南回り途中空港にカルカッタとしましたが、ニューデリー空港かもしれません。
スチュワーデスさんとのお別れが寂しかったのは真実です。
ザルツブルグに滞在しました。
ちょうど音楽祭で街が賑わっているシーズンでした。
グループでしたのは湖水めぐりのみで、他は自由行動。
ある湖を散策し始めとき、一台の乗用車が私たちの脇で止まりました。
「日本の方ですか?」
すぐに気が付きました。
小澤征爾さんでした。
とても気さくな感じで、何を話したかは忘れましたが、そのときの話しかけてくれた表情は覚えています。
湖畔にポツンとあるホテルに滞在なさってるとのことでした。
夜はせっかくなので何かコンサートをと思ったのですが、おもだったところは切符が手に入りません。
当たり前ですね。事前に何も調べてなくて当たりばったりでしたから。
キャンセル待ちやだふ屋は避けて、入手可能なコンサートを探すことしばし。
サロンコンサートのような、ゴールドベルグ変奏曲全曲を含むハープシコードの演奏会切符を入手しました。
会場につくと、日本の会場とは全く異なった雰囲気。
建物からしてどこぞの貴族が住んでいたような宮殿風の建築物でした。
入場すると、若干年配の女性が地元の民族衣装風な衣装を着て、ウエルカムシャンパンのサービスを勧めてくれました。
演奏するところはこじんまりした部屋にハープシコードと蝋燭数本のみ。
演奏曲はすべてバッハで、聴き馴染んだ楽曲でした。
ゴールドベルグ変奏曲全曲をハープシコードの生で聴くのは初めてでした。
ジーンと胸に響きました。
演奏終了後、建物の外に出てみると満月でした。
月に照らされた自分の青白い影が印象的な夜でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿