2019年3月7日木曜日

楓(かえで)で靴べら制作 その11

 短い靴べらが完成しました。
今までと同じデザインのもの。
木皮部分のところの新しい形。
新幹線型ALFA-Xもできたし。



 一番長いのは、80cm。
はじめての楓材試作品。
材は鉋のかかりがよく、優しい肌触り、メープルシロップのほのかな香り、しなやかで丈夫でつややか、しかしちょっと柔らかくて傷がつきやすい。

 この材だけだったのか、内部割れが目立ちました。
この内部割れって、もしかしたら樹液の溜の跡なのでしょうか。
松ならヤニつぼみたいなのがありますから。

 ツートンの感じもよい。
何本かは、スポルテッドが入ってました。



 続けて60cm程度のものにかかります。

つづく


2019年3月6日水曜日

楓(かえで)で靴べら制作 その10

 80cmの長い靴べらは後回しになってますが、
前部の凹部分だけは、削り済みです。



 右から5本は欅、続いて2本が樫、残り長短含めて6本が楓。
楓の短い3本を現在加工中。
鉋のかかりがよくて気持ちが良い。

 ところで、凹部分の削りは専用のビットで行っています。
ところが中心線部分に傷が必ず残るのです。
この傷を取るのに、専用のスクレーパーでやってみたり、凹面と同じアールの凸面の治具(下の画像の右側)に紙やすりをあてて削ったり、凸面の鉋を使ってみたり、その他いろいろやってきました。
しかし、どれも大同小異、大変なのでした。

 それが昨日、ふっと気づいてこんなのを作ってみました。



 直径は19mmなので、r9.5になるのかな。これにペーパーをあてて、
傷ついたあたりをゴシゴシすると、これが落ちる落ちる。
今までで一番簡単で早い。

 ここまでの試行錯誤に5年かかりました。
なんか急がば回れそのものだな。


2019年3月5日火曜日

楓(かえで)で靴べら制作 その9

 短い靴べらの数本が偶然だが、
新幹線の試験車両(E956 形式、愛称名 ALFA-X)に似ていることに気づいた。

靴べら



新幹線







 なんか急に、新幹線に似せて削りたくなってきた。
太さも長さも靴べらにぴったし。
樫でツルツルの感触があいそうだ。
カモノハシのクチバシ?にもそっくりだが、まぁいいや。

 できたら、JRに売り込むか。

2019年3月4日月曜日

楓(かえで)で靴べら制作 その8

 楓の材質になれるため、またなんとなく小さい靴べらを始めにつくりたくもありで
あれこれ削り出しました。

 まずは、両側を落としました。
小さい材なのでバンドソーの刃と指が近いです。
気をつけます。



 下部にあるのは落としたものですが、匙やへらに使えそうなものをケチ根性でとっておきます。
この画像の小さいもの2つをアップすると、



 凹部分を削るのは簡単に済むのですが、まわりのカンナがけは一苦労です。
こんな工夫をしています。
こんなものでも十分に挟み込めるのです。



 で、ひとまず出来上がったのが左の2つ。



 穴を開けて紐をつけなければ、すぐになくしてしまうな。



2019年3月3日日曜日

楓(かえで)で靴べら制作 その7

 うーん・・・、また切ってしまいました。
いくらか使ったあとの刃をつけたのがいけなかったのでしょうか。
ほとんど負荷らしい負荷もないような簡単な箇所のところでバシッ。

 新品に取り替えました。残り刃は2本と相成りました。
それでも「岩崎目立加工所」さんのこのバンドソーの替刃は大助かりです。

 さて、この画像の、樹皮のところからもとれるだけ木取りをすることにしました。



 とれるものです。
こんなにとれました。
凹加工しました。



 おっ、中にはスポルテッドという模様が入っているものが混じってました。



 凹加工は小さいものでも安全に確実に簡単に固定できます。



 変形していてもがっしりと固定できます。



 次はこれらの両側を緩い曲線で切ります。

つづく


2019年3月2日土曜日

楓(かえで)で靴べら制作 その6

 わたしはおもちゃみたいな「RYOBI_TBS-80卓上バンドソー」を使ってます。
本当はもっとしっかりした本格的なものを購入予定だったのですが、重くて大きくて部屋に入りません。
だけど、バンドソーはとても必要で、さほど場所を取らなくて重量もそこそこのものを探してこの機種と相成りました。

 今回の加工ではRYOBIの刃を使ってました。とても調子がよく切断面はツルツルで申し分なしでした。
でも、さすがに楓44mmは過負荷みたいで自動で止まること度々でした。で、ついにバンという音とで、切れたかなと心配しましたがはずれただけでホッ。

刃はこんな具合に取り付けています。この方法に至るまでは結構時間がかかって大変に面倒でしたが、このようにするとほんの数分で装着完了します。



 クランプでホイールを下げてやると刃が難なく付けられます。
刃がユルユルしないように洗濯バサミで止めます。

 あとは適切な位置に棒で押し込みます。




 はずれたのを装着して再開、今度は欅38mmを切ります。
何度か止まるも切断面は今までで一番綺麗。
何本目かでバンとまた、今度は切れたかと心配的中で、悲しいかな高価な刃が切れてしまいました。
コンタがあればくっつけることができるのですが、うーん・・・残念。

 「岩崎目立加工所」の刃を先程の方法で装着。
今度はとても硬い樫37,8mmの切断です。これは途中で止まることは承知で少しずつ慎重に進めます。
バン、バシッという音で、切れてしまいました。
初めて見る切れ方です。



 どうしてこんな切れ方をしたんだろうと、作業を振り返りました。
刃を強く張りすぎていたに違いありません。
アッと気づきました。
ここです。



 クランプの丸い押さえとバンドソーの張りを調節する黒いノブです。
クランプを締めたり緩めたりするときに一緒にこのノブが回ってしまっていて、
張力がほとんど最大になっていたのです。
張り替えたら張力のこのノブの調節を忘れていたのでした。
キレるわけです。

 適切な張りに調節して、作業を続けることが出来ました。


 つづく

2019年3月1日金曜日

楓(かえで)で靴べら制作 その5

 とっておく予定だったのですが、
樹皮近くの部分と混じり合った材で小さい靴べらを作ってみました。



 よい感じに仕上がっています。
樹皮に近い部分の材も良材ということがわかりました。

 ということで、皮付きになってもよいからとれるだけ木取りをすることに変更です。



 楓を切り分けてゆくと、この購入した材だけの問題なのか、それとも楓という材の特徴なのかわかりませんが、内部割れが多いことに気づきました。

 割れが出た箇所にもよりますが、どうしようもないところは廃材となりますが、
なんとか埋めたり修正ができるところは、そのまま使いました。

 さて、あれこれ切り出している最中に、バンドソーの刃を2本も切ってしまうという体たらく。
原因を探りました。

つづく