副業がここのところ認められつつあるようです。本業だけでは食っていけないのでやむなくということかもしれませんが、認められる事自体はとても良いことです。
日本の過労死とか職場などでのいじめ等々は、すべて「滅私奉公」の精神が骨の髄まで、正しくは雇い人が従業人に「滅私奉公させる」ことを強要することが、染み込んでしまっているからです。一度雇ったものは、何をしてもどんな使い方をしてもかまわぬ、まぁいってみれば奴隷みたいなものです。それがずっとずっと続いてきてしまっている。
なんせ、公務員になるのにあたっても「副業の禁止」をうたっているのですから。
勤務時間8時間をいろいろと拘束されるのは当然ですし、その勤務時間に私的な業務をするのは就業違反で首にされるのは当然のことです。しかしそれ以外の時間を雇用者が制限する根拠はいったいどこにあってなんなのでしょうか。雇用者はその人を雇うことイコールその人のすべてのことを管理できると傲慢に考えるとかそういったレベルではなく、そういったものとしてなんの疑いもなく受け入れてしまっているのです。雇われる人たちも文句を言うとクビになるのではと、小さくなっておかしいとはおもいつつも言いなりになってしまってます。
雇用者は勤務時間に対して給金を支払う、ただそれだけにすればよいことなのに、それができない。給料を支払っていると、何をしても良いと、人権云々はなくなってしまうのです。人を思い通り自分の召使いのようにする。契約関係としての意識がまったく欠如している。
給料支払者はまたは自分の部下は、奴隷と同じ。何をしても何を命じてもよい。勤務時間の就業労働契約関係さえあればまずはそれで十分だとおもいます。
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