新幹線の先頭車両、カモノハシみたいになります。
手にしてくださり、または購入していただけるお客様は、先端部分が薄い靴べらが好みの方もいらっしゃるので、1mm前後まで削るものもあります。
薄いと力のかかりようでは必ず割れるので、そのことを説明しても、薄いのが良いとの好みです。
まぁ割れがひどくなければ、短くはなりますが削ればまた使えるようにはなります。
次に、凹面が荒取りのままなので、ひたすらサンドペーパーがけしてなめらかにします。ペーパーがけしたら、水拭きして毛羽立ててから、番手を120番にしてさらにかけます。今回の栗は広葉樹の中でも柔らかいので、120番でかけて、スクレーパーがけしてスベスベになりました。
最後に、靴べらの木口(靴べらの先端と反対側の切り口)もヤスリがけしてなめらかにします。小さい靴べらも長い靴べらの加工と全く同じ工程になるのですが、小さい分大変になります。
仕上げに植物性オイル(VATON)を塗り込んで乾かしてとりあえず作業は終了です。
オイルを塗った後に加工が不十分な所がでてきますので、最終仕上げはまた後日。
次回は長い靴べらの工程です。
つづく
0 件のコメント:
コメントを投稿