の中にあらわれる箸についての記述が特にかったるい。
読み飛ばしたい、斜め読みでサラッとすすめたい、という欲求に打ち勝って目は通しました。

 この三冊から、要点を抜き出して小冊子にすれば、それなりにまとまった箸についての新書版ができると考えます。わたしが編集者ならそうする。


2019年3月22日金曜日

欅の長い靴べら 完成

 6本が完成した。
欅の白太部分のものがあるが、初めての試み。




 杢のようなちょっと深みのある銀の輝きがきれいだ。



 魚の鱗のようであるともいうな。


 写真でこの感じを取るのは難しい。

 嫌いな人は、このギラギラの感じを気味悪がるとおもう。
まぁ、ひとそれぞれなのでしかたがありません。


2019年3月21日木曜日

桜咲く

 お向かいさんのお宅の桜で申し訳ないのですが、
昨日20日の暖かさで、昨日から一輪一輪、今朝になるともう1分咲きの趣。




 近くの公園には立派な桜があるが、そちらはどんな感じだろう。
散歩がてら見てこよう。


2019年3月20日水曜日

パスポートの何度めかの申請

 初めてパスポートをとったのは、19歳のとき。
デンマークでホームステイをしたり、南下しながら数カ国を観光して帰国したときは20歳になっていた。

 そして大学生の夏休みは毎年、数ヶ月以上、今で言うバックパッカーを欧州でした。
まだ、便利な観光本など一冊もなかった時代のことである。

 ユーレイルパスとトーマス・クックの鉄道時刻表の本一冊を持って、動き回った。
今思うと、それらの貧乏旅行は自分を鍛えてくれた。
金はなくとも時間はあった。


 10年前にパスポートをとった。このときは前の旅券有効期限がうっかりしていて
切れてしまったので、戸籍謄本をとったりとめんどうだった。
それが、今年の8月で切れる。

 外務省のHPであれこれ聞いてくる内容に記入して、さらに現在有効なパスポートの旅券番号を記入し、すべてが終わると、それらが記入された申請用紙をダウンロードすることができるようになっていた。あと必要なのは写真だけとなる。

 ずいぶん便利になったものだ。

 役所へ申請に行った。地元の役所で手続きができるようになったのもありがたい。
しかし、写真はハネられた。
耳の後ろ側にフラッシュの影が少しあるのがいけないのだという。
これぐらいでと、不満たらたらだ。
やむなく、備え付けの身分証明書専用の機械で撮った。
800円もする。
確か10年前は700円だった。

 次は、自身の署名のところが問題があるという。
名前のやや右上部分に、ごく小さい黒い点があるのだという。
係の方は「よく見ても見えないんですけど」と言った。
「見えなければ問題ないではないかと」とはジジイの反論。
ややトゲトゲしくなってしまい、すぐに冷静になる。

 バカバカしいので、このまま申請した。
待つこと、なんでこんなに待たせるんだとチトいらつきながらも、受理された。

 ジジイは800円が悔しい。
クソ!


2019年3月19日火曜日

半纏のつぎあて

 4年前の6月頃だったか、夏以外は羽織っている半纏のメーカーにお願いして
端切れを送っていただいた。



 宮田織物(株)さん、とても丁寧な対応でめんどくさいことなのに、気持ちよく応対してくださり、ありがとうございました。おかげで継ぎ当てをあちこちにして着ることが出来ております。

 4年前に一通り、継ぎ当てはしたのだが、ここにきてまた継ぎをしなければならないところが出てきてしまった。午前中の明るい日差しのもとお針子さんになって頑張った。



 慣れてくるに従い、上手になるものだ。
こういう仕事は好きだな。



 これでまた、しばらく着ることができる。
うれしい。


2019年3月18日月曜日

手袋のつぎあて

 穴が大きく空いてしまい、なにか適当な生地でふさごうとはおもっていたのだが
その生地が見つからずに、穴は大きくなる一方だった。



 そうだと、気づいて靴下の上半分を切った残り生地に目をつけた。
これなら伸縮性もある。
見てくれはどうでもよい。
穴が塞がればよい。



 こんな小学生の家庭科でやる運針以下でも結果は上々、目的は果たした。
ジジイはホントはもっと針仕事上手です。

 この後の投稿の半纏編を御覧ください。


2019年3月17日日曜日

欅の靴べら つづき

 昨日もまた1本仕上げた。
素直な良い欅です。
鉋だけでほぼ仕上げた。
ペーパーがけは、凹部分と全体に軽くかけただけ。

 240番で十分なめらかなので、あとはオイルを塗って布でゴシゴシして完成だけど、
塗ると、まずいところが必ずあるので、そこをそおーっとヤスリがけしてオイル塗ってを繰り返して完成です。



 先端が丸く見えませんが、画像の角度のためです。





 残り2本になった。
今日もやるか。




2019年3月16日土曜日

クアルコムのNXP買収失敗と中国

 中国の独占禁止法に引っかかったのが原因らしい。

 なんか変だよ。
一党独裁、共産党思想ひとつの独占なのに。

 政治は独占、経済は独占禁止。
一国二制度じゃあるまいし。


2019年3月15日金曜日

欅の靴べら

 欅の靴べらは久しぶり。
性懲りもなく、せっせと鉋で削っております。
とりあえず、2本削り終わった。




 1本は両脇を曲線にせずに、そのままにしてみた。
なんかゴツい。
きれいな欅だったので、そのままにして削ってみた。
こんなのが好きな人がいるかもしれないけど、ちょっと重いな。

 もう1本は、形は従来どおり。
しかし、ほとんどが白太部分。
銀色に輝き、木目も美しい。強度的にも何の問題もない。



 欅の白太部分を嫌う人もいるが、ほとんどの白太は普通の赤み部分と強度的にも何の問題もない。
確かに虫に食われる部分は白太が多いが、赤みも食われるときには食われる。
白太では小さい穴が多いが、赤みのときには蟻の巣のように大胆な虫の通り道ができる。

 この赤身の虫食い材で額縁を作ろうと思ったのだが、残念、捨ててしまっていた。
この額で飾るのは、虫の写真や絵がよい。
おしゃれではないか。



2019年3月14日木曜日

早くも桜の芽が色づき始めました

今日は3月14日。10週間ぶりの定期検診日。

 お向かいさんの桜の木が、この2,3日の暖かさで早くも色づき始めました。



 今月の25日が開花予想日らしいですが、早まりそう。



2019年3月13日水曜日

楓(かえで)で靴べら制作 その14

 楓の靴べらづくり、楽しみました。
以前の投稿で、小さいのや中っくらいのたくさんできました。

 約80cmのも何本かできました。




 残念ながら、割れというか、松の脂ツボみたいな、楓ではメープルシロップの空洞になるのでしょうか、それが2本にありました。

 いつもの癖で、同じ材の削りカスと接着剤で充填剤として隙間を埋めました。
しかしです、このくらいの幅の隙間or空洞なら、鉋で削った薄いのをはめ込んだほうがよかったと気づきました。まっ、次からはそのようにしてみましょう。

 楓の靴べら編 おしまい。





2019年3月12日火曜日

箸に関する書物

箸の文化史世界の箸・日本の箸 新装版
御茶の水書房 1998.8
一色 八郎 著

箸ものと人間の文化史 102
法政大学出版局 2001.11
向井 由紀子 著

 もう一冊あるのだが、それは後ほど。

 一色氏のは可もなく不可もなくだったな。カラー写真も多用しているのだが、ただそれだけ。
全体に平板な編集で、おもしろみに欠ける。
おすすめしません。

 向井氏のは、あれもこれもとてんこ盛り感がぬぐえないが、幅広く強弱をつけ興味のあるところだけを拾い読みしても面白い。参考文献の量がすごい。
こちらは、おすすめできる。


 今回学んだことを箇条書きにしてみる。
・和食の食事作法としは右ききが前提になっていること。

・主食の米類は左、汁物は右になっている理由がジジイのこの歳になってようやく納得した。
米の茶碗をとるときに右側の味噌汁などが箸にぶつかってこぼしそうになる。どうしてこんな不合理な位置に置く約束事になっているのかわからずじまいだった。
 食事はの主役はあくまでも米であるというのがひとつの前提で、それを左手で取るためには左側になければならぬのだった。最初にその茶碗をとり、次に右手で箸を取り上げ茶碗を持っている左手の指先あたりで箸が使えるように持ち替える。これが一連の流れとなる。箸は茶碗と汁物の前側にあるので箸の右側が味噌汁などとぶつかる心配はない。

・箸の持ち方を「正しい持ち方」という表現を避けている。「伝統的な持ち方」としている。
持ち方が美しいかそうではないかは別として、これは何らかの配慮をしているから表現に気を使ったというのではなく、たくさんの持ち方を科学的に分析して比較検討した結果による。従来の「正しい持ち方」が必ずしも目立って優れた結果を示さなかったからだ。手のひら周辺に電極をめぐらし筋電位の変化を調べている。いわゆる「正しい持ち方」は手に余計な緊張をかけていることが判明した。

・箸文化圏である日本だけに匙が食事の席に広まらなかった。これも興味深い。



 これはこの本とは無関係なことだが、借りた本はどこかで水を浴びたらしくゴワゴワであった。
学生のときに、弁当箱と一緒に入れた辞書が漏れ出た汁で汚れゴワゴワになってしまったことがあった。我慢してしばらく使うのだが、悔しいかな使い物にはならなかった。
 この本も同じで頁がめくれぬのだ。読みづらいことこの上ない。日本の科学技術をもってもとのように復活させることはできぬものか。書籍類の保存補修修繕専門の人たち、挑戦してください。

2019年3月11日月曜日

東北震災8年目と原発

 今日で8年目。あの日のことは勿論忘れない。一生忘れられない。

 こんな言い方をするとヒンシュクを買うだろうことは承知で書かせてもらうと
大地震や津波だけだったら、辛いことには変わりがないが復興はもっと希望を持ちながら立ち向かえることができたとおもう。

 原発の放射能汚染とその後の廃棄処理。
あれだけのことがっても原発廃止に結びつかない。
よくもまぁ、アンダーコントロールだと世界に向けて言えたものだ。

 いろいろな仕組みや制度、医療や技術など科学は失敗を糧に発展してきているのは明白なことなのに、今回のこの失敗を顧みないのはどういうことなのか。

 原子力を廃止にして電力不足や社会経済が滞ったとしたって、放射能で汚染されて生活ができなくなるよりは余程ましではないか。

 わたしはもうジジイなのでどうでもようのだが、
子や孫にどう申し開きをするのだ。
せめて穏やかに死を迎えたいと願っているのだが、これでは死んでも死にきれん。


2019年3月10日日曜日

電動カンナを買った

 今までは、手押しカンナや自動カンナを気軽にお願いできるお店が近所にあったのだが、ご店主が昨年12月下旬に急死されてしまいました。
知ったのは今年の1月になってからでしたが、驚くとともに呆然、
お悔やみを申し上げにお店に伺いました。

 そんな事情もあって、自分で簡単に鉋がけを行わなくてはならなくなりました。
もっと幅広のを買ってもよかったのですが、とりあえずはこれで。



 すごい量の削りかすがでますので、こんな袋ではすぐに一杯になってしまいます。
アダプターが必要なことには変わりがないので、HCでウロウロして
これを見つけました。



 これでつくことはつくのですが、


袋が不安定なので塩ビパイプで補強。



 部屋で使う時もこれで集塵機に接続できます。



 ついでウロウロして、一枚刃平鉋が800円弱で売っていて、
さらにこの鉋台が板目でしたので、衝動買い。



 ここのところ、というか以前からでしたが、南京鉋を作ろうと思っていたのです。
適当な刃が見つからなくて、市販の鉋の刃を使おうと物色してました。

 この刃では少し大きすぎる感じ。



2019年3月9日土曜日

楓(かえで)で靴べら制作 その13

 鉋刃3枚と包丁を研いだら、指先真っ黒で洗っても落ちない。
でも切れ味は復活した。

 長い楓の靴べらに取り掛かる。
両脇のゆるい曲線部分を落としたら、一番手前のど真ん中に割れが、



 あ~れ~、また内部割れが、外見はなんともなかったのに・・・。
アップすると、



 でもひねっても、かなりな力を加えてもビクともしないので、加工した。
割れの隙間は、白ボンドに切粉を練り混ぜて埋めました。
見た目はいくらかマシになったか。



 大丈夫だとはおもうんだけどな。


2019年3月8日金曜日

楓(かえで)で靴べら制作 その12

 60cm2本と40cm1本が完成した。




 凹面を除き、ほとんど鉋仕上げ。曲線の微妙なところはヤスリ。
なので水拭きしても、ほとんど毛羽立たない。

 オイルを塗って完成。

 昨日は樫80cm2本を仕上げた。
さすがに硬い。
また杢が入っているのでシャリシャリ・ガリガリと刃が傷む。

 今日はこれから鉋の刃を研ぐ。



2019年3月7日木曜日

楓(かえで)で靴べら制作 その11

 短い靴べらが完成しました。
今までと同じデザインのもの。
木皮部分のところの新しい形。
新幹線型ALFA-Xもできたし。



 一番長いのは、80cm。
はじめての楓材試作品。
材は鉋のかかりがよく、優しい肌触り、メープルシロップのほのかな香り、しなやかで丈夫でつややか、しかしちょっと柔らかくて傷がつきやすい。

 この材だけだったのか、内部割れが目立ちました。
この内部割れって、もしかしたら樹液の溜の跡なのでしょうか。
松ならヤニつぼみたいなのがありますから。

 ツートンの感じもよい。
何本かは、スポルテッドが入ってました。



 続けて60cm程度のものにかかります。

つづく


2019年3月6日水曜日

楓(かえで)で靴べら制作 その10

 80cmの長い靴べらは後回しになってますが、
前部の凹部分だけは、削り済みです。



 右から5本は欅、続いて2本が樫、残り長短含めて6本が楓。
楓の短い3本を現在加工中。
鉋のかかりがよくて気持ちが良い。

 ところで、凹部分の削りは専用のビットで行っています。
ところが中心線部分に傷が必ず残るのです。
この傷を取るのに、専用のスクレーパーでやってみたり、凹面と同じアールの凸面の治具(下の画像の右側)に紙やすりをあてて削ったり、凸面の鉋を使ってみたり、その他いろいろやってきました。
しかし、どれも大同小異、大変なのでした。

 それが昨日、ふっと気づいてこんなのを作ってみました。



 直径は19mmなので、r9.5になるのかな。これにペーパーをあてて、
傷ついたあたりをゴシゴシすると、これが落ちる落ちる。
今までで一番簡単で早い。

 ここまでの試行錯誤に5年かかりました。
なんか急がば回れそのものだな。


2019年3月5日火曜日

楓(かえで)で靴べら制作 その9

 短い靴べらの数本が偶然だが、
新幹線の試験車両(E956 形式、愛称名 ALFA-X)に似ていることに気づいた。

靴べら



新幹線







 なんか急に、新幹線に似せて削りたくなってきた。
太さも長さも靴べらにぴったし。
樫でツルツルの感触があいそうだ。
カモノハシのクチバシ?にもそっくりだが、まぁいいや。

 できたら、JRに売り込むか。

2019年3月4日月曜日

楓(かえで)で靴べら制作 その8

 楓の材質になれるため、またなんとなく小さい靴べらを始めにつくりたくもありで
あれこれ削り出しました。

 まずは、両側を落としました。
小さい材なのでバンドソーの刃と指が近いです。
気をつけます。



 下部にあるのは落としたものですが、匙やへらに使えそうなものをケチ根性でとっておきます。
この画像の小さいもの2つをアップすると、



 凹部分を削るのは簡単に済むのですが、まわりのカンナがけは一苦労です。
こんな工夫をしています。
こんなものでも十分に挟み込めるのです。



 で、ひとまず出来上がったのが左の2つ。



 穴を開けて紐をつけなければ、すぐになくしてしまうな。



2019年3月3日日曜日

楓(かえで)で靴べら制作 その7

 うーん・・・、また切ってしまいました。
いくらか使ったあとの刃をつけたのがいけなかったのでしょうか。
ほとんど負荷らしい負荷もないような簡単な箇所のところでバシッ。

 新品に取り替えました。残り刃は2本と相成りました。
それでも「岩崎目立加工所」さんのこのバンドソーの替刃は大助かりです。

 さて、この画像の、樹皮のところからもとれるだけ木取りをすることにしました。



 とれるものです。
こんなにとれました。
凹加工しました。



 おっ、中にはスポルテッドという模様が入っているものが混じってました。



 凹加工は小さいものでも安全に確実に簡単に固定できます。



 変形していてもがっしりと固定できます。



 次はこれらの両側を緩い曲線で切ります。

つづく