2017年11月5日日曜日

「江戸の科学大図鑑」を読む その3

 辞書づくりから始めるのだから、頭が下がる。
オランダ語は左から右への横書き。



 日本語訳は縦書きになってる。
見づらくなかったんかね。

 和文のときは、紙を右回りに90度いちいち回していたのか。
それともそのまま書いていたのか、気になるな。
この作業を何千回と繰り返しても、和文を左から右へと書こうとはしなかったのか。

 さすが辞書を作ろうとするこの御仁の意志強固・初心貫徹な性格の持ち主、
和文は縦書き以外に考えられなかったのかもしれぬな。

 和文は、縦書きで一番右上から初めて、順に左へと行を移してゆくのが基本。
よく額に入って墨書で右から左への横書きがあるけど、
あれは一行一文字で、和文の書き方の基本に忠実です。

 オランダ語を書いてその右側に、右から左へ和文を書いても、
どこかでオランダ語にぶつかってしまう。
だからきっと、そうはしなかった。
縦書きにすれば、文末は制限されないからいくらでも書けるし書きたせる。

 合理的に考えてゆけば、和文を左から右に書くなんて思いつきそうなもんだけど。
何でなんだろうね。
興味が湧く。



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