この二人、長敬(おさひろ)と胤昭(たねあき)は大正期になると、日本各地で講演会に招かれました。そして講演原稿も残されたのでした。
その長敬の講演を聴いた人物に勝峰晋風(かつみねしんぷう1887-1954)がいて、あまりにおもしろかったのでしょうか、自分で『弥太吉捕物物語』を創作してしまいました。晋風はかって報知新聞で記者をしていて、そのときの同僚に野村胡堂(のむらこどう1882-1963)がこれを読んで感動し、創作したのが『銭形平次捕物控』なのでした、といわれていますが。
なんということでしょう!!銭形平次のあのぴゅっぴゅっと銭をつぶてのようになげるあれ、まぁあれは作り話でしょうけど、あの物語がまったくの嘘ではないことが、少なくとも、元江戸町奉行所与力の講演会の話がもとになっている、それに刺激された創作話ではありますが、直系の江戸の雰囲気を伝えているというのが、古い話にもかかわらず新鮮な感慨を与えてくれます。
いやいや、おもしろい♫
つづく
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