2019年3月2日土曜日

楓(かえで)で靴べら制作 その6

 わたしはおもちゃみたいな「RYOBI_TBS-80卓上バンドソー」を使ってます。
本当はもっとしっかりした本格的なものを購入予定だったのですが、重くて大きくて部屋に入りません。
だけど、バンドソーはとても必要で、さほど場所を取らなくて重量もそこそこのものを探してこの機種と相成りました。

 今回の加工ではRYOBIの刃を使ってました。とても調子がよく切断面はツルツルで申し分なしでした。
でも、さすがに楓44mmは過負荷みたいで自動で止まること度々でした。で、ついにバンという音とで、切れたかなと心配しましたがはずれただけでホッ。

刃はこんな具合に取り付けています。この方法に至るまでは結構時間がかかって大変に面倒でしたが、このようにするとほんの数分で装着完了します。



 クランプでホイールを下げてやると刃が難なく付けられます。
刃がユルユルしないように洗濯バサミで止めます。

 あとは適切な位置に棒で押し込みます。




 はずれたのを装着して再開、今度は欅38mmを切ります。
何度か止まるも切断面は今までで一番綺麗。
何本目かでバンとまた、今度は切れたかと心配的中で、悲しいかな高価な刃が切れてしまいました。
コンタがあればくっつけることができるのですが、うーん・・・残念。

 「岩崎目立加工所」の刃を先程の方法で装着。
今度はとても硬い樫37,8mmの切断です。これは途中で止まることは承知で少しずつ慎重に進めます。
バン、バシッという音で、切れてしまいました。
初めて見る切れ方です。



 どうしてこんな切れ方をしたんだろうと、作業を振り返りました。
刃を強く張りすぎていたに違いありません。
アッと気づきました。
ここです。



 クランプの丸い押さえとバンドソーの張りを調節する黒いノブです。
クランプを締めたり緩めたりするときに一緒にこのノブが回ってしまっていて、
張力がほとんど最大になっていたのです。
張り替えたら張力のこのノブの調節を忘れていたのでした。
キレるわけです。

 適切な張りに調節して、作業を続けることが出来ました。


 つづく

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