2019年4月8日月曜日

「量子力学で生命の謎を解く」を読んでいる




 この本の中ごろの「嗅覚の謎について」にでてくる話だ。
リチャード・アクセルとリンダ・バックは2004年に「嗅覚受容体と嗅覚系の組織的構造」の発見でノーベル賞を受賞した。

 このAxelさんの人となりが実に愉快なのだ。



同じノーベル賞受賞の山中さんがあまりに自分の整形外科医としての腕が悪いことに悲観して、進路を変更したことは有名だが、Axelさんははるかその上を行く。



 この文章からどんな人物かと想像するが、実物は期待を裏切らない。



 さらに、笑い方も豪快そのもの。



 いい。実にいい。

 彼はニューヨークのコロンビア大学の奨学金にお世話になったのだが、
後年彼の特許で1年間に1億ドル近くを稼ぎ、大学に十二分な有り余る恩義を返している。
素晴らしい。

 これが公式サイト(www.axellab.columbia.edu)でとても充実している。


 改めて、人には向き不向きがあるものだとつくづく痛感させられる。
運不運、良き指導者との出会い、いろいろあるだろう。

 コツコツと地道に感謝を忘れず謙虚に歩くのがどうやら良さそうである。
なんとも陳腐なまとめになってしまった。
情けぬ。
許されよ。


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