先日の新聞にも掲載されていた。もう数十年前から指摘されていることなんだけど。
牛が牧草などを食べるとげっぷ(メタンガス)やおならが大気中に放出されるけど、農水省によりと国内農林水産分野で排出される温室効果ガスのうちそれらが1割強を占めるのだそうな。さらに悪いことは、メタンガスの温室効果は二酸化炭素の25倍。
この問題の一番簡単なイメージはまあるい金魚鉢に住む金魚です。金魚が人間や生物、水が大気、金魚鉢のガラスが大気圏との境界。水が汚れて水温が上がり、金魚がアップアップしているというわけ。
地球に何億年もかけて蓄積してきた二酸化炭素やメタンガスなどを掘り出してそれを燃料にして文明文化の基盤にしてきて、それが加速化されているから空気が汚れるのは至極当然なことで、そうでなくするには、化石燃料類は使っちゃいけないということはこれまた至極当然。太陽電池・水力・風力・地熱などを使うんだな。各国のおえらいさんが集まってCO2を減らそうと足並みそろえるのはとてもよいこと。でも一方で軍事費が前年に比べて増大している国が多いというのはどういうことだ。住みやすくして戦争する?なんてこった。