2016年4月6日水曜日

今年最初のうぐいす

 今朝、うぐいすの鳴き声が山から聞こえてきた。
最初にしては、結構上手にさえずっている。

 20年近く昔の雑記ファイルにこんなのを見つけた。

『山にでも登れば、少しは気が晴れるだろうと来てみた。

何も考えずにただ足を進める。
そうこうするうちに、見晴しのよい場所に来た。

汗を少しかき、気分も良い。
ちょうどうぐいすが鳴いた。

   シーシファレと君は短調で鳴くか

わたし自身はすっかり気分が良くなったつもりだった。

しかし、自分でもわからぬ気分の奥底が、
うぐいすのひとなきで、その本体を見せてしまった。』



 こんなときもあったのだとおもう。


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