2024年4月10日水曜日

「三井大阪両替店」を読んだ

 本題に続き「銀行業の先駆け、その技術と挑戦」とある。

 いつもながら、あとがきから読むことをおすすめする。よくまとまっていて、本文を読むときの主幹となって、理解を助ける。

 「第3章 信用調査の方法と技術」以降が、おもしろい。

借入希望者の1,2割しか成約しなかったというのだから、手堅い。

その基準というのが、第一が借り入れる人の人柄、第二が家計状況、第三が担保。

 人柄ですよひとがら、というのが、現在の借り入れ要件とはことなっていて、しびれる。

家計状況や担保に難があっても、人柄がよろしかったら、貸してくれたのであります。

 しかしながら、これは両輪のひとつでこれだけでは店を存続させてくることは難しかった。もうひとつは何か?読んでお確かめください。

 読みにくいところや、細かい数字などは読みとばしても、なんら理解の妨げになりませんので、まずは御一読あれ。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿