北斎漫画肉筆未刊行版
河出書房新社 2017.9
葛飾 北斎 著
実に様々なものを描いている。
凝った装丁だ。
画像のような本だと、右から左にページをめくってゆくことになるが
原本が和綴じなので、中味は左から右へめくる。
少し紹介したい。
九九の表か、でも一箇所間違えていて朱が入っている。
右側の御婦人の作業、ジジイも小学校に上る前、全く同じ作業を手伝った。
懐かしい。ばあちゃんにああしろこうしろと言われながらした。
錨の綱づくり。見てるだけで力がはいる。
車輪屋。半纏の「車」の屋号がかっこいい。
半割丸太の運搬、重たいに決まってる。扇子で調子をとる親方がひとりのんきそう。
挽物師二人。足指全部にまで力を込め踏ん張る。
回す方は、このやり方だと、交互に腕を動かすと回転が逆になるが、削り手はどうしてたのだろう。
北斎、やっぱいいな。
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