2017年2月9日木曜日

印鑑入れ その13

 ストレートビットで材をくり抜いた最後には、
底にどうしても丸いビット跡が残ってしまいます。
この画像では底の真ん中あたりに薄っすらと丸いビット跡があります。



ほぞ穴の底をさらうノミがありますが、わざわざこのために買いません。

 大きなくり物やお盆などは、いろいろな道具でビット跡やおこげをとることができます。
しっかりついてしまったおこげは手強く、残ってしまうことが多いですけど。
ですが、この印鑑入れは幅が16mm〜18mm、深さも同じという狭い空間です。
どうやろうかと考えつつ放おってありました。
仕上げ作業をしながら、うんこれだ、とひらめいたのがこれ。
実際はもちろん両手で行います。



 3軍のノミをスクレーパー代わりにする方法です。
さっそくやってみると、おーとれるとれる、
一つとるのに、1分程度です。
簡単で速い。
取った跡の面もきれいだ。



 印鑑入れを作り出してから、ずっと気になっていたことが
ようやく解決です。
うれしいね。

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