斜面などでは実際の斜辺なのか、水平方向の底辺なのか、どちらの測距をしているのだろう。
チト考えてみた。
道路の警戒標識(黄色と黒色)のひとつに、上り坂や下り坂のアイコンに「10%」などと記されているものがある。意味は100m進んで10m上がるか下がるかするという意味である。
表にしてみた。
表示(%) 坂の角度(°) 500m水平移動したときの斜辺距離 その差
5 2.86 500.62 0.62
10 5.71 502.49 2.49
15 8.53 505.59 5.59
20 11.31 509.90 9.90
車両が通行できる普通の生活圏であれば、急峻な場合を除いて、ほとんどは10%以下である。
例えば5%の上り下りする坂道を10km走ったとすると、
実際の走行距離と水平距離との差は12.4m、100kmとして、120.4m。
まぁ、大して気にすることもない許容範囲におさまる。
結論は、気にしないでそのまま使って大丈夫ということになる。
しかし、大丈夫だからと言って、正確でないことはやはり気になる。
現在の電子マップは、ある地点の標高を知りたいときには、そこにマウスカーソルをおきクリックすれば得られるものも多い。これを利用すれば、2地点の底辺と高さが簡単に得られるから実際の長さである斜辺(移動距離)を即、求めることができる。こんな簡単なことを電子マップに組み込むことなどPCには何の負担にもならない。
確かめるには、電子マップから得られた値と、実際の道のりを測量したものとを比較するしかない。もう少し涼しくなったら、やってみるか。なんて言っているうちに、今度は寒くてできなくなるな。そうやって次は春を待ち、・・・。
手早く、グーグルにきいてみるのが一番だな。
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