2020年8月7日金曜日

ネットでの誹謗中傷

 ネットのメールや書き込みなどは、現行の郵便物などの法的仕組みと同じに考える必要はない。
郵便物などの延長線上にあって電子的に交わすことのできるものとしてのメールではないはずだ。

 郵便物などは通信の秘密に守られて、差出人名がなくても届けることができる。
脅迫状だって嫌がらせだって何でも相手に届けることができる。
欠陥である。

 ネットのメールがそれらを踏襲する必要はない。
あちこちのサーバーを経由して発信元を探られないようにして届くメールは、それは犯罪なり悪意なりなどのはっきりした決意があるのだから、それらはべつとして、普段やり取りするメールは発信元が不明な場合は送信できないようにすべきだ。
現行より不便で使いづらいものなるだろうが、仕方がない。

 発信者を特定するのに、いろいろな手続が必要であるということ自体がとてもおかしなことだ。
すこしでも安心して使いやすいものを作るのが技術者だろう。
技術的にできるのに、それをしないのは怠慢だし誹謗中傷をうけるのはそれらを維持している運営者たちだ。


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