2018年8月30日木曜日

「日本誌」 その2

エンゲルベルト・ケンペル 著
今井 正 編訳
上下巻 合本 1989刊

 次の作事奉行邸では、
「茶と煙草が出された後、
1)味付け味噌にまぶし、軽く粉生姜を振りかけ、小さな薄板に載せた田楽豆腐2切れ
2)茹玉子1個
3)皿盛りの魚団子の揚げもの
4)醤油を添えた鯛の塩漬卵
5)素焼の沙鉢に入れた鵞鳥の肉の一口揚げ2個
ここでも奉行の侍医が取持ちして十分に酒を酌み交わし、おかげで頭が重たくなるほど飲んでしまった。」


 江戸時代の代表的な料理本としては、「万宝料理秘密箱」があります。しかしこれはケンペルの時代の約100年後の書籍。でも基本は変わらないとおもう。

 1)は田楽豆腐の上にみその餡をかけ、生姜のおろしたものをのせたものか。現在とあまり変わりがなさそうだ。
4)はイクラだろう。それともタラコのように鯛で調理したものがあったのか。

 こちらの奉行邸は本日2軒めになる。
もてなしは日を変えて、さらにつづく。


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