2017年7月9日日曜日

小説の漢字のフリガナ

 浅田次郎氏の小説を楽しんでいる。
新撰組ものなどを読んでいると、読み慣れぬ漢字が出現し
最初にあらわれるときにはフリガナがあり、
ハハン、こう読むのかと何度か繰り返し、記憶にとどめようとする。

 しかし、歳のせいにしたくはないが
数ページ読み進めて、再度その漢字があらわれると
はて、なんと読むんだっけと脳のシワに尋ねることとなる。

 どうやらわたしの脳みそは、そういった漢字の読みに対して
2種類に分けているようだ。
読み方の難易度ではなく、相性によって分けられているようなきがする。

 一度、フリガナで示された読みが
読了するまでそのまま読み進めることのできる部類と、
何べんも、あれこれなんて読むんだっけとなる読みである。

 そうなると、頁をパラパラもとに戻ってその読みを探索することとなる。
これが、すぐ見つかることもあれば、難儀することもある。
これが困るのだ。

 そこでこんな解決策を思いついた、というか
編集者にお願いしたい。

 作家がフリガナをふった漢字については、
見開きページ内で解決して欲しい。
つまり、そういった漢字が頁を改めてあらわれるときには、
必ずフリガナをふってほしい。
見開きページ右側の一行目でフリガナをふったら、
見開きページで二行目以降に同じ漢字があらわれても
フリガナはいらない。

 でも、頁をめくって
また一行目にあらわれたら、またフリガナをお願いしたい。

 こうすれば、なんて読むんだっけと
以前の頁をたぐることもなくなる。

 フリガナをふると、本の価格が高くなるのだろうか。
そんなこと考えたこともないけど、
まっ、検討してください。


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