2021年3月3日水曜日

「蜜蜂と遠雷」恩田陸 著 を読んだ

 おもしろかった。読みながらしきりに学生の頃読んだ人類学者川田順造さんの「音・言葉・人間」をおもいだしていました。そのときに読んだ驚きと感動が大きかったのでこんなジジイになってもそのときのことはちっとも薄れていないのです。本の題名の通り言葉の前に音がありそれですべてを伝えることができていた。前々回のBlogでもふれましたが、ヒトは言葉を使いこなす以前に現在の人なみの脳の大きさになっていてそれはゴリラの約3倍もあるのは、コミュニケーション能力のためだろうというはなしと無関係ではなさそうな気がします。

 読み終わって「蜜蜂」も「遠雷」も音なのだと気づきました。


 

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