2017年7月31日月曜日

ノックダウン家具のこと その2

 先日、新聞記事でひきつけられたのがこれです。



 「動的平衡」の著作者 福岡伸一さんの記事です。
小さいコラムですが、毎回想像力がかき立てられる内容のものが多く
興味深く読ませてもらっています。

 この回の要点は、
「作ることは壊すこと」です。
そして、「それは生命のあり方」であると締めくくっています。

 素晴らしいです。
どうしてボク自身がノックダウン的な製品や考え方が好きなのか、
不思議に思っていたところがあるのですが、
それが生命のあり方なのだと光をあてられると、
なるほどそうだったのかと強く肯いてしまうのです。

 

2017年7月30日日曜日

ノックダウン家具のこと その1

 絵日記帳はなぜか次のページが8月9日になっている。
なので、その日あたりまで絵日記帳は中休みとしましょう。
 
 さて表題の件、
和製英語ではないかと改めて気になって調べてみた。
knockdown furniture , knocked-down furniture などとあって
組立家具とある。
どうやら和製英語ではないようだ。

 ボクは子どもの頃より、このノックダウン製品が魅力的であり好きなのでありました。
小学生のころ楽しんだ「少年」などの雑誌の付録が
今で言うノックダウン付録でした。

 糊などはほとんど使わずに、ひたすらボール紙の突端をそれぞれ対応する箇所に
はめ込んで形にしてゆくのであります。
戦艦になったりゼロ戦ができたり戦車に仕上がったりする。
飽きると、今度はバラしてボール紙が平たくなるのです。

 ネットで調べるとこんなものもありました。




イイなぁ。

 こんなことを繰り返しているうちに、
ノックダウン方式が体に染み込んで、
今でも何かを作るときには、
同時に分解できることを並行して考えるようになったのかもしれません。

 家の建築でも、日本の伝統的な木造軸組構法が好きです。
今住んでいる家は、檜柱でその伝統工法で作りました。
まぁ、分解して再利用が可能というだけで、
そうしてしまったら、住むところがなくなってしまいます。


2017年7月29日土曜日

絵日記帳 その8




 7月と8月を間違えて、消しゴムを使ったあとが多い。
この日だけでなく、この絵日記帳全体にある。

 毎日書いたのではなく、何日か分をまとめて書いていたのだろうか。
しかし毎日でないとして、数日前のことを思い出せないとおもうだんけどな。

 少なくとも、夏休み終了間際に全部を仕上げたということはなさそうだ。




2017年7月28日金曜日

絵日記帳 その7




 すごいな。
母親とチャンバラをやっている。
こんな記憶は微塵もないんだけどなぁ。

 いくら、ひどくおこられたって
母親にチャンバラなんてしかけないぞ。

 中学生のとき、反抗期まっさかりのときに
母親につかみかかった記憶はあるけど・・・
齢とった今となっては、そのときのことは
とても反省しているし、消してしまいたい記憶なんだけど
そうおもうほどに、しっかり刻み込まれてしまい
一層悲しくなる。

2017年7月27日木曜日

絵日記帳 その6




 今日7月27日はボクの誕生日です。
この日記の年と今年の歴は同じで、日記の月曜日は間違い。
木曜日のはずです。

 何もかも貧しさのせいにしてはいけないことだけれども、
絵日記帳なのだから、
「今日はぼくのたんじょうびです。おかあさんがおせきはんをたいてくれました。」
とかなんとかの日記になってほしかった。

 子どもの頃を思い出しても、誕生日のお祝いをした記憶がない。
してくれたのかもしれないが、印象がないということは
たいしたことはしてくれなかったということだろう。
こんなこというと天罰がくだるか。
ゴメンナサイ。
そして、兄弟の誕生日も盛大にお祝いをしたということがなかった。

 でも、大晦日や正月の行事は必ずしてくれたな。
今でもハッキリ覚えている。
ありがたいことだ。

 今にしておもえば、
普段、口にすることのなかった、いやできなかった
ハムやウインナーなど高級な食材を見るだけで
心ときめいたものだ。

 貧乏をいくらか脱したのは
ボクが高校生になった以降くらいだろうか。

 母と何かの用事で横浜駅へ出かけた。
昼飯時になって、母は迷わず横浜駅の京急の立ち喰い蕎麦屋へ速足で急いだ。
家を出るときからそうときめいたのかもしれない。

 店は昼時で、当然混み合っていた。
母は自分の分にかけそばを注文して、
ボクには、いよ母ちゃん太っ腹ってな感じで
好きなもの好きなだけ食えという。
ごった返している店の中のみんながこちらを振り返った。
ボクは恥ずかしかったが、母はニコニコしながらドヤ顔であった。

 母と同じ、かけそばを注文した。
母より速く食べ終えてしまい、
それを見た母は、もう一杯
もっと上等なものを注文しろという。

 ボクは恥ずかしくてはやく店を出たかったのだが、
母はしつこくボクにせまる。
しょうがないので、天ぷらそばを頼んだのだが、
母はそれを見て、もっと栄養をつけろとボクをせっつく。

 ボクはもうやぶれかぶれになり、決死の覚悟で
天ぷらそばに、玉子をひとつおとしてくれるようお願いした。
母はそれで良いというふうに、これまたしたり顔であった。

 はやく店を出たい一心で、がっついて天ぷら玉子蕎麦をかっこんだ。
ところが母はまだ食い終わってない。
しまった、とおもったのと同時に、ジロリとボクを見上げ
もう一杯食えとひじでつつく。

 ボクはもうたまらなくなって、
外で待ってるからと言って、店をでた。

 しばらくして、店を出てきた母の顔は
子どもに腹いっぱい好きなものを好きなだけ食わせてあげた満足感と
湯気立ち込める店の中にいたせいか、
頬が赤く上気して、にこやかな表情であった。


2017年7月26日水曜日

絵日記帳 その5




 この日は、絵日記帳の絵だけの日だったようだ。
この絵日記帳はそんな日が何日かある。

 生まれた家には風呂はなかった。
僕自身、自宅のたらいの中で生まれた。
そのたらいはボクが成人してからもあったのだが、
アパートを建て替えるときの引っ越しで処分してしまった。

 夏暑いときに、母は産気づいた。
お産婆さんを呼ぶために、そんな体で脳天から陽が射す昼日中、
電話をするために近くの赤電話まで歩いた。

 たらいの中で生まれたかどうかはわからないが
とりあげられてすぐにそのたらいで産湯をつかったのは確かなようだった。
へその緒を見せられた記憶があるのだが、あれはどこにいってしまったんだろう。

 そのたらいをのことは、母から何度か聞いたことがあった。
戦後しばらく父の母とそのアパートで同居していた時期があった。

 家は貧乏だった。
銭湯のお金も惜しんだ。
お婆さんは不平不満は一切言わずに、そのたらいを風呂代わりにしていた。
母は農家の出で、貧乏とはどのようなものであるか、そしてそれら苦労は体にしみている。
その母が、お婆さんは我慢強い人だったとため息混じりに言っていた。

 明治18年生まれのその祖母は、彦根藩は福島家の武家の出である。
よく時代小説を読んでると、武家の妻や娘の話が出てくる。
このお婆ちゃんの印象は、一本筋のとおったブレのない品のある人、だったなぁ。
武家の躾で育てられると、あんな感じの人になるのかと今もおもっている。

 この絵は銭湯なのだが、
家に風呂はなくても、赤ん坊のときからずっと入ってきたので
自分ちの風呂とかわらない。

 同級生がこの風呂の息子だったので、良い遊び場でもあった。
この銭湯のおもいではたくさんありすぎて、書ききれない。
もう亡くなってしまった風呂屋のおじさんやおばさんにはたくさん迷惑をかけた。

 長い旅行から帰ってきたときや、
所帯をもってから実家に帰ったときなど、 
この銭湯の煙突をみると、自分ちに帰ってきたぞとホッとさせてくれる
シンボルチムニーなんだと、いつもおもう。


2017年7月25日火曜日

絵日記帳 その4




 おいしいおれんじじゅーすか。
当時は、オレンジとは名ばかりで、ほとんどみかんジュースだったな。

 おれんじゅーすの記憶はないが、
強烈なのは、「渡辺ジュースの素」です。
粉末で色粉とサッカリン100%って言う感じの品物。

 家ではその手のものはまず購入してくれないのだが、
なぜかあったな。
粉末を溶かして飲むより、粉をなめて甘さを楽しんでいたほうが多かった。
まだ、販売しているのかな。

2017年7月24日月曜日

絵日記帳 その3




 この頃になると、毎週ではなかったが
土曜日の夕方前ころに帰宅することが多かったようにおもう。

 家には電話もテレビもなかった。
冷蔵庫はあったとおもうが、どうだったろう。

 父の帰宅が近づくと、母は耳が痒くなるからわかるといい、
子どものボクは、ニオイでわかった。
家の中に父が帰宅していれば、そのニオイはとても強いので
すぐに分かるのだが、
家に帰宅するにはまだ距離があるときでも、ましてや車の中にいるのに
どうして、ニオイでわかったのだろう。
はずれたことはなかった。

 帰宅すると、財布ごとボクにわたして、
アイスクリームのお使いをさせられたり、
商店街へシュークリームを買いに行ったりした。

 父は横浜は伊勢佐木町で生まれ育った。
横浜の家に帰宅すると、開放感があったのだろう。
ボクを連れて、近所に散歩によく行った。

 近くの商店街散歩もした。
野毛や桜木町、伊勢佐木町のいわゆるイセブラもなつかしい。
少し足を伸ばして、
まだカマボコ兵舎があった生麦周辺、アメリカへのあこがれみたいなのが芽生えた。
山の手の外人墓地から山元町へ尾根伝いを歩くこともあった。
天気が良ければスカ線にのって、鎌倉・北鎌倉へ、これはずっとあとのことだったが。

 父のニオイは今でも、鼻のおくでくすぶっているような気がする。
今は、父の墓のそばに住んでいるのだが、
父のニオイが感じられないのはどうしたわけなんだろう。
少し寂しい。

2017年7月22日土曜日

絵日記帳 その1

 ボクが小学校2年生のときのえにっきちょう。
担任の先生は西谷先生、子ども心にもお世話になったことを
今でもおもいだします。





 夏休み初日は、ツバメをたくさん見たとあるが
この時期にまだツバメがこんなに居残っていただろうか。



?だな。



2017年7月21日金曜日

洗濯物 ハンガーをとばさない工夫 その2

 数日前に工夫自慢でハンガーをとばさない方法を書いた。
こんな具合に試しているが、少々の重さでも問題はなさそうだ。
強風にも耐えている。



 昨日朝刊でこんな記事を見つけた。



 さっそく、ネットで検索すると
たかがハンガーをとばさない工夫と侮るなかれ!
商品名は強風に強い「ダイヤハンガーロック」と力強い。

 その洗濯ハンガー固定器具のPDFは、価格が400円前後とある商品にはおもえぬほど
懇切丁寧に商品説明がされている。



 大手家電メーカーが数万円もするTV、冷蔵庫、洗濯機など白物家電新製品発表でも
説明がPDFの半ページくらいですましていることがあることとくらべると、
開発者、営業の方々の力の入れ具合がわかる。



 ホームページにはこれまた作り込まれた、製品紹介がされている。
あらためて、洗濯物ハンガーがとばされて困っている人たちがいるのだなと感じる。
 高層団地などでは、とばされてベランダに落ちればよいが、
とばされて階下や道路に落下してしまったら、事故を起こすかもしれないし
車両にきずをつけたり、列車の架線に引っかかりでもしたら賠償金の金額に青くなる。

 我が家では、今のところ先に紹介した簡単な工夫で大丈夫そうなので購入はしない。
しかし、とばしてしまったら大変なことになりそうな場所に洗濯物を干している人たちは
購入候補の上位にはいるだろう。

 保険で対応できるからと考えている人は、甘いな。
2つ購入しても千円しない。
保険なんかより安くて、めんどうな手続きもなくて簡単。

 最後に、この半分の長さで100円でまずは販売してほしかった。
消費者がまずは100円で試しに購入し、便利だったら同じものをもう一つ購入するだろう。
さらにプラスティック部分の破損等なければ、もう1つ2つと買い足すはずだ。
最初から400円前後はちょっと試しに買ってみようかという価格からは高かったかもしれない。

 今からでも、100円版を販売して欲しい。


2017年7月20日木曜日

昨日の田野畑村アイスクリームのつづき

 お中元で届いたアイスクリームの製造者をみて、
アッとおもった。

 2003年8月、東北沿岸を福島から青森までなめるように旅行した。
津波の防潮堤を見る目的もあった。

 そのとき、田野畑の手前、島越の沿岸で写真をとった。



このときは、浜に赤い屋根の小屋があるが、



ストリートビュー2015年8月ではなくなっている。
2011年3月の大震災で流されてしまったのだろうか。



 このあたりは10m以上の津波が襲っているはずだ。
あれから6年しかたっていない。

 地道にコツコツ、復興してゆくことに
少しでも何か力添えができればとおもう。




2017年7月19日水曜日

アイスクリーム お中元

 息子からお中元のアイスクリームが先日届いた。
気を使わなくて良いとメールで連絡してあったのに、散財させてしまった。

 心臓の病気になる前は、大抵はビールだったが、
レトルトのおかゆだったり、乾麺やだしの素などになった。
申し訳ないな。

 大きい方は、夕食後のデザートでいつも食べているもの。
あずきモナカかこの抹茶を選んでいる。



 右がお中元、岩手は田野畑村産だ。
ネットで調べると、これひとつで300円以上する。
高級品だな。

 これひとつとスーパーで買っている左側のアイスが同じ価格とはね。
どっちもおいしいんだけど、
左はパクパク、右はちびちび、食べている。


2017年7月18日火曜日

今年はセミが少ないか? 

 ひぐらしの声は、明け方に聞こえる。
でも、日暮れには聞こえんな。

 アブラゼミの声は7月18日現在、まだ聞こえない。
ミンミンゼミも。

 セミの多い年と少ない年はあるけど、
なんか今年は極端に少ないのだろうか。

 雨が少なく、荒川水系では取水制限してるしな。


2017年7月17日月曜日

靴べら 販売

 樫の70〜90cm前後の長い靴べらです。
一本、2500〜3500円。
送料は別です。



 茶色いのはケヤキ。



 作りかけの樫の靴べら。



 夏の間は、制作は無理です。



2017年7月16日日曜日

我が家の気温

 朝の我が家の室温を測ってみた。

 まずは、居間。
エアコンの設定温度は26.5度。
ここはエアコンに近く、吹き出しの風があたっているかもしれない。
26.4度と表示されている。
エアコンの設定温度との差は0.1度。



 居間とつながっている、台所の冷蔵庫に貼り付けてある100円の温度計は29度ちょっと。
居間と3度も差がある。
しかし、昼頃になると空気がまざって27℃くらいになる。



 北側の寝室のエアコンは27度に設定。
部屋の温度は26度だが屋外は30度。
真冬の屋外は−2度(以下)と表示されることが多い。



 寝室とつながっている、洗面所。
27度ちょっと、で設定温度と同じだ。



 東側の部屋は、木工を楽しむ部屋。
朝から陽をたくさん浴びてこの家の中では一番暑い。
まだ朝なので、30度ちょっと。
寝室エアコンの屋外気温とだいたい一致している。



 日中は33〜35度に毎日なっている。
なので、木工はできない。



2017年7月15日土曜日

洗濯物 とばさない工夫

 ハンガーで洗濯物を干すとき、強風でハンガーが落ちるときがあります。
落ちなくても、風で片側に洗濯物が寄せられてまとまっていたりします。
今までは、ハンガーのクエッション部分(?)のところをひもでしばっていました。
でも、いちいち面倒くさい。

 ネットで調べると、製品で販売しているものもあります。
でも、高い。

 物干し竿をしばし眺めること、数日。
ひらめきました。
洗濯バサミを逆さにして、バネ部分の針金のところに
ハンガーをひっかけてみたらどうだろう。




 今試しているところですが、強風でもへっちゃらです。
洗濯ばさみがズズッと風で横に流されることもない。
なんかあっさり解決して、うれしいんだけど・・・
まっ、めでたしめでたし。



2017年7月14日金曜日

トカゲのとんちゃん

 子どもが小学生にあがったばかりのことだったろうか。
庭で子どもたちが騒いでいた。

 お父さん、トカゲだよ、トカゲ。

 子どもに「トカゲのとんちゃん」という絵本を読んでやっていた時期があった。
なので、トカゲには親しみがあったのだろう。
キラキラしているのはトカゲだけでなく、子どもたちの目も輝いていた。

 それから、二人の子どもは、庭でトカゲを観察することを覚えたようだ。
3家族が棲んでいるという。

 この辺にひとつ、あっちの隣の家近くにひとつ、あとひとつはさ道路際のところだよ。

 冬の暖かい日がさしているときは、トカゲも日向ぼっこをするのか
子どもの手のひらにのせても、逃げる様子はなかった。


 子どもたちは成人して、独立してしまった。
この家に引っ越してきてから、この数年トカゲを見ることが多くなった。
3,4匹が棲み分けしているようだ。

 この一匹は、縁側というかデッキ周りに住んでいる。
写真を撮るのがなかなか難しく、とろうとすると気配を感じてサッと逃げてしまう。
この写真は部屋の中から、300mm相当で撮った。



 格好いいな。
足の指の長さがみんな違うことに今さら気づいた。
鳥に食われないかと心配している。


2017年7月13日木曜日

ペンキ塗りたて

 数日前の夕方、入間の宇部コンクリート工場の前を通ったら
鮮やかな色できれいに塗り替えられていた。
きれいな空色だね。



 同じことを何度も繰り返し書いたり話したりしているような気がするけど
コンクリートミキサー車のこと。
子供の頃から、あれが走りながら回っているのは、
固まるのを防ぐためとばっかしおもっていた。

 でもそれは大間違いなんだな。
ミキサー車の名前通り、コンクリートと砂利を均一にしながら現場に運ぶのが役目なんだ。
かき混ぜようがほおって置こうが、時間がくれば固まってしまう。
時間勝負で運ぶので失敗は許されない。

 現場でセメントを出し切ると、
水を大量に流しながら掃除しないと、ミキサーの中で固まってしまって
大変なことになる。

 でも、そうして外に流したセメントの残りが、
排水口に流れて固まってしまい、詰まりの原因になっていることも多い。
困るな。
実際に家の前の排水口がそうなってしまっている。


2017年7月12日水曜日

「輪違屋糸里」と「終わらざる夏」を読んだ

 どちらも浅田次郎氏の大作。
浅田氏の小説は短編も長編の大作もどちらも好きだ。
ただひとつの不満があるとすれば、
短編・長編関係なく、最後のまとめ方なんだな。

 「輪違屋糸里」の終わり方は読後に満足感が味わえ、すばらしい。
希望と決意が吉栄のことばで締めくくられる。
グッとくる。




 「終わらざる夏」。
なんとも終盤があわただしい。




 ずっと昔にやった、「おしん」を思い出した。
「おしん」は子どもの頃やそこから育っていく過程は丁寧に感動的に描かれている。
しかし、苦労がむくわれてからの話が
アコーディオンを音が出尽くすまで絞ったくらいギュウッと畳み込まれてしまう。
襞に挟み込まれた感動なんて薄っぺらなものになってしまったな。

 「終わらざる夏」もそんな感じです。
終盤だけがいただけない。
原稿の枚数に制限があったという感じではなく、
結末の落とし所の問題だな。

 まぁ、そうはいっても
この2冊、おすすめです。



2017年7月11日火曜日

オオタカ幼鳥保護

 オオタカの幼鳥が持ち込まれ保護したと連絡が入り見に行った。
持ち込まれた水曜日は、まだたつことができなくて尻もち状態。



 獣医さんの懸命の治療介抱で次の日、木曜日にはここまで元気になった。
カメラをむけるとピーピー鳴き叫び威嚇し逃げ回る。
かごの金属に羽根をぶつけては危険なので、離れたところから撮影。
それにしても、幼鳥でも格好いい。
胸の縞模様がまだ産毛を含んでいるが、きれいだ。



 この日、公立の保護するところと連絡がつき、
次の週の月曜日に引取に来てくれることになった。

 前回撮影してから、3日後の日曜日。
一回り大きなり、もう大丈夫そうだ。



 カメラも怖がらずに、逆に好奇心でよってくる。
いやぁー、精悍だな。
開いている足が頭よりでかい。

 たった数日の世話をした獣医さんになついたのか、
獣医さんだけにピーピー鳴いて甘えていた。


2017年7月10日月曜日

スイートバジル順調

 今年はうまくいったみたいだ。



 もう何回も収穫した。
次々に葉が大きくなってくるので、適当に摘んで
レンジで乾燥バジルもせっせとつくっている。

 一番手前の小柄なバジルもここにきて大きくなりだしている。
肥料をしっかりやると、育つんだな。

2017年7月9日日曜日

小説の漢字のフリガナ

 浅田次郎氏の小説を楽しんでいる。
新撰組ものなどを読んでいると、読み慣れぬ漢字が出現し
最初にあらわれるときにはフリガナがあり、
ハハン、こう読むのかと何度か繰り返し、記憶にとどめようとする。

 しかし、歳のせいにしたくはないが
数ページ読み進めて、再度その漢字があらわれると
はて、なんと読むんだっけと脳のシワに尋ねることとなる。

 どうやらわたしの脳みそは、そういった漢字の読みに対して
2種類に分けているようだ。
読み方の難易度ではなく、相性によって分けられているようなきがする。

 一度、フリガナで示された読みが
読了するまでそのまま読み進めることのできる部類と、
何べんも、あれこれなんて読むんだっけとなる読みである。

 そうなると、頁をパラパラもとに戻ってその読みを探索することとなる。
これが、すぐ見つかることもあれば、難儀することもある。
これが困るのだ。

 そこでこんな解決策を思いついた、というか
編集者にお願いしたい。

 作家がフリガナをふった漢字については、
見開きページ内で解決して欲しい。
つまり、そういった漢字が頁を改めてあらわれるときには、
必ずフリガナをふってほしい。
見開きページ右側の一行目でフリガナをふったら、
見開きページで二行目以降に同じ漢字があらわれても
フリガナはいらない。

 でも、頁をめくって
また一行目にあらわれたら、またフリガナをお願いしたい。

 こうすれば、なんて読むんだっけと
以前の頁をたぐることもなくなる。

 フリガナをふると、本の価格が高くなるのだろうか。
そんなこと考えたこともないけど、
まっ、検討してください。


2017年7月8日土曜日

人工知能と人口知性

 人口知性って、あまり聞かないな。
喜怒哀楽の感情や、私はこれをなんとしてやりとげますっていう意志と並ぶ言葉が知性か。

 「あいつは知性がないんだよな」とは言っても
「あいつは知能がないんだよな」となると、「あいつはお馬鹿さん」と言っているのと同じだ。
知性がなくとも、秘書をとことん愚弄するような頭が良さそうで弁のたつ知能に秀でた政治家はいるしな。

 人工知能は、人並み以上にものごとを処理することのできる能力をもち
なおかつ、人が考えているようなことをまねて判断ができるコンピュータ(プログラム)
のことなのかもしれない。

 でも、人間が思考しているとの同じことをコンピュータがしているとは限らないんじゃないかなぁ。
人間の思考にしたって、どんなふうに考えているかは解明されてないでしょう。
ひらめきなんて、ニューロン神経細胞がバチバチってスパークするみたいに
火花飛ばしてできてんのかなぁ。

 Deep Learning だって、プログラムを開発人たちが勝手に「考えている」って
命名しているだけだし、頭から鵜呑みにしてはいけないな。
囲碁のプログラムなんて、画像処理の究極っていう感じが最初にもつ印象だよ。
石の置き方のパターン認識で、どのような石の配置になったら優勢になり勝利できるのか。
そのためには、どんなパターンの配置に石を置けばよいのか。
そんなことを、現実離れした回数を延々と繰り返しパターンを決めていく。

 昔いっときはやった、「電脳」という言葉のほうが、
人口知能より、ぴったしのような気がする。



2017年7月7日金曜日

スプーンの使用感

 昨日、夕飯で試してみた。
炒飯を食べた。

 ご飯をすくったりまとめたりすることは合格。
だけど、口に運んだときに問題がある。

1.スプーンのさじ部分が厚すぎて口を大きく開けなければならない。
2.仕上げに手を抜いたため、先端を口に入れたり触れたりしたときのザラザラ感がだめ。
3.ケヤキで作ったため、ケヤキの匂いがする。

 サンドペーパー120番で止めてしまったが、
とりあえず240番までやってみるか。


2017年7月6日木曜日

スプーン制作 その4

 完成しました。
クルミオイルを塗ってあります。



 画像一番上だけ形が違います。
他の3本は握り部分を太く持ちやすいようにしたつもり。

 2年前に腱鞘炎になってから、手を握れなくなってしまい
いろいろなものの握り部分をやや太くすることに
意味があるのだなと理解した次第です。

 一度も実際に使ってないので、
使いごごちはどうなんだろうな、と
無責任な感想でありました。


2017年7月5日水曜日

スプーン制作 その3

ケヤキはやはり硬いな。
削るコツは、たくさん削ろうとおもって力を入れるのはダメ。
上手く削れる力加減があって、削りカスを確かめながら力を加減する。
一回にたくさん削るのではなく、適正な力で、回数で削るとはかどる。




 このくらいまで形が整ったら
あとは、サンドペーパーの出番。
80、120、240番と順番に仕上げてゆく。




2017年7月4日火曜日

スプーン制作 その2

 柄の両側部分を落として、スプーンらしい格好になった。




 スプーンのさじ部分の角をとると、よりスプーンらしくなった。
続いて柄の上下部分を落とせば、あとはやすりの出番だな。




2017年7月3日月曜日

スプーン制作 その1

 先日スプーンを頼まれた。
とても急いで作ったので、落ち着いて作る気になった。

 最初に、スプーンの凹み部分を削る。
特注のこのbitを使う。




 深さ9mm位、幅39mm、長さ60mm弱で削った。



 いつもながら、削りだしの制作って
捨てる部分のほうがどうみても多いな。


2017年7月2日日曜日

ロボット芝刈機「Miimo HRM520」を発売

 本体価格が¥498000円もする。
YouTubeでみたが、なんか心もとない。
50万円の働きをしてくれるかどうか、不安が先立つな。

 海外で先行販売してたみたいで、日本以外のYouTubeでアップされていた。



 平らな整地された芝刈り専用みたいです。
ゆるい起伏は大丈夫みたいだけど、
凸凹のある我が家みたいな庭では無理そう。

 うちはこんなので頑張るしかないか。