以前より簡単になりました。
しかしぐらつくことはありません。
この固定方法で、木目を見て削ってゆきます。
今回はこの画像で下から上でした。
靴べらの手元から凹み方向です。
こんな具合にできました。
材の良し悪しにもよりますが、
カンナがけをした跡をサンドペーパーがけして滑らかにしてしまうこともあれば
鉋の削り跡を残しておくこともあります。
滑らかな曲面も魅力的ですが、
最近は鉋跡が残っている方が好きです。
運慶・快慶の仏像でもそうですが、近づいてよく見てみると
ノミ跡がハッキリわかります。
そのノミ跡も、一気に勢い良く何のためらいもなく削っているところ、
かとおもうと慎重にノミをすすめたところなど、
削った本人の動きや考えがわかります。
さらに、
あっ、この部分はひとりで削り上げたなというところや
数人で協力して仕上げていったなということも想像できます。
滑らかにしてしまっては、そのようなところは消し飛んでしまいます。
何から何まで跡を消し去るというのは、避けたいところです。
つづく
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