しかし、早朝から雨だ。
一瞬どうしようかと思ったが、ひるんではいられぬ。
Goだ。
車を出してすぐに雨脚が強まってきた。
道路は空いていて、ものの10分で到着した。
駐車場も数台分まだ空いていて、よし。
時間は7時31分。
うっ、もう並んでいる。
最後尾について、5分もたたぬうちに20人近くの人がうしろに並んでしまった。
15分位並んだろうか、整理券を配り始めた。
89番。8時30分から9時まで有効と記されている。
大雨の中、お店の方々の配慮が有り難い。
予定を繰り上げて、整理券を配り始めてくれたようだ。
車に戻り、雨宿り。
益々雨は強くなる。
レジ袋を下げた人がチラホラ目につき出した。
目を凝らしてみると、栗だ。
えっ、まだ8時半前だぞ。
予想以上の人だったのだろう。
早めに販売し始めたようだ。
まずい、急いでお店の前で並んでいる列に加わる。
お店の中もずっと列だが、少しずつ前には進んでいる。
二袋ゲットしたが、残りは10袋もなさそうだった。
あぶない、あぶない。
やはり、絶えず四方を警戒しないと整理券があっても、買いそびれる。
そのまま店を出て、走って1分のクロネコへ。
母へ宅配した。
9時前に手続きしたからだろうか、今夜の6時過ぎに宅配できるという。
まさか今日中に届けられるとはおもってなかったので、よし。
自分の分に8こだけ抜いておいた。
3年越しでようやく手に入れることができた。
味もさることながら、ポロッとほんとにむけるかどうかのほうに興味は大であった。
早速試す。
このサイトが詳しい。どなたかは存じ上げぬが多謝。
http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/kuri-polotan2.htm
切込みを入れて、600Wで2分。
レンジから出した時点ですでに、桃から生まれた桃太郎よろしく、
切り込みにそってカパッと裂け、中の栗の実が見えている。
指先が熱いのをふーふーしながら、裂け目を広げるように割った。
まるまるの栗の実がポロンと落ちた。
か、か、感激だ、感動だ。
渋皮はどこにいってしまったんだ。
実をかじってみた。
この調理時間ではまだ中が硬い。
甘みが充分に伝わってこない。
あとで食べる前に茹でることにした。
今では当たり前になってしまった、りんごのフジという品種がある。
様々な品種を駆逐して、フジがあっという間に広まった。
最近ではまた、かっての品種がぶり返してはいるものの、
フジはりんごの定番である。
このポろん栗(ポロタン栗)も広がることは確実だろう。
農家さんに頑張ってもらいたい。
素揚げの栗も食ってみたかったが、これまた行列がすごい。
普段から並ぶことは大嫌いだ。
行列のできる店などまっぴらゴメンだ。
でも、きょうは例外、母に食わしてやりたい一心だった。
これなら母は喜ぶだろう。
めでたしめでたし。
0 件のコメント:
コメントを投稿