千切り(ちぎり)や何らかの意匠を埋め込むときには最初に埋め込むものを作ってそれを写し取りそこを正確に彫り込みます。今回のような不定形な穴を埋めるときはその穴の大きさを含むような適当な型を作ってそれを先の方法で埋め込むこともあります。もう一つはその穴の形を写し取り、その形を削り出すというちょっと面倒な方法もあり、今回はそれでやってみました。
和紙(障子紙)を穴にあて、こすって形を写し取ります。
形を切り取り、埋め込む材に貼ります。
埋め込む形で材を切り取ってしまうと、形を整形するのが困難ですから、棒状のまま穴に収まるよう切削を繰り返します。埋め込むものは大きめに切削するのがコツです。こんなもんだろうとおもったところで、持ちてであった棒部分を切り離し、穴にあてはめます。
さらにうまくはめ込むことができるよう細かな修正を加えます。数ミリでっぱってるくらいがちょうどよい。接着剤を塗ってクランプで圧入します。
1日後、完全にはまっています。
鉋でならします。またはトリマーでもOK。
完成です。虫穴も意匠だとおもえばこれはこれでありでしょう。
ほとんどの人がこの部分をなでるのが愉快ですね。
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