2016年10月31日月曜日

ローズマリー切りすぎて枯らしてしまった

 ひと月前くらいに、玄関前のローズマリーがボウボウになってしまったので
あれこれ考えずに切った。

 株は2本あったのだが、そのうちの1本の葉をすべて切り落としてしまったことに、先日気がついた。
枝を揺すってみると、ポキっと折れた。
どうやら枯らしてしまったようだ。
9年前に植えたから、根元は結構太くなっている。



 切るときに、もっと注意深くすればよかったが、後の祭りだ。
ここまで育ってくれたのに、ローズマリーに申し訳ない。
がっかり。
残ったもう1本を大切にしてゆくしかないか。


2016年10月29日土曜日

バネ制作手順 SketchUp8 For Mac

 以前ネジの作成で、SketchUp8の操作手順はマスターしたつもりだったが、
久しぶりにやってみると、すっかり忘れていた。
ネットでは、エッとおもうくらい簡単鮮やかにする方法がアップされているが、
どうもそれらの操作は鮮やかさに反して記憶には残らない。
もっと泥臭いゴテゴテの操作のほうが長く記憶に残るような気がする。

 また、プラグインを使うという方法もある。
しかしこれに頼っていては、いつまでも初心者のままなので、
メニューからコマンドを選択して、コツコツ操作を記録しておこうと考えた。
とりあえずは、作成しやすいように100倍の大きさで作る。

1 円弧で半径350mmの半円を、中心を原点に描く



1_1 「線」で緑軸上に175mmの線分をつくる

1_2 「円弧」で今作った線分の右側端点から350mm反対側の緑軸から、赤軸方向に半円をつくる

2 円弧の端を線分で結び、半円面をつくる



3 半円面の一方の端点に垂直に面をつくる



4 その端点を中心に赤を回転軸に15度回転させる



4_1 半円面とそれに垂直な面の交点に、「回転」の分度器の中心をあて、15度と入力

5 三角面を削除



6 15度傾いた半円面



7 半円面の直径線分を削除する



8 円弧だけになる



9 円弧を原点を中心に180度回転したものをコピーする



9_1 円弧を選択状態にし、「回転」の分度器を原点に、

9_2 optionキーを押しながらコピーしたものを180度の位置につくる

10 コピーしたものとオリジナルの円弧の端点同士を結ぶ




11 それを7つコピーする



11_1 全選択状態(青色の螺旋)にする

11_2 「移動」を選び、optionキーを押しながら、二つの螺旋を接続し、
    続けて「*7」と入力して八巻分の螺旋をつくる

12 円弧の一番下の端の端点から赤軸の左方向に20mm(適当な長さ)の線分を伸ばし、
その端点を通り、引いた線分に垂直面をつくる



13 その面上に、端点を中心とし半径50mmの円を描く



14 円を描くために作った基準面を削除



15 赤軸に垂直な円ができた



16 8段の螺旋を選択状態にして、15でつくった円で「フォローミー」操作をする



17 バネが完成した(必要ならバネの中の螺旋は削除)



 めでたしめでたし
ふぅー




2016年10月28日金曜日

米ヒバの年輪

 我が家は和洋折衷で、カーテンはなくその代わりが障子です。
すべて米ヒバで注文しました。
大工さんにお願いして端材はすべていただきました。

 その米ヒバの年輪を調べてみたことがあります。
驚きました。
この画像の部材は、障子枠の上の部分ですが、290年をこえる年輪が確認できます。
ということは、かるく300年以上の木だったはずです。




 数えるとき、直接木の断面を十年ごとにまち針で印をつけて数えてましたが、
力尽きました。
断面をスキャナーで読み込み、画像を拡大して数えれば目も疲れないし、数え間違いもなく
正確に行うことができるのに、気づくのが遅すぎました。

 いろいろな超能力をもった人がいるようですが、
「木と語る人」はいまだお目にかかったことはありません。
夢の中でもいいから、「ヒバの精」が現れて、
夜な夜な300年以上の風雪を忍び、楽しんだ「木生」を語って欲しい。
毎晩、おやすみなさいの後に、「ヒバの精」にお願いすることにします。



2016年10月27日木曜日

小さなバネをつくった

 小さなバネが必要になってHCへ行った。
長さが3cm、直径が8mm、鋼の太さが0.65mmの値段がひとつ120円もする。
高い。
いろいろな種類の大きさのバネが売っているのだが、みな高い。
今までバネは買ったことがなく、こんなにするのだと初めて知った。

 ピアノ線を買って自分で作ることにした。
鋼の太さ0.7mm、長さ16mで210円だ。
これなら納得。

 画像のように固定して、5mmの丸棒に巻きつけた。
それから必要な長さに引っ張って、完成。
これくらいの弾力で太さ長さともにグッド。



 本当は、これを焼入れしなければいけないのだけど、
このままで、きっと大丈夫なはず。
最初に手にした製品のバネは何であんなに高かったのだろう。



2016年10月26日水曜日

セルヴァティカがきれいだ

 何度か同じ話題を繰り返してしまっている。



 この黄色い小粒の花、可憐できれいだ。
日が陰ると、そっと閉じる。
もうそのまま枯れてしまうのでは心配させるが、
陽を浴びるといっせいにご機嫌になり、蜂たちとおしゃべりしている。

 食べるために植えたのだが、目を楽しませくれる方が多くなってしまった。
若芽は胡麻風味でツンとした香りがいい。
少し苦味があるが、サラダや目玉焼きとその苦味が程よくあう。

 手入れはほとんどせず、もちろん無農薬。
花が咲き終わったら、7分刈りに丸坊主にするくらいか。
数年前の記録的な大雪でも、なんともなかった。
丈夫なやつだ。



2016年10月25日火曜日

地元産「金胡麻」を食べる

 胡麻の自給率はなんと0.1%なのだそうだ。
こちらに居を構え、最初に買った地元産物はこの胡麻だった。
あっ、違った、二番目でした。
一番目は日本酒です。

 勿論、食べる前は自分で煎るのだが、そのときの香ばしいことといったらない。
部屋中にただよう。
煎った後は、紙に広げて熱をとる。
専用瓶に入れて、食べるときにゴリゴリつぶす。
白いご飯に塩と一緒にたっぷりかけてもよいし、素麺にふりかけても旨い。
白和えもうまいし、きんぴら・煮物・サラダなどなんでもあう。

 画像の一袋の半分ぐらいは一回の食事ですぐになくなってしまう。



値段はやや高めだが、その価値は充分にあり、むしろお得感がある。
左側の5袋は100歳まであと数年の母へのおみやげだ。
この胡麻が長生きの秘訣かもしれない。


2016年10月24日月曜日

埼玉県日高市横手台グランド完成 つづき

 秋晴れの日曜日のお昼前、今日はグランド一周を歩いた。
一周500mとちゃんと表示されてました。



 グランド東側付近の植樹は、ちょっと驚きました。
ケヤキ・コナラ・イヌシデ・コブシ・エゴノキ・ヤマザクラなど広葉樹です。
成長するのに30,40年かかるとおもいます。

 北側と西側はソメイヨシノでした。
来春から早速、開花することでしょう。





 北側には非常階段なのでしょう。
やや急ではありますが、必要なものです。



西側にも階段がありましたが、階下はフェンスで行き止まり。



 ソフトボール場は二面とも、おじさんチームが熱闘を繰り広げていました。


2016年10月23日日曜日

リゾートトラスト エクシブ山中湖 に泊まっておもったこと

 ここは何度かお世話になっています。
2年と数カ月ぶりに再び、来ることができるようになりました。
二度の心臓手術とリハビリ、体は以前のように戻ることはありませんが
体調の様子を見て、これくらいの外出ができるようになりました。

 情けないことに病を得てから、ホテルの施設など見る視点が変わったのが自分でもわかります。
働いていたときには、職場の研修で車椅子に乗ったりその補助をしたりと、
学んできたつもりでした。
しかし、自分の体がおもうようにならないことが起きると切実になります。
私の場合は、見た目は丈夫そうで人一倍健康に見えるかもしれませんが、
不整脈が起きると、途端にヨレヨレハァハァ状態になってしまうのです。
あれほど丈夫だった足腰も、自宅そばのバス停まで歩くのもおぼつかない時がありました。
で今回はまぁ、大丈夫だろうということで出かけたわけです。

 今回気づいたことです。

1.露天風呂に入りました。

 あぁまた来ることができて、こうして露天風呂に手足を伸ばして入ることができる。
うれしかったです。
しかし、来る前から、露天風呂に行くためには階段の昇り降りがあり、短い階段なのですが心配でした。
下りはともかく、上りの階段はまだ不安があるのです。
今回気づいたのですが、その階段はプール建物の脇にあり、そこの部分だけ階段をなんとかすれば
バリアフリーで露天風呂に行けるのです。
プールの階段側窓を改造して連絡通路にして、本館とつなげればと素人考えを巡らせます。
しかし、サンクチュアリビラの建物と本館が別棟になってる関係からバリアフリーで行くことはできないのでしょうね。
 でも、そこをなんとかするのが会社の役目だとおもいます。


2.木の車椅子を使用している宿泊客の方とご一緒しました。

 部分的に木を使っているだけでも車椅子全体が優しく感じました。
その方たちから、ロビーに車椅子で行くにはどうしたらよいかとエレベターの前で聞かれたんです。
ロビーは2階と3階の間にあるために、どうしても階段を7,8段上るか下るかしないといけない構造なんです。
私自身まだ階段の昇り降りの不安がありますから、気になっていましたし、
病気になる前に何度か泊まっているときにも、不便だなと感じていたところです。
バリアフリーの状態で車椅子でロビーへゆく方法が通路にしめされていないのです。
表示されていたらごめんなさい。
すぐに目につくようにはなってなかったのかもしれません。
その方たちは、エレベーター前にある電話できかれていました。
緊急事態や非常の際は車椅子での移動が懸念されます。
 
 東京駅にわずか数段のエレベーターがあります。
以前はこんな無駄をしてと、脇を通るたびにながめてましたが、わたしが間違っていたことは確実です。
数段の階段や、小さな段差を乗り越えられない人たちや不安で外に出れない人たちの気持ちが
よくやくわかり、心底いままでの自分が情けなくおもうこと痛切の至りです。

 ホテル関係者は、そのようなときは遠慮せずに一声かけてくださいと言うかもしれません。
しかし、からだに不安があったり不自由なひとは、
ひとさまに迷惑をかけたくないと気持ちが人一倍強くなってしまうものなのです。
普通の人にはなんでもない小さな段差を自分だけの力で乗り越えることができたときの喜び、
これが積み重なって、日々の生活を過ごすことができるようになっていくのです。

 立派な玄関を入って、右側に車椅子が置いてありました。
ラウンジ入り口には、後付の車椅子が出入りできるように傾斜板がつけられています。
さらに一層、その車椅子でホテル内どこでも、外の庭園なども、
また露天風呂にでも行けるようになればとおもいます。
今流行のWiFiなどいりません。
ホテル内従業員一同くまなく車椅子で動き回ってみてください。
または、片足の膝を固定して杖で階段を昇り降りしてみてくだい。
どれだけ、館内を動き回れるでしょうか。

3.畳の段差が危険です。
 
 画像を見ないとわかりにくです。
これも以前はさほど気にしていなかったことなんですが、今回はけつまずくのではと注意しました。
夜中にトイレに行くとき、突っかかって痛いおもいか、ころんでいる人がいるのでは。
実際その角は、傷だらけでした。



こんな風に出っ張っている部分をカットすれば安心です。



4.部屋がかなりタバコ臭かったです。

 禁煙部屋ではなかったので、当たり前なのかもしれません。
部屋に入ったら、目がチカチカするくらいタバコくさい。
すぐに部屋を変えてもらおうかとおもったけど、直に慣れるかなとおもいそのまま。
部屋を出入りして、戻るたびに鼻にツンとくる。
翌朝から、部屋にいるときは窓を全開にしてました。
次回は必ず禁煙部屋か、タバコの臭いがしたらすぐに部屋替えをお願いすることにします。
部屋がタバコくさいかどうか、アルコールの呼気検査器具があるくらいだから、ニコチンやタバコ臭気検査器具ぐらいあるんじゃないのかなぁ。
あの部屋は、壁紙から家具やランプフードから何から何までタバコで燻されているので、どんな匂い消しをしてもだめだとおもいます。
今の時代、何も言わなかったら、禁煙部屋が普通とおもいこんでいたのがミスでした。
タバコの臭いは強烈なので、どこのホテルも禁煙フロアーがあるくらいなのにねぇ。
それにしても、臭かった。


 朝方、空は秋晴れで、山中湖畔上空は深い霧。
お日様が昇ってくると、霧に虹みたいなリングができてました。



 霧がはれるとスッキリ。
快晴の中の富士山と山中湖、秋だなぁ。



 こんな絶好のお天気。出かけなくっちゃ。
近くのパノラマ台からの眺め。



 よかったなぁ。
またお世話になります。



2016年10月22日土曜日

西瓜のお使い その2

 母に、残った半分の西瓜を渡した。
母に聞かれる前に、自分から事の成り行きを説明した。
母は、間抜けだねぇとボクのことを叱った。
バカだねぇのほうがボクはよかった。
間抜けと言われ、普段それほど母から叱られてもあまりこたえないボクは凹んだ。
バカは心の網を通りすぎるが、マヌケはネトつきからみつく。
マヌケはイヤだ。

 今度は母と一緒に、裏の八百屋へ行った。
途中、道端にさっきボクが食ったばかりの食い散らかした西瓜が
まだ食べようと思えば食えそうな赤いところがたくさんついてころがっていた。
母が独り言のように何か言っている・・・
道端で落とした西瓜を立ち食いして、こんなに食い散らかしたままにして、
恥ずかしい、穴があったら入りたいよ、マヌケなことをしてくれたもんだ。
マ ヌ ケ 、なんて心に突き刺さる言葉なんだ。
マヌケはイヤだ。

 八百屋の亭主と母はでかい声で話していた。
この子ったら、お使いで頼んだ西瓜をね、途中でころんで西瓜を割っちゃってさ
半分道端で立ち食いしちゃったんだって。ハハハハハ。
間抜けな息子だよホントに。
でもさ、お母さん。お使いなんてえらいじゃないか、なにね、こんなでかい西瓜持てるかいって
確かめたんだけどさ、大丈夫って言いはるもんだからね、心配だったんだよ。
でも、こんなにでかい西瓜の半分をよく食ったなぁ、たいしたもんだ。
ボクの腹の方を見て、八百屋の親父さんはニコニコご機嫌だ。

 それで、今度はわたしが持って帰るから、もう一つくださいな。
あいよ、なら今度は店の一番でかくて甘いのがいいや。
コレにしときな、まけとくよ。
重たいよ、気をつけてな。

 綱で編んだ手提げに入った西瓜を持ち上げた母の顔は、一瞬歪んだ。
家までは遠くない。
これくらいなら大丈夫と思ったに違いない。
しかし、それほどの距離でもないのに母は途中で3度休んだ。
3度めの休憩で、西瓜の下ろし方が悪かったのだろう、
ピシッと弾けるような音がしたおもったら、
割れ目が南半球から赤道を超えて北半球に達していた。
真っ赤なマグマがのぞいているのが見えた。
これで人類は終わった。

 母はボクに目もくれず、マグマ滴る地球を持ち上げ歩き始めた。
砂利道に赤いマグマの跡がポタポタと残った。
ボクはその跡を、靴底で砂利をよせて埋めながら後をついていった。

 家につくなり、母は包丁でその地球をすごい勢いで真っ二つにした。
地割れして不規則な部分の割れたところを、ボクに食えとくれた。
「お母ちゃん、今度の西瓜のほうが甘くておいしいよ。」
語気鋭く母は「そうかいっ」と包丁を握ったままだった。
背中を見せたまま、
「さっさと、さっきの食い散らかした西瓜を片付けに行っておいで、ゴミ袋を忘れんじゃないよ。」
西瓜の汁が飛んできそうな勢いだった。

 ランニングシャツの上からぷっくり膨れていた腹は、もう目立っていなかった。
西瓜を運んできた、藁で編んだ綱の網にマグマが染みて、赤くなっていた。


2016年10月21日金曜日

うま(saw horse)を作った

 木工をしていて作業台から材がはみ出たりしたときは、
椅子にダンボールや、角材をかまして、作業台と同程度の高さに調節してました。
いうまでもなく、不便で危険でした。

 今度作ろう、を何度も繰り返し、ようやく2脚完成です。
うまは、脚がハの字になったものが多いです。
脚がI型やハ型はそれぞれに一長一短があり、作業スペースが狭いため、簡便なI型にしました。



 赤松桟木3mを約940円で購入し、不足分は端材で制作。
ネジで簡単に作ろうかともおもいましたが、練習のために相欠きやほぞでコツコツ組み立てました。
ノリは使わず、竹?の丸棒でネジ代わりに必要なところを固定してます。



 そこそこ頑丈にできたものの、やはり脚のT部分の交わったところが弱く、後々グラつくことは明らか。
なので、その部分に補強板をネジで固定です。
見かけは悪いけど、これでびくともしなくなりました。



 図面はこちら





2016年10月19日水曜日

西瓜のお使い その1

 小学校に上る前から、買い物のお手伝いは好きだった。
母の買い物はいい加減なもので、お店の人とおしゃべりに行く毎日の運動である。
その脇で、果物や野菜や魚や肉などの、色つや形を見て回るのが楽しかった。

 母は野菜などを大量に買うのが癖だった。
農家の長女に育った母は、ザルに盛られた野菜などをチマチマ買うなんてできなかったのだろう。
たくさん買えば安くなったこともあるだろうが、箱買いが多かった。
家の台所床は、そんな野菜だらけで、結局食べきれずに腐らしてしまい、畑の肥やしになってしまった。

 さて、そうやって買いだした農産物を、小さなボクはそれらを背中に背負い込み、
両手にぶら下げ家への急坂を登った。

 冷蔵庫などという電化製品がない子供時代、買い物は毎日の家事に等しいことだった。
冷蔵庫がない生活というものを、かなりな年月したはずなのであるが、
記憶にないのは、どういうことなのだろう。
あたりまえな、日常の生活だったからだろうか。

 しかし、冷蔵庫の上にのっかっていた電話機のことはよく憶えている。
この電話のときも、ボクが所帯を持ったときの固定電話もそうだったが、
電話債券10万円近くの大金をはたいて、引いたものだった。
この電話債券は、結局うやむやにされ、お金は戻ってくることはなかった。
おい、電電公社よ、今はNTTか、金返せ。
暴動や革命が起きてもおかしくないくらいのことなに、よくもすっとぼけていられるもんだ。

 冷蔵庫の上の電話が我が家に登場したとき、近所の公衆電話から電話をかけたときは興奮した。
ダイヤルを回す指先に力が入りすぎ、上手に回せなかったものだ。
電話口から兄の声が聞こえてきたときの驚き。
お兄ちゃん、ボクだよボク、わかる?、聞こえる?
声が上ずっているのが自分でもよくわかった。
耳に残っている兄の声が消えないうちにとおもい、全速力で家に帰った。

 お隣さんには、冷蔵庫があったが、電気で冷やす現在のものとは異なっていた。
氷で冷やすのである。
仕組みというほどのものはなく、断熱材の周りを木の箱で囲った中に、氷の塊を入れるだけである。
なので、毎日氷を補給しなくてはならない。
そのために氷屋さんが毎日来る。
子どもたちはこれが待ち遠しい。
大きな鋸でシャリシャリと大きな四角柱の塊にする。
それをでかい先の尖ったかぎ針みたいなはさみでつかんで移動させる。
真夏に、氷屋さんが車から氷を出し入れするときの
冷気の白さとひんやりした空気の流れの中に
体を入れる事ができたときの気持ちよさといったらなかった。

 その作業中に小さく割れた氷の小片がでるのだが、
子どもたちはこれがお目当てなのだ。
氷屋のおじさんから、ほらよってもらったかけらを口に頬張ったり、
両手で交互に持ちかえながら、しゃぶる。

 この氷を口に頬張ったときの感触はほっぺたが今でも覚えている。
家の冷蔵庫でできた氷を頬張ったときの感触とは全く違う。
冷たい角とれたガラスのかけらを口に入れてレロレロ弄んでいるとでも言おうか。
噛んで粉々にし、ただ冷たいものを口にしているなどという味わい方は、初心者である。
氷の感触と冷たさを楽しみつつ、なるべく長く口に残すというのが正しい。

 母の言いつけで、ひとりで買い物に行くことも多かった。
お使いである。
醤油を買ってこいと言われお店について瓶を忘れるなどしょっちゅうだった。
そこの店では、大きな醤油樽の栓の口にジョウゴをあて、瓶にうつしていた。
豆腐屋に行っても、鍋やボールを忘れこともしばしばであった。
トーフーとラッパを吹きながら自転車でくる豆腐屋もあったが、店で買うほうが多かったような気がする。
ボクの足腰はそうやって鍛えられていった。

 まだ道が舗装されてなく、石ころだらけのときだった。
小学校入学前に、家のすぐ角の砂利道で転び、おでこを5針くらい縫う怪我をしたことがあった。
顔面血だらけになったことを憶えている。
そんなボクを見ても、元看護婦の母は全く慌てている様子はなかった。
さすが、中国の戦場の修羅場をくぐり抜けてきたことだけはあったのだろう。
現在でもその傷跡に触れると、何か小粒の出っ張りがある。
小石でも入っているのだろうか。

 夏の暑い日、母が西瓜を買ってこいという。
家の北側にあり、裏の八百屋といっていたが、5,6分のところにあり、
商店街まで出かけないときはここですましていた。

 でかい西瓜を両手で腹の前に持ち、やっとこさ歩いていたのだが、
けつまずいてしまい、落とした西瓜がふたつに割れてしまったことがあった。
ふたつに割れてしまっては、一度に持てない。
ためらわずに、割れた片方を道端で食った。
簡単に食いきれるとおもったのだが、これが手強い。
ランニングシャツの腹がぷっくり膨れてしまった。


2016年10月18日火曜日

埼玉県日高市横手台グランド パノラマ写真

 グランドの中央から撮った写真をパノラマ写真にした。
使ったアプリは「Image Composite Editor」、Microsoftのフリーソフトだ。
快晴の秋空。
秩父連峰がきれいだ。


2016年10月17日月曜日

Windows10 にImage Composite Editor をインストールした

 「Image Composite Editor」はパノラマ写真を作成するマイクロソフトのフリーソフトです。
Windows10でも動いています。
ランタイムが必要で、×64版をダウンロード、インストールしてから(再起動は不要)、
「Image Composite Editor」をインストールします。





 ですが、操作の流れとしては、ランタイムがインストールされてない状態で「Image Composite Editor」をインストールしようとすると、エラーメッセージにランタイムをすぐにインストールするかどうかきいてくるので、「Yes」でランタイムダウンロードのページに誘導されたほうが簡単です。



 操作は簡単で、Image Composite Editor画面上部に示されている4つのステップに従うだけです。
パノラマにする写真をすべてまとめて読み込んだ後は、
画面右の10個のプロジェクションでどんな感じになるかをすぐに確かめられます。
最後に仕上がったパノラマ画像を保存して終了です。
もっと使われてよいアプリだとおもいました。


2016年10月16日日曜日

埼玉県日高市横手台グランド完成

 芝生の緑がまぶしい立派なグランドが完成した。
グランド中央からぐるっとまわってパノラマ風に撮ってみた。




標高は約200m、真冬は寒そう。
もちろんトイレもある。



駐車場は116台、大型バスも可能。



グランドの周りは散歩やジョギングコースがあって距離マーカーがあった。



 でももうコーヒーの空き缶がころがっていて、この先心配だな。
秩父の山並みを見ながらの平坦な周回の散歩をこれからしてみよう。

詳しい情報はこちらへどうぞ。