2025年3月16日日曜日

今日は「折りたたみ傘の日」

なのだそうだ。ちなみに傘の日は6月11日。

ラジオを聞きながら(NACK5)これをかいているのだけど、今しがたそのようにいっていたので、即ググるとはたして、そうなのでありました。

 「摂津名所図会二」にこんな画があります。大阪の話です。 

『名呉町(奈ごなち)の今の長い町

名物として價(あ多ひ)の

賤(いや)し起傘(可ら可さ)を多く

張(者りて諸国(しよこく)へ商(あ起奈)ふ

晴天(せいてん)尓あま多奈らべ

干(本)し个る時魔(ま)風

吹来り傘空(そら)へ

舞(まい)上るをとらんとして

柄(え)を強(つよ)く持个れハ

其人も遂(つひ)尓吹()飛(と)

され柄を放(者奈)さバ地へ

落んと天放さゞ里

个れ者゛何國(いづく)とも志らぬ

國へ落尓个り其國の

王府(和うふ)より舩尓て

日本へ送(おく)り帰(可へ)され

ことある人の

か多り起』

 オズの魔法使いは家ごと飛ばされてしまったけど、こっちは傘にぶら下がってのはなし。

 日本洋傘振興協議会HPから借用すると

『折りたたみ傘ブーム到来

 洋傘の製造は戦中に中断を余儀なくされたが、戦後は程なく復興。目覚しい発展を遂げることになる。

 まず各社が目を付けたのが折りたたみ傘だ。戦前にも欧州からの輸入品が市場に出回ったことがあったが、本格的な普及には至らなかった。そこで、1949年 (昭和24年)頃から一部の業者が開発に着手。ドイツ製の折りたたみ骨をモデルに、真鍮製の大小の異形パイプがスライドして短くなる中棒を開発し、商品化 した。

 1951年(昭和26年)頃には親骨に溝地金を採用したホック式の改良タイプが開発され、現在の折りたたみ骨の原型が形成された。

 そして、1954年(昭和29年)、スプリング式の折りたたみ骨が発明される。これは骨の一本一本に伸縮自在のスプリングを組み込み、簡単に開閉できるよ うしたもの。その後改良を重ね、さらに防水性が高く、低価格な新素材・ナイロン生地を使用し、画期的な折りたたみ傘を世に送り出した。

 その人気はうなぎのぼり。使いやすさから飛ぶように売れ、空前の折りたたみ傘ブームが到来する。後に国産化に成功したポリエステル生地の採用モデルも発売し、普及が加速。世はまさに洋傘全盛時代に入る。』

 ということで、今日は雪に変わるりそうな冷たい雨が降っています。

雨の一日のお話でありました。

 

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