2017年9月30日土曜日

靴べら 鉋がけ9

 鉋でうまくできなかったところは、
木工ヤスリやスクレーパーでならしてゆきます。



 もう1つ、やらなければならないのがここ。



 凹部分のルータービットのセンターの跡が残っているので
それを、自家製スクレーパーでとっていきます。

 刃はオルファです。
凹部分は半径24mmの弧なのですがこの刃は傾けるとだいたい曲面に一致します。


2017年9月29日金曜日

国産杉に含有の「リグニン」がイイぞ

 日本国土の約7割弱が森林です。
なんとか林業の復活を願っているボクです。

 従来のように山から原木を切り出し製材して活用する一方で、
材木そのものを化学的処理をしながら新素材を作り出し、
様々な分野で役立てようとする技術開発に目がパッチリさせられます。

 セルロースナノファイバー(CNF)ばかりに目がいってしまい、
もう1つのリグニンはその名前しか知りませんでした。

 リグニンです。
・樹木に含まれる成分の約3割をしめる。
・特に国産杉は生育場所にかかわらず性質が均一で優秀。
・安全に簡単に取り出せる新技術を開発できた。
◎製材過程ででるおがくず・端材・間伐材などからも取り出し可能で、現在稼働している製材工場に小規模設備を取り付ければよい。
・石油由来のプラスチックに比較しても遜色はなく、むしろ耐熱性能に優れ応用範囲はよりひろい。

 他にも特徴はありそうですが、良いことずくめではないですか。


 原油は精製される過程で、実に様々な材料・原料になってゆきます。
材木は製材所で切ったり削ったりという物理的加工で製品になってゆきます。
材木も原油のように加工・精製できたら無駄もなくなるし、それらを原料にしてできた製品を廃棄するときは、従来の石油製品に比べれば、はるかに安全というものでしょう。

 リグニンの講演会に行ってみたいのですが、会場まで往復する体力が残念ながらありません。
(無断でパンフレットをアップして申し訳ありません)



 現在ボクは埼玉県西部の西川材で有名な地域に在住です。
このリグニンなんてこの地域にピッタシで、さらに「改質リグニン」から作られる製品製造も
この地域にもってこいの産業になるはずです。
健康なら自分で動き回って、地域活性にひと肌脱ぐんだけどなぁ。


2017年9月28日木曜日

靴べら 鉋がけ8

 型で縁取って、



 両端を鋸で落とし、鋸ヤスリでガリガリ荒っぽく削ります。



 これくらいになったら、サンドペーパーの出番です。




 これで削りはだいたいおしまいですが、あと少し作業が残っています。



2017年9月27日水曜日

靴べら 鉋がけ7

 ひととおり、全面を削り終わりました。





 まだ先端を丸くしてないので、
次回はそこから。



2017年9月26日火曜日

「プリズンホテル」を読んだ

 おもしろいの一言。
この一行で終わってもイイのだけれど、終わりません。

 大声を出し腹かかえて笑えるかとおもうと、
知らないうちにたまった涙が、おもわずポロリというところもある。

 読みながらおもったな。
小説だけではなく、美術でも音楽でも工芸品でも
まぁいわゆる芸術なるもの、
その内容や様式に従っての種類分けはつまらんし、くだらんな。

 純文学・児童文学・時代劇作家・恋愛小説・SF作家・・・
中には小中学校の道徳読み物作家というものもあって、これはホントに馬鹿馬鹿しい。

 浅田次郎という大きな小説家という塊があって、
あっちの部分ではこんなものを書き、そっちの部分ではまた異なったお話を書く。
いろんな趣のものを書くが、どれもハマる。
浅田氏が努力精進日々邁進しているたまものなのだろう。
たいしたもんだ。


 たくさんの登場人物が出てくるが、
主人公の木戸孝之介は別として、
美加、その母の清子、育ての親の富江が好きだ。

 美香はいじらしく、けなげだ。
孝之介にあれこれ言われ、
「あい。・・・」と返事する、これがたまらんな。

 灰皿でたたかれ、日記帳ではたかれ、足でふんずけられ
そのあと、しばらくしてから
「あいたっ。・・・」このまあい、数行読み進めてからまたここに目が移ってしまう。
痛みが鈍行で脳みそ伝わっていく様がやはりたまらん。

 富江が失踪したとき、美加の手を引きながらあちこちを探した。
くたびれ探し回ったところは、実の母親が男と家を出ていってしまったときに
まだ小学生であった孝之介が探し回ったところと同じだった。

 富江を受け入れまいとする偏屈な心と
実の母親以上に体は母として受け入れ、欲している孝之介の心情が痛々しい。

 放免桜の枝にだかれた孝之介一家の向こうに、雪を頂いた稜線が見える。
一家の幸せを願ってやまない。

 よし、決めた。
5年ぶりに奥湯元温泉に行く。



2017年9月25日月曜日

「日輪の遺産」を読んだ

 著者自身が嘆いているのだが、
「よーし、これで勝負だ」と力一杯で書いたものの、
初版六千部ポッキリ、全く売れなかった。

 ぼくは楽しめた。
星5つで満点です。

 また文庫版化するにあたって、浅田次郎氏がこんなことを述べている。
比較的初期の著作なので、いろいろ手を入れようとしたらしいのだが、
結局はやめている。
ボクもやめていてくれてよかったとおもっている。
このままで、ではなくこのままがよいです。

 読み終わった翌朝、朝刊をみて、ドキッとした。
こんな記事があったのです。



 こんな偶然もあるんですね。
グーグルマップで見てみると
ひゃー、こんなにでかいんだ。



 戦争に負けて、日本全国津々浦々、米軍に接収されているところはたくさんある。
飛行機が飛び交う基地周辺はたまったものではないが、
そうではないなんとか補給廠などは、米軍の保養施設などに生まれ変わっている。
長いこと塩漬け状態であったために、生態系が保存され貴重な自然環境がそのまま残された。
神奈川県の逗子池子などは良い例だ。

 接収されていたおかげでそうなったというのだから悲しいな。
そうじゃなかったらとっくに開発しつくされていたこと間違いないもんな。
ウサギ小屋やマッチ箱に住んでいる道路1本隔てたフェンスの向こうは、
緑の芝に囲まれた平屋の住宅だったり、ゴルフ場だからな。
神奈川県の座間キャンプなんか、ほんとうにそなまんまです。

 ながくなりそうなので、このへんでやめよっと。
「日輪の遺産」おもしろかったです。
ハリウッド映画になったらみてみたい。


2017年9月24日日曜日

靴べら 鉋がけ6

 側面を削ります。
固定方法に特別の方法はありません。



 これと言ってきまった方法はなく、画像は一例です。
毎回どうやって固定しようかと頭を悩ませるところです。


 裏面を曲面に削ってしまってますので、
両側をはさむように支えてあげなければいけません。
で、あとは上から固定するだけ。




 よく(木工)万力を使って、南京鉋で削っている職人さんがいますが、
ボクはつかわないな。
使っていた時期はあるのですが、
万力の固定って一箇所でくわえるのでどうやっても不安定でした。

 なので、いままで画像で見てきたような固定方法になってます。
まぁ固定する形状や硬さなど、それぞれにあった方法を使えばよいことでしょう。
特定の方法にこだわることはありません。


2017年9月23日土曜日

靴べら 鉋がけ5

 先端を固定します。



 切り出した材の部分にもよりますが、
仕上げのヤスリも必要のないくらいに、削りあがるときもあれば
ひととおり削ったあとに、スクレーパー・木工ヤスリで仕上げなければならないときもあります。



 今回のこの部分は、木工ヤスリなどでこれから仕上げます。



 側面にまだ鉋がかかってないところがありますので、
次回はそこから。



2017年9月22日金曜日

靴べら 鉋がけ4

 先端からでも手元側からでもどちらでもかまいません。
先端から削るので、こんな具合に固定します。
1ヵ所の固定では不安定なので、必ず2ヶ所でクランプします。



 結構凸凹しているのがわかります。



 鉋がけがすみましたが、上部でガリッとやってしまったところがあります。



 こういったところは、仕上げのときに木工ヤスリでならしてゆくか
鉋で少しずつそおーっと修正してゆきます。

 次回は手元側を削ります。


2017年9月21日木曜日

豊田真由子衆院議員の記者会見

 先日、豊田衆院議員の記者会見が行なわれました。

 会見室に集まっている記者さんたちを見て、せっかくなのだからもっと工夫すれば
ご本人からいろいろ引き出せたのではないかと、ちょっとがっかりしました。

 まず、会見室にBGMまたは豊田衆院議員の入場曲として、
ムソルグスキーの「禿山の一夜」がほしかった。
ご本人がこの曲を知っていれば、表情が引きつるか、口元が緩むかを映し出せばおもしろい。

 そして、ここが一番肝心なのですが、
記者さんたち、全員禿限定で記者会見にのぞんでほしかった。
記者さんたち、ツメが甘いです。
ピッカピカのつるっぱげの方でもよいし、バーコードでもザビエル禿でもかまわない、
贅沢は言いませんが、無言の圧力としてマイクの前に座する豊田衆院議員は
どんな反応をしたでしょう。
見たかった。

 さらに、会見机の上には各社のICレコーダーがたくさんありました。
ここはやはりかたちだけでも、アルマイト製の灰皿が定番というものでしょう。
豊田衆院議員が頭に血がのぼったとき、おもわず目の前のものをぶん投げるかもしれない。
ICレコーダーはちょっとためらうかもしれないけど、灰皿なら投げやすいというものです。
まぁ、机のちゃぶ台返しも考えられますが・・・。

 残念ながら、今回の会見は不毛だったと言わざるを得ません。


2017年9月20日水曜日

靴べら 鉋がけ3

 次はもう一方を削ります。
固定方法は今度はクランプを反対側にもってきます。



 削る方向は前回と反対になります。
凹み方向から手元側です。



 墨線通りに削れました。



 これで裏側を丸くすることはできました。
しかし、裏面のまんなか付近は削り残しがありますので
次回はここを削ってゆきます。




2017年9月19日火曜日

靴べら 鉋がけ2

 固定方法はこんなふうにしています。
以前より簡単になりました。
しかしぐらつくことはありません。



 この固定方法で、木目を見て削ってゆきます。
今回はこの画像で下から上でした。
靴べらの手元から凹み方向です。
こんな具合にできました。



 材の良し悪しにもよりますが、
カンナがけをした跡をサンドペーパーがけして滑らかにしてしまうこともあれば
鉋の削り跡を残しておくこともあります。

 滑らかな曲面も魅力的ですが、
最近は鉋跡が残っている方が好きです。

 運慶・快慶の仏像でもそうですが、近づいてよく見てみると
ノミ跡がハッキリわかります。
そのノミ跡も、一気に勢い良く何のためらいもなく削っているところ、
かとおもうと慎重にノミをすすめたところなど、
削った本人の動きや考えがわかります。

 さらに、
あっ、この部分はひとりで削り上げたなというところや
数人で協力して仕上げていったなということも想像できます。

 滑らかにしてしまっては、そのようなところは消し飛んでしまいます。
何から何まで跡を消し去るというのは、避けたいところです。

つづく

2017年9月18日月曜日

靴べら 鉋がけ1

 画像の長さ約60cm樫の靴べらを鉋がけして仕上げていきます。



 この形にするまでにしたことは、
板から弓なりの形に切り出します。
靴にあてがう凹み部分を加工します。
上面部分の凸凹をならしてからスクレーパーで平らにします。
ここまでしてから、裏面側面を鉋がけしていきます。

 側面は板の表と裏になるので、それほど荒れてはいません。



 裏面はバンドソーで切ってるので、凸凹。



 反り鉋で加工してゆくのですが、
基本はもちろん順目です。
しかし、上の側面の画像では下から上方向にカンナがけをしましたが、
反対側の側面では上から下にかけました。
では、その境目である裏側ではどうするか。
様子を見ながらきれいに素直にかけられる方向にかけるしかありません。

 樫の虎斑は楢などのそれより、顆粒状というかボソボソとしていて、
良く研がれた鉋でもボソッとえぐれてしまうことが多いです。
なので、虎斑のあるところではそっとカンナがけしておいて、あとでヤスリでならしていきます。

 虎斑は柾目の面に表れますので、切り出すときに一応は気にしますが、
結局は靴べらの周囲に必ず出てしまうので、なかなかやっかいです。

 今回の樫はいわゆる白樫ではなさそうです。
赤っぽいので赤樫かともおもいましたが、それにしては白樫より
鉋掛けしやすいので、違うようです。
まっ、いつも白いものばかりを加工してきたので、
こんな風合いのものもいいでしょう。

つづく


2017年9月17日日曜日

このにんにくパックは便利

 昨晩はイベリコ豚ににんにくをたっぷり入れて
もやしと一緒に炒めて食った。

 うーん、イベリコ豚が今ひとつだったな。
バラ肉の薄切りにしたところのほうが旨い。
まぁ料理の仕方が悪かったかもしれない。

 このにんにくパックは初めて見たので
試しに買ってみた。



 使いやすくて質もよい。
こんなふうにして、もっと前から販売してくれればよかったのにとおもう。
使いやすくておいしいので、残り半分になってしまいました。


2017年9月16日土曜日

イベリコ豚

 イベリコ豚ロースステーキ340gが609円!
5割引きだぞ。



 数日前は、薄切りしたものを買ったが、
今回は塊のロースだ。
油がイベリコにしかない味なんだよね。
旨いんだ。

 にんにくをたっぷり使って今夜はこれだな。

2017年9月15日金曜日

働き方改革だって(怒)

 本当に馬鹿なことを、時間をかけて、やってんじゃねぇーよって
怒ってるぞ!

 始業終業時間をきちんと守れば、それで済む話じゃねぇーか。
それだけだよ、ホントにそっれっだけっ。

 子どもん頃住んでいたところはさぁ、大きな工場があったんだな。
朝、これから仕事おっぱじっめんぞーってさぁ、サイレンがうぅ〜〜〜ってなるのさ。
昼はさぁ、飯時間だぞ−ってサイレンがなるんだなぁ。
そして、昼休み終わって、午後の仕事頑張れぇ−ってまたサイレンがほえるんだな。
んで、夕方5時になるとこれまたでっかい音でさぁ、みんな帰れってさぁ、
サイレンがうぅ〜〜〜ってなるのさ。

 たったこれだけのことが、どうしてできねぇーーーんだよ。
だいたい、遅刻すんなとか始業時間には目くじら立てまくってんのに、
終業時間はお構いなしってぇーのは、おかしぃじゃねぇーか。

 おい、聞いてんのか、社長。
それによぉ、客も客なんだよ。
終業時間過ぎても自分のしたいことをさぁ、ゴリ押しするなんぞは了見ならねぇぞ。
お互い様ってこと、知らねぇわけじゃあるめぇ。

 24時間営業だなんてさ、やめちめぇ。
セブンイレブンだってなんでそんなに働かなきゃならねぇんだ。
16時間だぞ、じゅうろくじかん。

 時間を区切って働く、それだけでみんな丸く収まるてぇもんだ。
今からでも、やってみな。
幸せになるぞ。

2017年9月14日木曜日

風力発電の羽根 あんなでかいので効率的なのかなぁ

 敗戦間際、日本から米国本土を巨大爆撃機で攻撃する計画があったらしい。
風船爆弾と発想は同じだ。
ほぼ設計案はできあがったのだが、離着陸に必要な車輪が問題だった。
機体がでかいので、車輪もそれを支えるべく通常のものよりでかくなってしまっていたのだ。
ところが、そんなでかい車輪は機体に格納する上でも、整備する上でも、車輪の設置部分の品質など問題が山積みとなってしまった。
そうこうするうちに、敗戦となってしまったが、最後まで車輪の問題は解決できなかった。

 日本を爆撃していたB29を見れば気づきそうなものだが、そうではなかった。
撃墜したB29を研究していたはずなのに、やはり新しい発想はでなかった。

 結論は、ジャンボジェットなど巨大旅客機で完成された。
小さい車輪をたくさんつけたものを一つのユニットにして、それらを複数配置するというものだった。
大きな衝撃力を分散して、小さな車輪で支える。
大きな力がかかるから、太くしっかりした大きな支えでその力を受けるという、
直線的な考え方では限界があったのだ。

 飛行機など制限のない地上では、超巨大なタイヤが採掘現場など重機のある現場では使われている。
実際、オーストラリア西部パースに近い金採石場では人の背丈の2倍以上のタイヤのダンプが活躍している。
タイヤ1本が約400万円、半年で使えなくなるという。
運転手は半年持たせることができないと首らしい。
目的にあったものを、常識にとらわれないで作ることの難しさを見るおもいがする。



 風力発電の羽根はでかい。
本物を見たことがあるが、圧倒される。
最近は小型の羽根の風力発電も多くなってきている。

 小型羽根風力発電の数を多くして必要な電力を得るのと、大型のものとでは
運用する上(設備の設置・廃棄、メンテナスや維持費など)でどちらが効率がよいのだろう。

 現在、日本の風力発電は国内消費電力の約0.5%というから、吹けば飛ぶようなもの。
ちなみに、経済産業省の2030年度の電源構造案によると風力は1.7%とある。
再生可能エネルギーは24%だからそこそこだけど、石油・石炭・天然ガスが56%だって。
 
 輸入に頼らない太陽光・水力・風力・地熱・バイオマスなど日本にいくらでもあるものを半分以上にしないといかんな。

2017年9月13日水曜日

BWV 244 - St Matthew Passion - All of Bach

 ブラウザーで聴いていたら、しばらくするとストリーミングがうまくいかない。
なので、ダウンロードしてみた。

 ビデオダウンローダーをFirefoxにアドインして、開始。
元ファイルは2.2GBもある。
約2時間かかって終了。



 さて、問題なくダウンロードできているか見てみる聴いてみる。
おっ、イイじゃないか。

 いつ聴いてもパッションコラールは素晴らしい。
使用している楽器は当時と同じようないわゆる古楽器。
しっくり体にとけあって、そのまま全身に流れ込んでくるな。

 無料でダウンロードして、なんか申し訳ない。
お礼しなくっちゃな。


2017年9月12日火曜日

All-Of-Bach

 素晴らしいサイトだ。
バッハ好きにはたまらん。

 今日の今日まで知らんかった。
早速マタイ受難曲を見ている聴いている。
教会も楽器になっている。
響きがいいな。


 学生の頃、リュック一つ背負って、
バッハに関わる教会を飛び石をたどるように
貧乏旅行したのを思い出した。

 オランダの夏だけやっているドーミトリーみたいのに
宿泊したこともあったな。
そこのシスターがメチャクチャな人だった。
あんたホントに神様に仕えてんのって、
日本語で言ってやったっけ。

 運河沿いの部屋だったので
めちゃくちゃ蚊が襲ってくる。
シスターに部屋に来てもらって、蚊の多さを訴えたら
こうして徹底的に殺すのよって
壁にとまっている蚊をバンバン叩いて殺し始めた。
お陰で真っ白な壁は、赤い点々で赤玉模様のデザインになってしまったな。
あなたホントにシスター?

 そのシスター、英語が駄目だったので、
ボクがドイツ語でいろいろ話したら、
目をひんむいて、
あんな国の言葉は喋るな、
どうしてドイツ語なんか、あなたは話しているんだ。
オランダ語を話せだって。
これ以上ドイツ語を話したら、
呪ってやる。
ホントにあんたシスター?

 アメリカの団体がそのとき宿泊していたんだけど
夕食時、酒をガンガン飲みながらどんちゃん騒ぎをしていた。
おい、そこの若ぞー、ひとりでしけてないでこっちーこい
優しいねアメリカ人は、
一緒にどんちゃん騒ぎして、腹一杯胸いっぱいになった。
酔っ払って、隣のひとに肩を回して
みんなでわけのわからん歌を合唱していた。
左の人に楽しいねって話しかけてよく見たら
シスターだった。
こんなシスターなら神様も幸せだな。


2017年9月11日月曜日

日なたと日かげ

 日本は素晴らしい、の番組があちこちでやっている。
まぁ日本ヨイショの番組だな。
と言いながら見ちゃっているんですけど。

 職人技はほれぼれします。
この職人さんがこれで最後ですなんていうこともあり
ヨイショ番組だけど、日本の職人技の危機感を訴えているという
問題提起の番組でもあります。

 ヨイショするのと同じくらいの情熱を傾けて
日陰の方もアツく取材報道してほしい。

 労働時間があって無きに等しい現状、過労死、男女差別、同一労働同一賃金、
正社員非正規社員、派遣社員、外国人研修生の搾取、・・・。
年金問題、国民健康保険医療費、破綻した銀行の国の援助のその後、・・・。
不動産が負動産になる問題、原発、東京電力の現在、・・・。
水問題、食の安全、小中の給食費、部活動、貧困世帯、生活保護・・・。
書ききれんな・・・。

 取材すればヨイショする番組の本数以上に、
負の方がもとたくさんあるはずです。
こういった問題って、必ずと言っていいほど、
すぐに、「〇〇ドキュメンタリー」とか「〇〇の闇をあばく」とかになっちゃって
硬いんだよね。

 スタンスはあくまで、ヨイショ番組と同じで
日かげの部分に、光を投げかけてほしいんだ。
日なたばかり見ていると、闇は見えにくくなってしまうからな
意識して見ようとしないと、どんどんひどくなる。

 日なた番組ひとつやったら、日かげ番組もひとつやって、
お願い。


2017年9月10日日曜日

北方四島はあきらめよう! その2

 諦めたその後をどうするかです。

 と、その前にやはり、情けないかな、もう一度なげきたい。
日本の外交力のなさと酷さと、なんでこうも交渉力がお粗末なのか。
もちろん数人の例外的に外交力を発揮した人はいる。
でもね・・・

 北方四島は諦めよう。
チャラにしたところから、ロシアとの交流を始めたほうが
日本の国益は多いとおもうからです。

 その一番の方法は、
北方四島を含めた千島列島がロシアにとっては
極東にあることを利用しない手はないだろう。

 具体的には、経済や医療やそのたもろもろ、交流を密にしてゆく。
人的交流も自由にする。
インフラも積極的に投資し、整備してゆく。
日本からの移住も移民も北方四島でできるようにしてゆく。
それを何十年もする。
百年以上かかるかもしれないけど、こんなことをしてゆけば
北方四島はまちがいなく、日本化されていく。

 これならば、露が嫌う北方四島の沖縄化はなく、
軍事以外の諸活動が定着してゆくわけだから
それほど目くじらを立てることはあるまい。

 北方四島は露にとって、
どうみたって、もてあましていて、
唯一の使いみちは、
日本から様々の好条件の経済活動などを引き出すカードだけでしかない。
言葉は悪いが、ゆすりたかりのネタだ。
そんなものはこちらからきっぱりと断つ。

 でもって、古典的な方法で
北方四島をインフラから何から何まで日本化する。
島自体は日本のものとはならないが、中身は日本もどき。
それで充分な気がするな。
西暦2100年頃には達成できそうな気がする。

 今日本がやっている外交では、そのときにだってできてはいまい。
相手にこれっぽちも返す気のないカードを
胸元からチラチラ見せたり隠したりしながら、
搾り取れるだけ搾るつもりなんだからな。

 どうせ搾り取られるんだったら、
日本の立ち位置をはっきりさせて、
100年の大計に回したほうが、建設的だよ。

 がらって話が変わるけど、
英国が当時の清から暴力的に奪った香港、
李鴻章は99年たったら返せと
よく交渉したな。
大したもんだよ。

2017年9月9日土曜日

北方四島はあきらめよう! その1

 日本は事あるごとに、
北方領土は日本固有の領土という。

 そんな文言、世界を相手に通じるわけないじゃないか。
旧ソ連だってどこだって、騙し騙され殺し合って領土を拡張したり失ったりしてきた結果が現在の姿なんだから、そんなこと言われた方は、
のんきなこと言っているんじゃねぇで、ちゃんちゃんだよ。

 そんなこと言っているから、足元見られるんだよ。
それに日本自身も、馬鹿な戦争をおっぱじめた結果がこうなったということが
ちっとも身にしみ骨までこたえてないってことなんだろうな。

 どんなことがあっても、もう戦争は二度としないという決心のもと
北方四島はあきらめるのが今後のためだな。
故郷がそこにある人達には本当に辛いとおもうんだけれど・・・

つづく


2017年9月8日金曜日

樫仕入れ

 9月4日涼しかったので午後に 
靴べらのために樫をいつものお店に仕入れに行った。
ご主人おすすめのを買ったのだが、
歩留まり悪すぎた。

 今回は60cmサイズを制作予定で、すべて同一サイズでカット。
ご主人おすすめの樫の長さが2mちょっとあったので、三等分の長さが
そうなっただけなんだけど、少し短めのも作ろうかとおもったんだな。
17本とれて使えるのは7本だけ。うーん。
5本は使い物にならん。

 残りは割れや節のところをカットして40cm前後のサイズでしか作れんな。
まっ、そんなこともあります。


 割れや節を除いたら、これだけになってしまいました。

 長さ2mちょっと、幅20cm強、厚さ37mmの樫板、
材とカット賃こみで2000円だから
まっ、いいか。


2017年9月7日木曜日

長い靴べら完成

 樫が8本、栗が4本、栗の短いのが2本完成しました。
樫は1本3000円、栗2500円、栗の短いのが1500円。
樫約95cm2本、樫約85cm6本、栗約80cm4本、栗約50cm2本です。





 夏の間、今年は涼しい日もあったのでコツコツ削りました。
仕上げに使ったこのスクレーパーが活躍しました。






2017年9月6日水曜日

カジノを作るんだって(怒)

 世界に冠たる賭博王国にっぽん。
なんだってある。
競輪競馬競艇オートレースパチンコ宝くじ各種ロトさらに闇賭博・・・
詳しい人は、さらにあれもあるこれもあると指折っていることとおもいます。

 各賭博協会というか団体はそれぞれホームページをもってますから
売上を調べることはとても簡単です。
2015年度を調べました。

日本中央競馬会 2兆5833億9186万
地方競馬 4310億2738万
競輪 6308億527万
競艇 1兆422億8240万
オートレース 678億4959万
以上公営賭博で、
パチンコ 市場規模で18兆円?

 競艇ってスゴイんですね。
知らんかった。
宝くじやロトは皆さん調べてください。
きっとものすごいはずです。

 国もこれはまずいとおもったのでしょう、
各賭博場ではATMを撤去するそうです。
射幸心を刺激してはいかんのだそうだ。
なんともはや・・・

 こんなにたくさん充実しているのに、
これ以上公営のカジノなんていらないじゃん。
やりたい人は外国に行けばよろしい。


 話はちょっと変わって、
先日テレビでこんな番組をやっていた。

 モンゴルから出稼ぎに来ている人が、
努力苦労が報われ仕事が軌道に乗り生活にも余裕が出てきた。
母親が以前より息子が出稼ぎに行っている日本に行ってみたいというのを
本人は親孝行のつもりで招待した。

 母親にどこに行きたいかと聞くと、
競馬場がいいという。
大井競馬場で半日以上を馬を見て過ごした。
馬券は購入せず、馬を見てレースを観戦するだけだ。

 母親は、すべてのレースで1着2着を当てた。
息子は驚嘆したが、それでも最後まで馬券は買わなかった。
彼はなぜ母親が的中させることができるのかと一瞬戸惑ったが
すぐに母親の遠くになげやる目を見て了解した。

 母親の透き通った瞳のなかに
モンゴルの草原を群れになって走る馬たちを見た。
母親は何代も続く馬の放牧経営の牧場主の家系だったのだ。
若い母が馬に乗り草原を駆け回る姿を彼は思い出していた。

 馬券は買わなかったが、
母親はひとこと息子にお願いした。
「あの馬に乗ってみたい」


 事実は小説より奇なりといいますが
これと似た話が小説であります。
ネタバレになってしまうので作品名は記しません。
昨今、現実と物語の境界がますます不分明になってきているな。


2017年9月5日火曜日

アカメ生け垣カット

 9月4日月曜日 曇り 気温23℃ 涼しい
庭仕事にはうってつけの気候だぞ。

 朝9時から約1時間生け垣のアカメをおもいっきり切った。
切ったはイイのだけれど、山のようになった枝をゴミ出しするのが悩ましい。
ついでにエニシダも左と右に枝分かれしていた右側をカット。
すっきりしたね。




 おかげでオリーブの日当たりも風通しも良くなり成長するかな。


 切った枝の片付け、これがまた大変なんだ。
今日は9月5日火曜日 ごみ収集日です。
昨日夕方、ひと束づつにして車で2回集積場まで運んだ。




 お陰で昨日も今日も腰に湿布するはめになってしまった。
心臓がなんとか耐えているのでよかったです。




2017年9月4日月曜日

「ヒュースケン日本日記」を読んだ

 読むきっかけは、
東京成徳大学研究紀要 ―人文学部・応用心理学部― 第 20 号(2013)
にある下記画像の研究紀要でした。



 大変に充実した、ワクワクするような内容です。

 その中に出てくるのが、「ヒュースケン日本日記」です。



 約160年前の世相が、幻燈を見るように活写されてます。
日本の将軍にアメリカ合衆国の親書を奉呈する場面が、
こちらは映画やテレビの時代劇ではなく本物で、
タイムマシンにのった気分で不思議な気持ちになります。

 そして日本に来る途中で、タイ国王に謁見し同様のことをする場面も興味深い。
バンコクの当時の様子が、熱気も湿気も伝わってくる。
果物の食レポの記述が愉快だが、ドリアンがその当時から
きっと昔から、厄介者の果物筆頭なのが納得する。

 山下琢巳氏の研究紀要が実によい。
ハリスとその一行が東海道を上る行軍は絵巻物を見るようだ。
当時の浮世絵をその都度ググって読み進んだが、
文章・視覚の両面から幕末の街道の様子を想像することは楽しいひとときでありました。




2017年9月3日日曜日

食べ尽くすのか食べ続けるのか

 クロマグロの記事を見たり読んだりすると、
必ず「食べ尽くすのか食べ続けるのか」を考えます。

 選択肢はこのふたつしかないと考えます。
人間はクロマグロを食べなくても生きていけます。
つまり贅沢のために食っているわけです。

 食べ尽くしてしまうということは、
贅沢を追求した結果ということは明らかであります。
ひとつの種を絶滅させることになります。

 贅沢を長続きさせ継続させたいのであれば、
年がら年中食うことを我慢しなければなりません。

 食べ尽くさずに食べ続けたいということを考えた結果
クロマグロの養殖が研究され現在では販売もされ始めました。
人間の欲望の結果なのでしょうが、我慢はできないようです。

 羽毛のために鳥を、毛皮のために獣も絶滅させました。
ヒトラーは勝手な思い込みでユダヤ人を絶滅させようとしました。

 クロマグロの記事を目にするたびに
人という種の恐ろしさで、
おいしいクロマグロの刺し身が喉をとおらないのです。


2017年9月2日土曜日

「江戸・明治百姓たちの山争い裁判」草思社 渡辺 尚志 著

 古文書をひもといて、あらわされる百姓たちの山争い裁判の史実は
テレビや映画で見ているようなものとはだいぶ異なっている
のだなと目をパチクリとした。



 日本は7割以上が山であることは、子どものときから知っている。
あまりに当たり前すぎて、その山が普通に自然にまかせてできあがっているものと
何の疑問もなくおもっていた。
ところがどっこい、全国の百姓たちは命がけで自分たちの山を、
守ってきていたことを示す、古文書が全国にたくさん存在するのだという。

 本書では、そのうちのふたつ、信州と山形の山争い裁判の古文書を詳しく紹介している。
百姓とお代官様の関係も、時代劇の見過ぎで「おぬしもわるよのぉー」になってしまうが、
そんなことはないとわかっただけでも、近在する山々を眺める気持ちが新たになった。

 7割もある山々はお百姓さんたちが命がけで守ってきた結果なのだ。
山形は天童の山争い裁判では何十年もかけ、親から子へと引き継がれながら争っている。

 しつこいという表現は裏にうるさいという悪意があるが、
いったん結論が出されたあとも執拗に控訴・請願・懇願など
あらゆる手立てを考え、しつこくネチネチと一歩も引かない。
命がけなのである。

 そういった、小さな村々の山争い裁判が全国で行なわれていた結果が7割の山なのだが、
これからは、日本地図を見るときの意識が変わることだけは確かだな。

 母方の実家はお百姓さんです。
ボクのじいちゃんが、食うものも食わずに水だけで我慢して
土地を僅かばかり増やし、ご先祖の土地を守ってきたんだぞと
よくきかせてくれたことを思い出しました。

 もう何十年も前のことです。 
母の実家が、池袋から90分の通勤圏に入ったとき
住宅開発が同時に始まりました。
じいちゃんが汗水働き苦労してきた農地を、
切り売りするとき、
同じ言葉をため息を吐き、白湯をすすりながら
独り言のように言っていました。


2017年9月1日金曜日

セラミックミル

 セラミックミルを買った。
これで3つめ。

 現在使用中のミル各種画像がこれ、
左から、塩・黒胡椒・白胡椒・胡麻です。



 塩のミルは、入る量が少ないのが困っているだけでしたが、
今回奮発して、塩専用を購入しました。



 モデルチェンジをしたようで、外形の頭部分が変わったようです。
セラミックのミル部分は変わっていなさそう。