日独伊三国の降伏はイタリアが1943年9月8日、ドイツが1945年5月7日、で日本は1945年9月2日。
国際連合が設立されますが、現在でもこの三国は敵国条項になっています(削除されていません)。
つまり大雑把にみると、第二次世界大戦の戦勝国が敗戦国を敵国とみていて、世界の平和維持管理に目を光らせている状況です。
これもまたもっと大雑把にいうと、79年前と現状はそれほど変わっていないということです。
で、はなしはかわって。
この時期になると(ほかの時期にも、もちろんあてはまりますが)戦争の戦場や空襲や原爆の無惨悲惨さが新聞やTVなどで目にすることが多くなります。されたこと(被害)ばかりにどうしても偏ってしまっているようです。同じくらいに日本がアジアとその周辺でしたこと(加害)も明らかにしなければいけないはずです。
そして、いつもいつもおもうのですが、どうしてそんなひどいことを国力すべてを傾けてしなければならなくなってしまったのかを、右左関係なく何が戦争に結びつけていったのかを、きちんとその道筋をはっきりとさせておかなければと考えるのです。
戦争に参加した国々が被害ばかりを強調すれば、復讐心しか植え付けません。昨今訪日外国観光客が増加しているのはとても好ましいことだとおもっています。観光も外交のひとつですから、戦争という選択肢を決して選んではいけないことを肝に銘じるためには、外交がそのひとつです。もうひとつはやはり教育でしょう。
小中高の歴史教育はぜひとも、戦争を念頭においた、近代現代史を最優先におこなってもらいたいと願っています。
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