2017年3月8日水曜日

印鑑入れ その30(最終回のつもり)

 手のひらに収まるような小物作り、
そこそこ楽しかった。

 筒タイプの茶筒みいのは、今回は挑戦しなかったけど
まぁ機会があったらやってみよう。

 今回作ったものでは、この形のが一番気に入っている。



回転軸を底面にもってきて、中箱ごと回転させ印鑑を取り出しやすい位置にもってくる。
このアイデアは我ながらグッド。



 ところで、このタイプの印鑑入れを、
この会社の技術力を宣伝するために作ってくれたらおもしろいと想像している。
新潟県燕三条の武田金型製作所です。
YouTubeで見たとき、驚いた。
切り抜いた文字が出たり入ったりするだけなのだが、
金属の塊に文字が入ると完全に一体化して、文字が消えてしまうのだ。
すごい。

 継ぎ目も切れ目もないただの金属の角材が、スルスルッと真ん中が回転して出てくる。
その中にあるのは、金属丸棒の印鑑。
その印鑑の上部を押すと、印面にあたる下部から文字が現れる。
勝手に想像してニヤリとしている。

 
 たくさん作りながら考えた。
回転式のものや、蓋を開くと蓋裏に印鑑が一緒に持ち上がってくるもの(ロケット発射台?)は
それなりに丈夫で、実用的だとおもう。

 しかし、持ち歩いたり、家庭で引き出しの中に入れておいたりする印鑑入れは
昔ながらの、このがま口タイプにはかなわない。



機能的にも価格的にもあらゆる面からみて、完成品です。
これにかなうものはないだろう。

 がま口の金枠だけそのままで、まわりを木で作ってもおもしろそう。
今度、やってみるか。

 今回作ってきた印鑑入れ、
木製品の質感を楽しむ、これしかないだろうな。



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