諸説ありますがまぁほどほどに認められているこれらの年齢は宇宙が138億年、地球が46億年ぐらいとすると、ちょうど地球の年齢は宇宙の三分の一ということになります。
しかし、何億年といわれると実感がつかめません。億年を億円としてもこれもピンとこない。
そこで億年をm(メートル)に置き換えてみました。現在を原点にして時間軸を距離軸にしてみます。
つまり138億年を138mとするのです。これなら頭の中にこれくらいと実感がわいて具体的にあぁ100m競争よりももうちょっと長い距離かとわかります。地球は46m。これはなじみのある50m走の距離でもいいし、50mプールを想像してもよいでしょう。
さてなじみあるところで絶滅してしまった恐竜たちが大繁栄していたのは1億年前頃ですから、これはたったの1mという長さ、腕を拡げたより短い。隕石で絶滅しちゃったのが6600万年前、これは1000万年が10個で1億年(ピンとこない人は年を金にすればすぐわかる)で1mは100cmだからその十分の一の10cmが1000万年なので、恐竜絶滅は大雑把に66cmのところです。
で、人類はどうかというとこれもまぁ大体のところで600万年といわれているので、これは長さに換算すると指の長さくらいで6cm!ひゃぁ〜だね。この座標軸は西暦0年を原点としているので現在の約2000年は、エェッとすぐに長さに換算できないな・・・何だっけ100万年が1cmなので1万年はその百分の一で、1cmは10mmだから0.1mmが1万年かな? で、その十分の一が1000年なので0.01mmが1000年になる。あってるかな?
つまり2000年は長さの座標軸にすると0.02mmということがわかりました。細めの髪の毛の太さといったところだな。
さらに続けます。蒸気機関が発明されて石炭などの火力をバンバン使い出したのが18世紀からなので現在まで200年とちょっとしかたっていません。これを長さで表すと100年は0.001mmなので筆記具では表せません。点よりも小さい、うんとうんと小さい。シャーペンの細めの芯だってあの太さで3万年や5万年の太さ。
いま地球はフロンガスや二酸化炭素などで温暖化が進み、環境がめちゃくちゃになりつつある。その原因がわずか極小の点でもってもあらわすことができないくらいの時間なのだから、どれだけ人類が有頂天になって馬鹿なのかがおもいしらされる。
「蟻の一穴」というけど、まさかそれで地球自体が壊れるとはね、まだ間に合うぞ。
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