2022年8月13日土曜日

ひとり一千万円だって!

 国の借金の人口の頭割り。文字通り、こりゃ痛いね。

この問題になるとそのすじの専門家は貸借対照表(balance sheet)を持ち出し、天秤の「負債」のお皿だけでなく、もう片方のお皿「資産」もみなければいけません、その差し引きで判断するのです、とおっしゃります。まぁ、それは基本中のキですから、そのことじたい反対するわけがありません。

 でもねっておもうんです。差し引きの借金がそれほどでもないからって、その借金について国会で議論されることも少なく、今回の選挙では立候補者たちは負債のフの字もとりあげてなかった。負債(借金)の返済計画も国民の誰もが簡単に見たり知ったりするようにはなっていません。まるで都合が悪いことはソォーッと隠しておいたほうがいいみたいです。

 それに差し引きがそれほどでもないなら、国会や予算委員会でそのことについて堂々と説明して国民を安心させてほしい。

 そしてそして、差し引きOK議論の方たちは、日本が自給率の極端に低い国だということをお忘れになっているようです。戦争になって撃ち合えば弾は一週間も持たないし、兵器の燃料はすぐになくなる。食料だって一ヶ月も兵糧攻めされれば、降伏するしかありません。

 結論であります。現状差し引きまぁ大丈夫というのではなく、日本のこれからを考えたとき差し引きをプラスに転じ、どのくらいの余力の資産を持てば自給できるのかという予算計画をしっかりつくり国民に明示しなければならないということです。日本の首相の一番の仕事は予算をたて実行してゆくことであります。

 

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