2022年8月30日火曜日

2.26事件の新資料発見番組をみた

 とりためてあったビデオを昨晩みました。2019年8月15日に放送した「NHKスペシャル 全貌 二・二六事件 ~最高機密文書で迫る~」です。驚きました。海軍は事件の一週間前にほぼその計画の全貌を把握していたのですから。陸軍の誰が首謀者で誰を暗殺するかという事細かいことまですべてです、そしてほほその計画通りにすべて実行されました。

 わたしの父母は第二次大戦のときに中国で軍属のような組織で医療活動をしていました。実際の戦争を目の前で見てきています。母は米軍のP51やグラマンに機銃掃射されたときの恐ろしさをよく話してくれました。戦争の悲惨さ軍部のデタラメさなど書籍だけではなく映像などでもたくさん調べ読み見てきました。わたしの青春時代の一方ではベトナム戦争があり、そして今はロシアのウクライナ侵攻の戦争です。

 大学に入学する頃には、起こってしまってからの戦争にはうんざりしてきていて、どうしてこんな馬鹿げた殺し合いをしてこんな悲惨な状況を作り出したはどこのどいつなんだと考えるようになっていました。右も左もありません。なにが戦争につながるのか。戦争につながる動きはその前に断ち切らねばなりません。だから情報公開は重要であり、国政選挙も意識高く望まねばなりません。そしてもうひとつ、記録です。

 2.26事件は1936(昭和11)年におこり、それからわずか5年後に真珠湾攻撃でした。敗戦は9年後。

 なにが真珠湾攻撃につながっていったのか、昨晩のビデオをみてつくずくとこれだとおもいながら、現在の日本状況をあれこれつながる端緒がないかと考えあぐねていたのであります。

 

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