新潮社 2001.2
吉村 昭 著
ふたつの敵討ちの話。
ひとつは江戸時代後期のもの。ことの成り行きの転変がすさまじい。事実は小説より奇なりというがそれを小説にしている。敵討ちは個人の事柄だが、この敵討ちはそう単純ではなかった。
ふたつ目は、事件は幕末にあったのだが、仇討ちが成し遂げられたのは明治10年を過ぎてから。
明治の新政府が法整備する中にあって仇討ちをどのように取り込んだか。
いっきに読了してしまった。
ジジイは人に何かをすすめるということを全くしないし、そうすることが大嫌いな人間なのだが
この本は是非読んでほしい。
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