2017年6月29日木曜日

生きたあかしに何かを残したい

 テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・ネットなどなど
アチラコチラで自分史など、生きた証を残したい方たちの話題が多い。
別段、残したい人はそうすればいいので、批判がましいことは
これっぽっちもない。

 むしろ、ご本人の苦労話の投稿を読むこともおおく、
うーん、ふーん、それらのお話が胸に染み入る。

 でも、ボクは何も残したくない。
死んだあとは、きれいサッパリにしたい。
命を粗末にする気は全くないが、葬式もしなくていいし
身の回りのものいっさいがっさい、
ボクが生きていたあかしのものすべてを、処分したい。

 自分のやってきたことが、何か大きな間違いの連続で
それらを消し去りたいというわけではない。

 学生を終え、就職し、働き退職した。
もうそれだけで十分だ。
様々な人達に迷惑をかけてきた。
死んでからも、自分に関わる何かが残って迷惑をかけ続けるなんて
たまらんな。

 マスコミは、残したい人たちのことは取材するが
そうでない人たちには無関心だ。

 きっと、残したい人たちはそうすることによって
何らかの金銭を使わなくては残せないから、
業者にとってはもうけることができる。
なんか、せこい考え方で、自分でいやになる。

 一方、そうでない人たちは、非生産的行為になるから
業者は、そこから金銭的な儲けを得る機会は少ない。
葬式をするかしないかを考えれば、簡単なことだな。

 きれいサッパリに、なにも残さない。
美しいではないか。


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