2022年5月15日日曜日

色の言い方

 ずいぶん以前に歌舞伎座ではじめて歌舞伎を見たときのこと。幕があがるやいっきょに200年以上前にタイムスリップした。舞台上で使われている色がみな渋くっていぶし感があって、今では使われていないような色ばかり。色で一気に時代を遡ることになってしまったのでした。

 それらの色の名前は知らず、あとで調べてそういえばそんな名前の色も確かあったような気がしたという程度のおぼえの悪さ。小学生の頃までは生活する日常にもそんな色の名前があったことを思い出していました。

 そして現在。色の名前は英語化されたりフランス語化されたりしてきています。橙色なんてもうとっくに死語でいまではほとんどの人がオレンジ色といいます。灰色はグレーだし、青はブルー、茶色はブラウンだけどまだ日本語も頑張っている。そのうち黄色はイエロー、白はホワイト、赤はレッドっていうようになるかもしれません。日の丸は白地に赤くだけど、ホワイトにレッドってなるのも時間の問題だな。

 

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