居間との仕切りの障子は、もうエアコンを使っているのであらかじめ剥がしておくことができません。
大が4枚ですので、半日もあれば十分。
剥がす作業をするたびに、障子の米ヒバの甘い香りが・・・、いい匂い。
大4枚は朝一番で剥がして、掃除して、数時間よく乾かし、張って、元の位置に戻りました。桟にたまっていたゴミやチリもきれいになって気持ち良い。
30mの巻紙をあらかじめ切ることなく、都度手際よく加工する流れがようやくわかりました。
0.障子紙の表裏は気にしなくてかまいません。巻紙の巻いてある外側が接着面です。一枚の障子に張ればどちらかが表か裏になるわけで、部屋の内側にそれがくるのか廊下側にくるのか、どちらでも同じことです。
1.障子を台にのせる。台の上下に椅子を用意する。
2.巻紙を障子の上部にもってゆき、障子の上端に巻紙の端をあわせる。そのとき両脇のカットの手間を一手間簡単にするために、どちらか一方の端を貼りしろ(約6mm)にあわせる。上端部分をテープで固定する。この貼りしろ部分を、「決り(しゃくり)」、「紙張り決り(かみばりしゃくり)」といいます。
3.巻紙の端がシャクリからずれないように、下部へ転がします。そのまま巻紙を下部の椅子へ置きます。下部の部分で余白を見込んで障子紙を切ります。下部のシャクリにあわせません。
4.一枚分の障子紙になりましたので、くるくる巻きながら上部に戻してゆきます。上部の椅子に障子と同じくらいの高さの適当なもの(ダンボールの箱など)を用意しておき、その上に巻き戻した障子紙を置いておきます。
5.桟に糊を塗ります。刷毛ではなく障子張り専用の糊チューブの先端がL字型になったのが便利です。チューブの先から出した糊が盛り上がるように手前に引くようにして糊を置いてゆきます。糊を出しながら奥に出すと平らにはなるのですが、先に出した糊が乾いてしまう恐れがありますので手前に引くように盛り上げるようにしたほうがよいです。
6.障子紙を下部に転がしてゆくわけですが、どちらかのシャクリにあわせた位置だけを注意して転がします。他方は気にしません。最初に障子の真ん中の桟をそぉーっとなぞってあとは様子を見ながら周辺をないませてゆきます。
7.障子のカットはまず下端、次に長手方向(もう一つはシャクリに合わせてあるのでそのまま)、最後に上端です。定規は障子の桟がないほう、シャクリがある側にあわせたほうがカットしやすいでしょう。しかしプロはシャクリの端に押し当てるように桟側から定規をあててます。カットするナイフは先が尖っていると紙を引っ掛けてひきつれたりしてよろしくありません。刃先がゆるくカーブしているテクニックナイフのようなものがおすすめです。
8.あとは、気持ち周辺を外側に引っ張るようにシャクリ部分をなでつけます。完成です。
作業台の高さが70cmなので、ジジイには低い。腰が・・・
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