2019年1月18日金曜日

椅子の修理 その5

 屁理屈はともかく、こんな具合に補強しました。




 補強材は欅の端材です。
このくらいの角度から見ても、補強材は見えません。



 ネジは4.5mm✕25mm、座面に食い込む長さは約12mmとしました。



 補強材にネジを埋め込むので、10mmで皿部分を、5mmで貫通し
少しバカ穴として、座面の伸縮を気休め程度に気遣いました。


 この椅子の材はブナで、一応下穴を開けたのですが、必要はなかったみたいで
下穴とは違うところにねじ込んでしまいました。下手くそともいいます。
まぁ、材はそれほど硬くはありませんでした。

 補強してはみたものの、なんか気休めのような気がしてなりません。
割れたことの原因の一つが接着剤の劣化であることは明白ですが、
ならば、この後も割れる可能性は大であります。
なんせ、30数年使っているのです。

 そして、割れないと修理できない。
なら、補強などせずに、割れるにまかせればよい。
と、ぐるぐるグダグダ考えてしまうのでした。

 しばらくは大丈夫でしょう。
また、割れるまではね。



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