最初は4駆のターボだったが、たまに遠出する以外は、ほとんど街乗りや近郊だけなので、わたしにとってはオーバースペックで、2駆のターボ無し同車種に買い換えた。それが2001年5月。
リコール隠しでつぶれるかどうかの瀬戸際だった頃だ。
買い換えるとき悩んだが、もうこんなことはしないだろうと楽観し、同車種にきめた。
結局、2014年4月に買い換えるまで、約13年乗り続けたことになる。
手入れはしたが、丈夫でよく走ってくれた。
リコール隠しはひどい問題だった。
トラックでは死者まで出した事故で欠陥を組織で隠したりもした。
最近ではエンジンのリコールに積極的でないことで国から指導も受けていたのではないか。
今回のこの問題は、日産からの指摘だという。
指摘されなければ、続けていたのか。
リコール問題からすでに10数年というか20年近くになる。
言いたいことはたくさんある。
ここに、以前銀行で順番待ちしているときに読んだ一文を紹介したい。
現在活躍中の室井佑月さんの文章です。(許可を得てません、申し訳ありません)
母親として、息子にこういう男になってほしいと愛情と願いをこめた内容だ。
謝っても許してもらえないことは、しないのが一番にきまっている。
しかし、人が成長する中ではたくさんの失敗をする。
しょうがないことだ。
万が一、そのことに
まわりから指摘されたり、あるとき自分で気づいたら、どうするか。
一生、心の片隅にではなく、ど真ん中に鎮座させて
ことあるごとに思い出し、決して忘れてはならないだろう。
会社は生き物ではない。
だからこそなおさら、なおさらに、してはいけないことに
敏感でなければならないのではないか。
わたしはもうこの会社から決して自動車を買わない。