2019年3月29日金曜日

日本の国際捕鯨委員会脱退について

 昨年2018年12月26日に日本は国際捕鯨委員会を脱退した。
ちょうど3ヶ月前になる。

 この報道を聞いたとき、一番始めに頭に浮かんだのは
松岡洋右が国際連盟の演壇で大演説を行い、脱退を宣言した姿だった。
日本はその後、戦争へと邁進することになる。

 小学校の児童会のようなことを言うのだが、
誰も援護してくれる人も仲間もいないからと言って、脱退してはオシマイ。
負けを認めることになってしまうではないか。

 たくさんの経緯と長年の鬱憤があるのは、承知している。
戦後、何もかも失い、食料を求めて国外の外洋に出陣した最初の船団は捕鯨船だった。
日本の捕鯨に関する事柄は、すべての面でよくやっているとおもう。

 何を食って生きてゆくかは国によって異なる。
お前たちこそ哺乳類の牛や豚や羊を食っているではないかと言ったって、何も始まらぬ。
文化の差異を理解してもらうには、しつこく諦めることなく説明説得してゆくしかない。
それ以外の腕力によるシーシェパードのような野蛮な方法や、交渉を断つなどしてはならぬのだ。

 根気よく理解を求める。
愚直に何代にもわたって手を変え品を変え説得するしか方法はない。



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