もちろん『僕らは少年探偵団』の主題歌の一節だな。
「週刊現代」1996年10月19日号より1997年10月25日号に連載されたものをまとめた本。
ほぼ20年前のものだが、内容は豊かだ。
「ふたたび嘔吐について」は痛快であった。
笑いの壺にはまり、溺れた。
風呂につかりながら、おもいだしてまた笑った。
本当に溺れそうになった。
今また、再読してもやはり、腹抱えて笑える。
この手の話は大好きだし、実際に似たような経験があるからなおさらツボを刺激されるとキク。
「雪辱について」。
浅田氏は香港問題について、私はジャーナリストではないので、小説の世界で語って行こうと記しているのだがほんの数頁後に、語り始めている。
やさしい言葉で平易に、列強諸国が中国にしたことを淡々と述べている。
わずか1ページ強でこれほど端的に核心をつなげまとめている文章をボクは知らない。
英国は信義のない野蛮な国だと思う。
近代において英国が中国にしたことアラブにしたことを英国自身が忘れてしまったようだ。
なんせ、堂々とブリティッシュ・ミュージアムという泥棒の宝物館があるからな。
浅田さん、浅田版「徒然草」を販売してくれないかな。
座右の書にするよ。
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