2026年4月25日土曜日

AMERICAN MIDNIGHT を読んだ

暗黒のアメリカ 第一次世界大戦と追い詰められる民主主義

みすず書房 2025/09アダム ホックシールド[著]

 いやぁ~驚きました。アメリカ史をきちんと学んだことなどなく、つまみ食い的に知っていることがあるくらいで、1917年から21年まで政府によるこれほどまでに極端な弾圧があったのかと、読んでる途中からあまりのひどさのために、信じられなくなりそうになりました。

 これでもかこれでもかと、章をすすめるごとに具体的事例を積み重ね、ノンフィクションとはいえ、これが百年ちょっと前に、現在の国と同じ国でおきたことだろうかと、おもわざるをえませんでした。

 大著なので終章の第24章「嵐のあと」だけでも、そのうちのP423から最後P430までの7頁だけでも読んでほしいとおもいます

 この本を読んで一番納得したことは、わたし自身がいっとき戦争で強制収容された日系人たちのことに関心があって、米国まで観光をかねて、調べに行ったことがあり、どうしてあんなにすばやく強制収容がされ、てばやく様々なことが日系人に対して行うことができたのかが一番の疑問だったのですけど、米国には政府にも一般民衆にも社会そのものにしっかりした【下地があった】のだということが、よく理解でき納得しました。とんでもなく恐ろしいことであります。

 日本では『「国家情報局」衆院通過』とありましたが、こんなものができると、すぐに戦前の特高をおもいうかべてしまい、警察も公安も防衛省もあるのになんでまたと不安を起こさせてしまいます。

 米国でも他の国々でも日本でも、ころっと暗黒の時代になってしまう可能性は大いにあって、そうならないよう明かりをともし続けるには、選挙で投票するという地道な道が一番であります。

 

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