2021年3月1日です。昨年は3月2日より小中学校全国休校になり高校もすぐに同様となりました。
コロナ騒動は今日までたった1年間のことなのですが、もっと長い期間そうしていたような気がします。
新聞記事の山極寿一さんの「科学季評」欄を楽しみにいつも読んでいるのですが先月の内容もとても興味深かった。人間の脳はゴリラの3倍ほどなのだそうだ。そしてそれは言葉が登場する以前にそうなっていたという。ではなぜそんなことがおこったのか。山極さんはひとつの具体的な例を示す。ゴリラなど類人猿はいったん自分の集団(群れ)を離れるとなかなか元のところへ戻れないし、一日のうちに複数の集団を渡り歩くことなどとてもできないそうだ。集団に参加するには仲間と心身を合わせる必要があり、類人猿にはそれができないからだと原因を述べている。
ここからはジジイの勝手な推論になる。ヒトが生き残りをかけたのは集団を渡り歩く能力が他の生き物より優れていたからか、というかそのようなことを繰り返すうちに獲得したためか。嫌な言葉でいうと征服欲。受け入れられやすい言葉にするとコミュニケーション能力。この能力は直接に接するという前提で獲得してきた。現在の状況で言えば三密が前提ということになる。
で、コロナに戻るとその三密回避は数年続くと思うけど、なんらかの影響が出そうな気がする。一番に現れるのは成長過程の赤ちゃんや子どもたち。なにかできることを手を差し伸べなければと考えるのだけれど・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿