エンゲルベルト・ケンペル 著
今井 正 編訳
上下巻 合本 1989刊
1691(元禄4)年4月26日,
「荷造りをやり、馬15頭と必要な人夫を雇入れ、旅行の準備を調えた。この朝かなり強い地震があった。横揺れと縦揺れが一方から来た思えば、他方からゆらゆらとやって来て、揺れは40を数えるほど長く続いた。夜中の2時頃にあった地震はもっとひどく、しかも100を数えるほど長く持続した。」
このときより12年と8ヶ月後、関東地方を巨大地震が襲う。
そしてそれより4年後、再び大地震と富士山の中腹より大噴火が起こった。
十年前とはいえ、すでに大地震の兆しがあったのかもしれない。
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