2023年12月23日土曜日

昔の広告「引札」3

 「諸国炭薪商」

 出荷に向かう大黒様と布袋様(かな?)。青い帽子の大黒様は丸太です、力持ち。背景に紅葉をあしらい、これから寒くなりそう・・・

 「諸国薪炭商」

 振袖姿のお嬢さんが薪を抱えている姿。このお店のお嬢様ではないでしょうけど、なんとも働き者!「わたしはこれで手一杯。あとの束は運んでくださいな」「へいっ、あっしにおまかせを」

 どちらも働いている人たちは、ハチマキ・ハット・ハンチング帽と、時代の流れを感じさせます。

 わたしの現在住んでいるところは、江戸時代、薪や炭の付け木を名栗川から多摩川を使って出荷する一大生産地でした。薪炭商は今となってはその重要性は想像できないくらい大切な商売であり、それらを供給する山や里や入会地などはさらに大切に守られていました。


 

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