1929年4月の横浜駅3代目。まだ市電が駅前に整備されてない頃です。
ジジイはこの駅舎を見ながら育ちました。市電がついてホールのような天井が高い構内に入り窓口で行き先を言って切符を購入、改札で切ってもらって電車へ。これが壊されるときは悲しかったなぁ。ここからもう一駅東京寄りに行くと、機関車や蒸気機関車のまあるい転車台があって、見に行ったこともある。
この写真の右奥に西口とのジメジメした暗い地下の連絡通路があって、よく傷痍軍人さんが白い衣装で募金をお願いしてたっけな。ハーモニカやアコーディオンを鳴らしている人もいた。父母は中国の戦場の病院で働いていた医師と看護婦だったけど、一度も募金したことはなかった、むしろ避けて歩いていたような気がする。
思い出はこのくらいにして・・・
首都圏以外のJRはどこも赤字続きで廃線されてしまっているとこが多数でこれからもどんどんなくなっていくと報じられています。間違っています。鉄道は線路の上を汽車や電車が走ります。文字通り、鉄の道路なわけです。市道や県道や国道が赤字になることはなくとも、交通量がほとんどないからといって、廃道にして道路をつぶすということなどありません。江戸時代からある道路だってたまに人が通うぐらいであっても、なんとか存続しています。
公共の鉄道に採算を持ち込むべきではないのです。ふだん使う道路と同じに扱うしかありません。
赤字路線は儲かっているJRが支えればよいだけです。せっかくいままで先人が苦労して網の目のように鉄路を敷設してきたのに、それら地方の路線をを断ち切ってゆくことは国の毛細血管を除いてゆくことに等しい行いであります。国の体をみずからむしばんでゆくような行いが良いわけがありません。国力をどうしてみずから弱めるようなことをするのでしょうか。愚かなことであります。
国政選挙のときに国の借金をどうするかという大問題を争点としない政治家はこの問題についても無関心です。ぜひ国民に問うてほしい。大声で訴えまする。
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