2017年6月9日金曜日

AIについて考えた その3

 機織り機もコンピュータも、作った人間がその働きを制御できていたんだけど
AIはその制御するっていう部分が違うみたいだ。
機械自身が学習することができるようなプログラムをつくればいい。
いちいち、この場合にはこっちの処理をして、
こっちの場合はこっちへなんていう、交通整理なんかしないんだな。

 これって、プログラムを仕込んだ人にも
いったんAI機械が稼働すると
内部でどんなことをしているのか、起こっているのかがわからないんだろうね。
これって、やはり不安と期待が入り交じる。
だけど、今のAIはある目的のために焦点を絞り込んでいるから、
その目的周辺に近い結果が得られるので、
天地がひっくり返ることはないよね、きっと。

 100m短距離走、走り幅跳び、走り高跳び、砲丸投げなどなど、
これらの競技って、人間が作った機械でやれば、やる前から負けるってきまっているでしょ。
でも、人間はそれら競技をやめないよね。

 42.195キロのマラソンだって、並走する車だってオートバイだって一緒に走っているのに、
あんなに苦しそうに走っているのをやめない。
車やオートバイに乗っている人は涼しい顔しているのにね。

 だから、将棋だって囲碁だって、やめるわけない。
AI棋士に負けたことなんか気にしないで、
AI棋士がなぜあの手を指したかとい研究をしたほうが、よっぽどいい。

 人間の好奇心ってすごいな。
恐ろしくもあるけどね。
人類が滅びるとしたら、きっと、この好奇心のせいだよ。

 地球の深海探索、さらに内部へ。
外へは宇宙へ向かう。
AIに宇宙の起原を解き明かさせたらおもしろそうだな。
どんな答えを出すかさせてみるか。

つづく

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