久しぶりに、十年ぶりでもないだろうが、食べた。
驚きでおもわずしろいヨーグルト自体をつぶさにながめてしまった。
うまいのだ。
コクがある。
口の中でのからみぐあいもよろしい。
うん、確かに乳製品を食しているという実感と喜びがある。
いつものスーパーで購入しているヨーグルトが千葉の台風被害で仕入れ不能になり
明治ブルガリアヨーグルトが棚にたくさんあった。
ふだんのものより、50円〜60円高いのだが、
旨さはその価格以上である。
ニトリにお値段以上というキャッチフレーズがあるが、
明治ブルガリアヨーグルトは「価格差以上」である。
ずっと以前はヨーグルトを購入するとなれば明治ブルガリアヨーグルトしか買っていなかった。
そのうちに他の会社からのヨーグルトが発売されだし、食べ比べてもそれほどの差がなく
価格の安いものを購入するようになっていった。
それがずっと習慣となり、やや高価な明治ブルガリアヨーグルトを購入することはなくなっていた。購入のきっかけが台風被害が発端とはいえ、ジジイがいつものヨーグルトを買わなくなってしまうのはこれまたその食品会社にとってはさらなる被害となってしまうだろう。
許されよ。
ジジイが明治ブルガリアヨーグルトを食さなくなっていた間にきっと以前より研究開発に励み、グッと旨くなったのではなかろうか。
今まで食べていたヨーグルトがとても水っぽく感じられるのだ。
千葉県のヨーグルト食品会社の方々、どうか腹を立てないでほしい。
残り少ないジジイの限られた命、50円、60円の差なら旨く気に入ったほうを食したい。
明治ブルガリアヨーグルトの営業のみなさん、
「価格差以上の旨さ」と全国キャンペーンをくりひろげれば、さらに業績右上がりしますよ。