2023年12月31日日曜日

「小野友五郎の生涯」を読んだ

 表題の下には「幕末明治のテクノクラート」とある。

テクノクラートは『政治経済や科学技術について高度の専門的知識をもつ行政官・管理者。技術官僚。』と辞書にありました。

 鳥羽伏見の戦いでは大阪城を将軍慶喜と数名が退散しますが、城の金蔵には莫大な小判がありました。それを間一髪、そのほとんどを運び出したのがこの人物とあり、感動!

 勝海舟のこともでてきます。彼の海軍での無能ぶりは有名です。「だが、彼には、人一倍すぐれた才能が備わっていて、・・・、巧みな弁舌をもって周旋・調停をする能力」とあり、「当時は、『勝の本領は政治的調停人で、昔も今も海軍はただ籍をおいているにすぐない』ということは、消息筋は誰もが知っていた。彼の過去の事歴を知る人が、まだ幾人も存命していたからだ」と記されています。

 書中、福沢諭吉の無能ぶりと書籍を購入するにあたっての公金横領の件もでてきますが、歴史小説で語られる人物を、そのままその人物の歴史認識としてしまうことの安直さはこころにいつも留め置かなければいけないこととおもいます。

 本書とは離れてしまいますが、森林太郎(鴎外)の文学的業績と、医学分野での脚気の取り扱いの失敗のために日露戦争のときに戦う前の兵隊を死亡させているという責任の問題もおなじようなことであります。

 彼の晩年は製塩業の開発に携わりました。鰊(にしん)・鰯(いわし)・鯖(さば)など日持ちしないために、どんなに豊漁であっても食べきれず、そのほとんどが肥料になってしまうのをうれえた友五郎は、これを塩漬けにして輸出し国力を富まそうと考えたのでした。彼は二度の渡米でかれらが塩漬けのそれら魚類を日常の食としていたのを見ていたからでした。

 日本という土地を実直にコツコツと耕してきた人たちは、たくさんいたのだなと感じ入っております。

 

2023年12月30日土曜日

電池チェッカー買った

 ずっと以前(2,30年前)に買った電池チェッカーの動作がどうも不安定でした。ポイントがあったのでヨドバシで購入。

 古い電池チェッカーで使えないと表示された電池をこの新しいもので再測定したら、まだ使えるとでた。

 ということは、まだ使いまわしのできる電池を結構捨てていたことになりそう・・・

古い電池チェッカーはふたつあったけど、ゴミに出しました。

 

2023年12月29日金曜日

小机の脚を継ぎ足す2

 まったく揺るぎなく脚を付け足すことができ、

 この脚の収納はこんなふうにしました。

 横溝ビットで長方形の側板に溝をほり、支え板を回転させてはめ込みます。

 これで脚はどこにいったと探すこともなくなります。

 ついでに、引き出しの下の出っ張り(2cm弱)をカットしてスッキリさせました。

画像ではあまりわかりませんが、見た目がグッとしまった感じになりました。

 古い家具、リメイクできて、めでたしめでたし♬

2023年12月28日木曜日

小机の脚を継ぎ足す1

 小机はこれ。高さは360mm。

 普段使っている机(食卓でもある)はこれ。高さは700mm。

 脚を継ぎ足して同じ高さにして、お客さんが来たときなどにも備えたい。

まずは、ひっくり返して、ネジを締め直す。ほとんどのネジがゆるんでいた。

 この小机はたしか生協で買ったものを譲ってもらって、かれこれ30年以上はたっているとおもう。ちなみに、この天板と脚の構造(細長い長方形の隅に脚2本を固定し、天板の両側に配置する。長手方向に垂れるのが不安ですけど)気に入ってます。

 脚の固定も、今はこのための金属の金具が販売されていますが、昔ながらの留めのように加工している、この方法が好きです。

 小机の脚の裏に鬼目ナットを埋め込む。

φ12mmの穴をあけて、

ダブルナットでねじ込み、(レンチでも柔らかい木ならばねじ込めますが、硬い木になると鬼目ナットの自体がそれほど丈夫ではないので、口部分が割れてしまいます。何度も失敗しました)

うまく入りました。

 机と小机の高さがうまくそろった。

 なんか股引をはいたような脚姿(ゲートルを巻くとも、脚絆ともいう)、まぁ高さがそろえばよいので氣にしない気にしない。で、まったくぐらつかないことに驚きました。

 脚はすでにあったものに、不足分約11mmのものをはさんだ。そして脚2本をこの隙間にちょうどおさめることができそうだ。

 落ちてこないようにするには、紐で吊るすのが一番簡単。

さてどうしましょう?

つづく

 

2023年12月27日水曜日

昔の広告「引札」7

 潜水士、とうとう龍宮城を発見!

 明かりをさしたり、ポンプで空気をおくったり、そのホースをたぐったりと七福神総出です。七福神の乗っている舟はなんとも豪華な鶴の舟。胴体には空摺(エンボス加工)がされているという、こだわり。潜水士の潜水服にもおなじく空摺。

 今回見てきた引札は正月引札といわれるもので、日露戦争戦時色一色のきな臭い引札ばかりの中でも、目出度いものを見てきました。

 どこかの企業が、正月の新聞に和紙でつくって、はさみこんでくれませんかね。

 

2023年12月26日火曜日

昔の広告「引札」6

 酒屋でもこちらは日本酒ではなく、ビール。でも背景には四斗樽があります。

銘柄はわざとかくしていても「アサヒビール」、「キリンビール」、「サントリービール」とわかってしまいます。

ビールの栓が現在のものとは異なっているのがわかります。

 近藤商店のワインもあります。

ビールを大酒坏でのむ人はあまりいないだろうなぁ。

 

2023年12月25日月曜日

昔の広告「引札」5

 「初 春 尓 便 り嬉 しき 電 話可奈」

  はつはるに たよりうれしき でんわかな

 明治後半になっても、電話はまだまだ貴重なものだったようです。

電話帳には、夷三郎、大黒槌エ門、多聞天次郎、金田福助、壽次郎、布袋市右衛門、とめでたい七福神の名前が記されています。

 当時この引札をみて、きっと面白半分(正月屠蘇気分)で電話をかけた人がたくさんいたこととおもいます。

 

2023年12月24日日曜日

昔の広告「引札」4

 「客  あしの 日毎 尓 多 き 御ひいき尓 價  もかるき 桐 の 古ま下駄」

  きゃくあしの ひごとに おおき ごひいきに あたいもかるき きりの こまげた

 下駄の五重塔、お見事!

床には色とりどりの鼻緒があります。

履物屋さんや下駄屋さんはすっかり見かけなくなってしまいました。

 

2023年12月23日土曜日

昔の広告「引札」3

 「諸国炭薪商」

 出荷に向かう大黒様と布袋様(かな?)。青い帽子の大黒様は丸太です、力持ち。背景に紅葉をあしらい、これから寒くなりそう・・・

 「諸国薪炭商」

 振袖姿のお嬢さんが薪を抱えている姿。このお店のお嬢様ではないでしょうけど、なんとも働き者!「わたしはこれで手一杯。あとの束は運んでくださいな」「へいっ、あっしにおまかせを」

 どちらも働いている人たちは、ハチマキ・ハット・ハンチング帽と、時代の流れを感じさせます。

 わたしの現在住んでいるところは、江戸時代、薪や炭の付け木を名栗川から多摩川を使って出荷する一大生産地でした。薪炭商は今となってはその重要性は想像できないくらい大切な商売であり、それらを供給する山や里や入会地などはさらに大切に守られていました。


 

2023年12月22日金曜日

昔の広告「引札」2

 この「新版引札見本帖」は明治36年(1903)に発売されました。ときはちょうど日露戦争へと突入するところで、そのため見本帖の8割位までがきな臭いものになっています。

 しかしながら、時代の移り変わりをみることもできるものもあって楽しめます。

 「敷島の大和心を人とわバ朝日尓匂ふ山桜可那」とたばこの側面に記されています。

 たばこの銘柄「「敷島・大和・朝日・山櫻」」はここからとったのでしょうが、戦争に向けて税収UPをねらっています。なにせ日露戦争のときの戦争への費用は国家予算の9割にもたっしたというのですから、まさに狂乱国家であります。「リリー」の底面の「Push this end」がとてもつたない文字です。


「一新?所各種販売仕候間従前不相変 御愛顧御引立の程伏テ奉希候以上」

たばことは関係ないのに、この時代の最先端、自転車がちらりと描かれています。着物の紫色や帯がきれいです。

 こちらの箱の意匠はなんとなくお線香が入っていてもおかしくなさそう。

 

2023年12月21日木曜日

昔の広告「引札」1

 「新版引札見本帖」といういろいろな引札の見本をNDL(国立国会図書館デジタルコレクション)で見ることもダウンロードすることもできます。

 この見本帖は明治36年のものですが、時代的には江戸時代の頃からの流れを引継いでいると思います。とてもおもしろく、葉書の図案にもぴったりで、季節季節の便りにも使えます。

 今の時代から見るとなんと豪華な広告なことかと感じ入ります。

 自転車に乗るのは、明治33年(1900)上野の東京音楽学校に通う16歳の三浦環(旧姓柴田)。後に欧米のオペラ界で活躍したそうです。

 ??らし久 先 を競(きそ)ふや 初 左くら

 ??らしく さきを  きそ うや はつさくら 

 当時自転車はめずらしく、ましてや通学に使用する女学生は新聞ネタにもなり見物人もでたそうです。

 左側の空白に宣伝文が入りました。

 <<< 20231225追記 >>>

 上記「??」は「志保(しほ)」らしく、「しおらしく」と読めそうです。ずいぶん悩みました。「しおらしく 先を競うや 初さくら」となります。う〜ん、なんだかホッとしました。

 「先を競うや」はもちろん、桜が二分咲き、五分咲き、八分咲きと競うようにということを掛けています。

以上

 

2023年12月20日水曜日

L.L.Bean pajamas arrived♪

 注文したのはこれ。

『スコッチ・プラッド・フランネル・パジャマ

商品番号 : TC500668

タイプ : 米国フィット・トール カラー : Black Watch Tartan サイズ : XXXL』

 XXXLはどうみてもでかすぎた!!!しかし、上着は股下まで長さがあるので、まずはズボンからはみ出る心配はない。この目的は達せられた。よし!

 実物がこれ。ご笑覧あれ。

 巻き尺はだいたい226cm。腰の部分は上着を約20cmズボンに入れています。首から上はややウマズラかもしれないけど、首と顔(頭)の長さ分です。

 L.L.Bean のHPには

『メンズ米国フィット(ヌード寸法)身長(cm)トール186 - 191cm - トール・サイズの商品は着丈が約5cm、裄丈が約2.5cm長めとなっています。』

とあります。

 ズボンは乳首下くらいまで上げパンにして、上着の袖は二重に折り返せばなんとか着ることはできるので、これでよしとします。

 とにかくこれで就寝中背中はでない。

 ところで、 L.L.Beanさん、モデルに着せての写真もいいけど、巻き尺といっしょにこんなふうな写真も2,3枚入れてくれると大きさがつかめるとおもいます。ご検討ください。

 

2023年12月19日火曜日

戸籍全部事項証明書をコンビニで取得

 戸籍全部事項証明書は目的とするものではなかったけど、コンビニから取得することはできました。¥450円。お札は受け入れてないようで、小銭が足りないかと困った。

 またマイナカードが読み込めないので位置を変えろだのとで、最初から何度か行わなければならなくめんどうでした。

 

2023年12月18日月曜日

Canon IXY650 購入

 現在使っている CASIO EX-ZR1000 と使い方はにているが、一回り小さい感じ。

 シャッターボタンを押してから、次のシャッターを押すまでの時間が現在のものよりながく、ちょっともたつく。これイヤです。

 wifiで画像を送信できるとあるので試した。MacBookAir15inchM2 MacOS VENTURA とはつながらない。Win10 とは接続できたがこんなにのろくては使えぬ。

 IXY650とPCの接続コードがなかったので購入した。

mac とつないだが Finder に デバイスが表示されない。casioのはつなぐだけでFinderにデバイスが表示されます。さて困った。しばらく悩んでmacosについているアプリの「イメージキャプチャー」

があるのをおもいだした。これを立ち上げるとデバイスが表示され、画像を見ることができ、

PCに読み込むことができました。とりあえずはこれで大丈夫。

めでたしめでたし♪

 

2023年12月17日日曜日

「飯能市立図書館」再開、よかった♪

『停電の状況

 12月5日(火)の朝、職員が出勤した際に停電していることが発覚し、業者が点検したところ、図書館と電柱をつなぐ高圧ケーブルの異常(地絡)が原因であることが判明しました。なお、飯能市立図書館は電気工事等を実施し、12月17日(日)に再開館いたします。』

ということで、感電事故漏電火災などなくてよかったです。

 午前中は混雑するでしょうから、午後借りに行きましょう。

 

2023年12月16日土曜日

「利用登録が完了しました」のでコンビニへ直行♪

 「証明書交付サービスをご利用いただけます」とでた。

必要なものはマイナカードとお金だけ。前回と同様に申請する市町村まで選択した。

おぉ〜、「発行は平日9時から17時」と画面に出た。今日は土曜日。

お役所仕事であったことを忘れていた。

痛い。

 

2023年12月15日金曜日

牛蒡・人参・椎茸・手羽先の炊合せ

 牛蒡はほとんどきんぴらに調理しているのですが、太めのやわらかそうな牛蒡でしたので、ぶつ切りにして煮物で食べたらうまかろうと、炊合せを昨日料理しました。

 牛蒡(太めの長いもの1本)、人参(小ぶりのもの2本)、これがなくちゃとわざわざこのためだけにスーパーへ行って、肉厚の大きな椎茸(8つ)、出しがとても良く出るので、手羽先(8つ)。調味料は砂糖をやや多めにしてあとは、白だし少々、めんつゆ少々、酒やや多め、そしてフライパンでこんがり焼き目をつけた手羽先のそのフライパンに水を入れてそのまま鍋に入れました。

 ことこと20分くらい煮てから、保温調理器具の入れ物に鍋をいれてそのままにします。2時間くらいしてから、今度はじんわり冷まします。

 夕飯で食しました。なんかお正月が一足先にやってきたような旨さ。

もう2,3日分あるのでまだ楽しめます。

 

2023年12月14日木曜日

CASIO EX-ZR1000のerror message「レンズエラー2」

 このエラーが最近でるようになった。

 ネットの「修理に関するお問い合わせ窓口」で調べるも、保証期間を過ぎていて修理は受け付けられないとありました。

 購入したのは2013年春だったはずですから、もう10年以上使ってきました。

 ある日突然動かなるというのがデジタル製品ですから、まだ十分撮ることはできているのですけど、新品を購入しようかと物色し、CANON IXY650 を注文しました。

 今日あたり届くはず。

 

2023年12月13日水曜日

戸籍謄本を電子申請した

 マイナカードはすでにあり、それを読み取るカードリーダーもある。このカードリーダーは古いもので、ネットからドラーバーをさがしてインストール。

 ジジイのwin10はBootCampでつい数週間前に設定したものであるため、電子申請するためにはあれをインストールしろ、これをインストールしろとうるさい。

 で、必要事項をすべて入力して「ただいま電子申請中です」とアニメでふたりの事務員がせっせと書類を流しているのが延々と続き次にすすめないところで諦めた。

 近くのコンビニの端末で画面の行政サービスを選び、そのながれで手続きすると、ほんの数分で完了。事前にこのYouTubeをみて学習した。

https://youtu.be/YsIDvRb18ko

コンビニ端末が一番簡単、なんてこった!

 

2023年12月12日火曜日

とにかく明るい居間になった

 昨日居間のLEDを60W💡から100W💡にかえた。

 なんという明るさ!!!とにかく明るい居間になった。

すぐになれるだろうが、なんか落ち着かぬ。

 ネットでユニクロに注文したものを取りに行くついでにデンキチで今年一年の乾電池などを回収してもらおうと立ち寄った。店内の広告の品物棚にひきよせられてしまって購入、¥1188でした。消費電力12.4Wとある、これ驚き。

 帰宅して調べると、おぉ〜アマゾンで同等品を¥950円で売ってました。

それにしても、明るい💡♪

 

2023年12月11日月曜日

冬物パジャマなやましい

 気に入っている冬物パジャマが一着あって、これと同じものをと思って探すともう販売していませんでした。たまに寝汗で夜中に着替えることがあり、もう一着必要になってさがし始めたのが数年前でした。

 ジジイは歳とって縮んだとはいへ身長が190cmあり、XXXLや3Lなどでもたいてい身丈が短く、寝返りなどをしているうちに背中がはだけて出てしまうのです。これイヤなんです。

 これなら大丈夫かと購入したものはさがし始めてからもう4着も購入してしまいました。

この画像のように世の中にはこんな粗悪品も販売しているのです。洗濯したらこんなになってしまいました。縦方向に20cmちかく縮んでしまった。

 まるで奴凧(やっこだこ)だ。しかし生地はよい。裾部分にタオルを二枚継ぎ足そうかと悩んでいる最中です。

 Yahooにパジャマ屋さんっているのがあるのですが、ここの十分大きいのを買いましたが、やはり身丈が短かった。どうして身丈にしろ着丈にしろどれもこれも短いんだろう。股下ぐらいまで長いのがあったっていいじゃないか。

 ユニクロに冬物ではないけど大きいサイズのパジャマがあってこれは満足の品。で、ちょっと前にユニクロでさがしてみると、満足の品と同じものはもう販売していませんでした。ユニクロの欠点は数年着てみて気に入ったからとおなじものをさがすとほとんどの品は販売終了になっているということ。こまるなぁ。氣をとりなおして、3Lのものを買いました。いま毎晩これを着て寝てますけど、やはり寝返りで背中が出ちゃう。

 ネットでパジャマを検索すると、オーダーメイドのパジャマ屋さんがあることがわかりました。しかし大きいサイズになるとちょっと高価です。う〜ん・・・

 そうだ、いっとき頻繁に購入していた海外通販があったことをおもいだしてしました。

 Eddie Bauer を探すもなし。

 LLBean 探すとあった。でも10年前とは注文方法などが変わってしまっていて、米国からの輸送はしてないとあり、日本の支店を通して購入する方法になっていました。昨日、そのHPをみていたのですけど、ちょうどいまなら20%OFFにひかれて、トールサイズの3Lを注文してしまいました。

 けっきょく、欠陥品・Yahooにパジャマ屋さん・ユニクロ・LLBeanと4着も買ってしまっていて、散財もいいとこっ!

LLBeanが当たりでもうこのパジャマさがしは打ち止めにしたい。

 

2023年12月10日日曜日

macOS BootCamp Winとカーソルが逆になる 解決

 「mac precision touchpad」 というトラックパッドのWindows10用のドライバ―をインストールすることで解決し、さらにmacOS と同様のタップやスワイプが使えるようになって、使い勝手がUP。なんとも胸がすぅ~っとする快感であります。

① BootCamp Win10 を立ち上げます。

② https://github.com/imbushuo の

③ mac-precision-touchpad をクリック。

④ 画面右下隅の Release3979 をクリック。

⑤ 頁一番下の4つのファイルの最初の Drivers-amd64-ReleaseMSSigned.zip をクリックしてダウンロード。

⑥ そのzipファイルを右クリック(または2本指でタップ)ですべて展開で解凍。

⑦ 解凍された「drivers」内の「amd64」の中に5個のファイルがあって、その中の AmtPtpDevice.inf を右クリック(または2本指でタップ)してインストールを選択、そのあといろいろ出てきますが、先にすすめて、インストール完了です。

⑧ windowsのスタートから歯車マークの設定でデバイスを選ぶと、なんと左側メニューに今までなかった「タッチパッド」が追加されています。

さらにこれらの表示はすべて日本語になっているという摩訶不思議さ。

 このまま特にどこも設定し直すことなく、カーソルの向きと画面の移動はmacOSとおなじになっているし、タップやスワイプも使えるようになっています。

 今までは、winのレジスターをいじってカーソルの向きを直していましたが、アップデートするたびにもとに戻ってしまうので、いちいちレジスターでの設定も面倒になってやめてしまっていました。

 これでストレスなくトラックパッドの上で指をすべらすことができます。

めでたしめでたし♪♫♬

 ところで、現在当たり前のように、画面上で指をすべらせていろいろな操作をしているのは、息をするのとおなじくらいどこでも目にすることができるようになっています。この指をすべらせて操作する方法の開発はあるプロブラマーが完成させたものですが、これをAppleが買い叩いてすべてを自社のものにしたことは有名な話であります。

 また、Microsoftではタッチペンというのか小さなペンで画面直接に入力や操作をする方式をとっていますが、Appleはスティーブ・ジョブズがこれをひどく嫌っていて、これは今現在にも踏襲され、そのかわりがこの指先のいろいろな操作になっています。

 ですから、いわばこの方式はAppleの生命線の一つと言ってもよいくらいのものであるわけです。そこでなのですが、この「mac precision touchpad」をAppleは買い取って、是非BootCampに定番で含めてほしい。これでほぼBootCampは完成するとおもうのです。

Appleさんどうですか?

 

2023年12月9日土曜日

蔓(つる)をとってきた

 散歩することのある市のグラウンドで、蔓を発見。いまのところ広いグラウンドの散歩道に沿った草地の2箇所でしか見つけていないが、くせのない素直な蔓で扱いやすい。

 細かい根をとったり、産毛を処理したりして干す。

 とりあえず何本かリースの土台にしてみた。

 まだ柔らかくて編みやすい。

 

2023年12月8日金曜日

開戦記念日に寄せて

①北朝鮮報道にまつわるアレヤコレヤが開戦前後の日本の姿におもえてならない。

②ロシアのウクライナへの侵略戦争。プーチンいわく理は我にあり。戦争指導者は皆同じことを言う。こんなジジイでもどうしたらやめさせることができるだろうかと悩むのに、マスコミ・報道は戦争の悲惨な状況をながすのみ。

③パレスチナ・イスラエル、ガザの戦争。同じところに住みたいのなら、話し合って協調するしか方法はないのに、それぞれを支援する国は後押しするだけ。米国があれほどにイスラエルを支援する理由はどこにある。

④広島・長崎原爆のこと。日本は開戦に先立つ中国本土で重慶爆撃など無差別爆撃をこれでもかっていうほどにおこなった。日本が原爆を開発していたら、日本はためらうことなく確実に何発も米国本土に投下させていただろう。「戦争をはじめるとこんな結末になる。生き残った犠牲者は何世代にもわたって苦しむ。戦争は選んではいけない選択肢なんだ」という主張をすべきだろう。

 

2023年12月7日木曜日

反っている端材を平らに

 反りのある板は、厚さをかせぐために、反りの中央あたりで真っ二つにしてからまた接着するというやり方もあります。この方法はよく使いますが、今回はベルトサンダーで削ります。

最初に山なりになっている面をほどほど平らにしてから、凹んでいる面にとりかかります。

 木口の墨線を残すようにしながら、削っていきます。

 このくらいになれば、OKでしょう。

 木の目の向きが短辺に平行になってしまいますが、これでお盆を作ります。

 

2023年12月6日水曜日

葉脈きれい

 庭の枯葉掃除をしていたら、ふとこんな枯葉が目にとまりました。

 ほぼ完全に葉脈だけ残してます。しばらく見入ってしまいました。

自然の造形美とはよくいいますが、それにしてもすごい。きれいだ。

  

2023年12月5日火曜日

絵師・彫師・摺師

 日本の木版画は絵師・彫師・摺師がそろわないと完成しません。

 絵師は木版で何百枚も摺ってもらうこともできますが、木版でなくても和紙にじかに描いてそのまま一枚物で完成させることもできます。

 彫師はわたされた絵を板に貼り、絵師からの指示も聞きながら彫ります。

 摺師も同様に絵師の色やぼかし具合などの指示にしたがいながらも、摺師の感性もくわえて木版画が完成します。

 つまり木版画は三者がもしくは出板人をくわえて四者がそろって完成し、後年名前が残るのは出板人と絵師であることが多いのです。錦絵や浮世絵では絵師を「◯△□筆」と大きめの字がのり、「出板人☆▽◎」「画工□▽」(版下絵師、浮世絵師)が小さく枠書きであったりし、この画像のように彫師の名前「彫栄」(渡辺栄蔵)などと入ることもあります。

 しかしながら、やはり絵師は木版画にしなくてもやっていけますし、絵師の下絵があって彫師・摺師となるので、悪く言えば主従のようになり、絵師の名前の存在は大きいのです。

 江戸後期より明治になって、欧米よりあらたな印刷活版技術が入ってきてみるみるうちに木版による印刷方法はすたれていってしまいました。これだけのすばらしい技法が完全になくなってしまう前に、わたしにありあまる資産があるならば、先頭に立って支援するのですが、う~ん、悲しいかな、こんな文章を書くのが精一杯なのであります。

 現在では人物像を寸分もたがわず制作することが可能で、それも何体もつくることができます。しかし彫刻家などがつくった人物像を並べてみれば、どちらが人が作ったものかをあてることは簡単です。彫刻家がつくったものの複製を並べてしまうとわからなくなるとおもいますけど。

 木版画も同様です。木版画の世界を残したい。

 

2023年12月4日月曜日

crepe paper book『2023 Calendar December』再掲

 昨年2022年12月23日の再掲です。

国立国会図書館蔵

The Night Market at the

 Asakusa Temple late in the Year.

不許複製

著作権所有

新井芳宗画

明治三十二年十二月一日印刷

同月十日発行

東京市京橋區日吉町十番地

著作者兼発行者

長谷川武次郎

同市芝區神明町二十一番地

印刷者   浅妻徳次郎

 一年の最後を飾るにふさわしい絵となっており、他の月とは力の入れようがちがっているのがあきらかにわかります。右側の阿形(あぎょう)の仁王像の柵の前に、わらじ札に絵師の名前がひっそりと(といいたいところですが、いやでも目立って)ぶら下げられています。そして柱には御札が2枚貼られ、奥付が直書きされています。

 大提灯も見事。Calendarは提灯の底の曲面にそうように配置され、中からの灯りでうきでるような感じがうまく表現されています。2023年12月の日にちに並び替えるのはとてもとても大変でしたが、見た感じそれほど違和感なくできあがっているとおもいます。浅草寺の提灯は火事で消失し、戦後松下さんが寄贈したはずですが、もうこの明治32年にはなかったとおもうのですけど、どうなっているのでしょうか。

 その大提灯の下で手をつなぐ母娘。母親のなんというシックないでたちでしょう。御高祖頭巾も素敵ですし、袖口からのぞく裏生地の渋朱色。娘は正反対に派手さをおさえて紫の振り袖で裾へむかっての濃淡のぼかしにうっとりです。髪飾りも細かく描いています。

 夜店の人混みも暗がりの中とはいえ、寒さの中ここだけが熱気に満ちているようです。夜店からの提灯の明るさが人混みの足元にむかってさしています。お寺の階上の舞台にも人が密集していてそれら人混みをながめています。

 お寺の庇、阿形(あぎょう)仁王像の力強い右腕などなど、どこをみてもみても、飽きることなくながめつづけてしまいます。

 ここから、本日のブログになります。

これはちりめん本の海外向けお土産であったり、輸出したものです。ちりめん本についてはわたしのもう一つのBlogで手持ちのちりめん本を何本かアップしています。ちりめん本は「crepe paper book」と英訳されていて、これで検索するとたくさんのちりめん本がヒットします。

 今年最後の月、この画像をそのままプリントアウトして壁に鋲止めして楽しんでください。

 

2023年12月2日土曜日

台敷5つ目完成

 欅だけでは薄く、木口どうしの接着の補強のためもあって、チーク薄板5.5mmをはりました。この薄板ゆるく反っていたので、中央で切って再び接ぎ合わせながら全面接着です。

 画像をみても、中央で接着しているのですけど、まったくわかりません。

 もう一方は欅そのまま、両面ともに凹凸なくきれいに仕上がりました。

 

2023年12月1日金曜日

「リスボン大地震 世界を変えた巨大災害」を読んだ

The Last Day

Wrath, Ruin, and Reason in the Great Lisbon Earthquake of 1755

Nicholas Shrady

山田 和子訳

白水社

 リスボン西南200kmあたりが震源で、大きな海溝もなくほどほど平らな海底で、なぜあのような巨大地震のとなったのかは、今も不明であるそうだ。最近の研究ではどうやら大陸移動の割れ目ができつつあるのではないかといわれている。

以上はこの本には何にも記されてなく、わたしがネットで得た知識です。

 この本は、この大地震の復興にあたってとてつもなく大きな役割を果たした、カルヴァーリョの伝記といってもさしつかえなさそうです。

『彼が行った変革の数々は、恐るべきものだった。奴隷制の廃止、新キリスト教徒と従来のキリスト教徒の間の差別の撤廃、すべてのポルトガル人が国家の職務に就けるようにし、法のもとでの全国民の平等を確立したこと』

とあり、さらに『産業と教育の場で彼がなしとげたことは驚異的としか言いようがない』

とあります。

 ポルトガルは20数年前に観光で訪れたことがあり、そのときはカルヴァーリョのカの字も知らなく、宮殿やお城を散策しました。街の中をくまなく、また河畔や海辺をあるき回りましたが大地震の記念碑や何らかの大地震にまつわる説明パネルは見なかったようにおもいます。

 イエズス会の宣教活動を隠れ蓑にした日本侵略はあやういところ、なんとか日本は切り抜けましたが、本国のポルトガルではイエズス会に国家を乗っ取られるてしまったという話は、なんとも皮肉な話でありました。

 

2023年11月30日木曜日

台敷4つ目5つ目

 4つ目は根気よくベルトサンダーで平らにしながら平面を出します。それから木口どうしの接着補強のためネジで締め、

 丸棒で穴埋めをしました。

 5つ目は薄いのでクランプすると浮き上がってしまい、そのためにまたクランプと汗。

 こちらはネジで補強ができないので、チークの薄板を貼ります。