裏にチークの薄板を貼るとき、とくに深い考えがあってこのようにしたわけではありませんでした。2枚ではあと数センチ足りないので、幅の狭い切れ端をさがしてたしました。この切れ端を端にもってきてはいかにも付け足したような感じがイヤで、それならと一番目立つ真ん中に配置しました。
試してみるとそれぞれの薄板が接するところも隙間なくうまくおさまり問題なさそうでした。それに、何年かたてば全体に色合いも馴染んできて、違和感がなくなるはずです。
そして、この裏側を布で拭きながらながめていると、
夕闇せまる中、海原のはるか沖合を船が煙をはきながら、遠ざかってゆくように見えてきました。
まるで、船の丸窓からのぞき見ているようでもあります。
しっとりひっそり落ちついた気持ちになります。
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